2026.05.13 更新

キャンピングカーの維持費はいくら?4大項目から年間コストを徹底解説

キャンピングカーを買うと、毎年どのくらいお金がかかるのか。購入前に気になるわりに、まとまった情報が少ない部分です。

この記事では、キャンピングカーの保険」「駐車場・保管」の4つに分けて整理します。車種別の年間コスト目安もまとめているので、購入・レンタルを検討する際の参考にしてください。

キャンピングカーの維持費は年間いくらかかる?

結論から言うと、キャンピングカーの年間維持費は車種によって大きく変わります。軽キャンパーなら年間30万円前後、キャブコンになると年間50〜80万円以上になるケースが一般的です。

車種 年間維持費の目安
軽キャンパー 25〜35万円
バンコン(ハイエースベース) 35〜55万円
キャブコン(カムロードベース) 50〜80万円
バスコン(マイクロバスベース) 70〜120万円以上

この数字がどこから来るのか、4つの項目に分けて見ていきます。

① 自動車税:車種と排気量で変わる

キャンピングカーの自動車税は、ベース車両の「用途・排気量」によって決まります。キャンピングカーは「特種用途自動車(8ナンバー)」として登録されるケースが多く、普通乗用車より税額が低く設定されています。

車種・ナンバー 排気量 年間自動車税
軽キャンパー(軽自動車) 660cc以下 約5,000円
バンコン・8ナンバー(小型) 2,000cc以下 約8,000円
キャブコン・8ナンバー(普通) 3,000cc以下 約13,500円
バスコン・8ナンバー(大型) 6,000cc以下 約40,500円

8ナンバー登録のキャンピングカーは自動車税が安くなる反面、車検の取得条件が細かく定められているため、正規のキャンピングカー仕様であることが求められます。

② 自動車重量税:車重で変わる2年ごとの費用

自動車重量税は、車両重量に応じて車検時に支払う税金です。架装分の重量が加わるキャンピングカーは普通乗用車より重くなりやすく、重量税が増えるケースがあります。

車両重量 自動車重量税(2年) 年換算
〜1t 8,200円 約4,100円
1t〜1.5t 16,400円 約8,200円
1.5t〜2t 24,600円 約12,300円
2t〜2.5t 32,800円 約16,400円

キャブコンは架装込みで2t前後になることが多く、年換算で12,000〜16,000円を見込んでおくのが目安です。軽キャンパーは軽自動車のため、2年で6,600円(年3,300円)と安く収まります。

③ 車検:2年ごとの費用は架装分も含めて見積もる

キャンピングカーの車検は通常の乗用車と同様に2年ごとです。ただし、架装(シェル・設備)の重量が加わるため、整備費用が普通車より高くなりやすい傾向があります。

車種 車検費用の目安(2年ごと) 年換算
軽キャンパー 5〜8万円 2.5〜4万円/年
バンコン 8〜15万円 4〜7.5万円/年
キャブコン 12〜20万円 6〜10万円/年
バスコン 15〜30万円以上 7.5〜15万円以上/年

キャンピングカー専門の整備工場に依頼するのが一般的で、架装部分(FFヒーター・サブバッテリー・給排水設備など)の点検も合わせて行います。費用は業者・地域・車両の状態によって変わるため、複数社で見積もりをとることをおすすめします。

④ 保険:任意保険は普通車より高くなる

キャンピングカーの種類があります。

自賠責保険

2年ごとの車検時に支払います。8ナンバー登録のキャンピングカーは乗用車より保険料が安く設定されています。

  • 軽キャンパー(軽自動車):約8,500円/2年
  • バンコン・キャブコン(普通車8ナンバー):約11,000円/2年

任意保険

キャンピングカーの任意保険は、車両価格が高い・特殊架装があるという理由から、普通の乗用車より保険料が高くなるケースがあります。年齢・等級・補償内容によって幅がありますが、目安は以下のとおりです。

  • 軽キャンパー:年間5〜10万円
  • バンコン:年間8〜15万円
  • キャブコン:年間10〜20万円

「キャンピングカー保険」として専用プランを設けている保険会社もあり、架装部分を含めた車両保険や、積載品(家財・アウトドア用品)をカバーするオプションも選べます。

⑤ 駐車場・保管費用:屋外か屋内かで大きく変わる

キャンピングカーは全長・全高があるため、自宅に駐車スペースがない場合は月極駐車場を借りる必要があります。

  • 屋外駐車場:月5,000〜15,000円(地方)〜20,000〜50,000円(都市部)
  • 屋内コンテナ型保管:月15,000〜40,000円

キャブコンやバスコンは全高2.8m以上あるため、高さ制限のある駐車場には停められません。屋外の平面駐車場か、キャンピングカー専用の保管施設が必要です。

地方であれば月5,000〜10,000円程度で借りられる場合もありますが、都市部・関東圏では月2〜5万円かかるケースも珍しくありません。

その他のランニングコスト

ガソリン・軽油代

維持費ではありませんが、旅行時の燃料費も見積もっておく必要があります。北海道を1週間旅行した場合(総走行距離1,000〜1,500km)の目安:

  • 軽キャンパー(キャンピングカーの燃費18km/L):約9,500〜14,000円
  • バンコン(燃費12km/L):約14,000〜21,000円
  • キャブコン(燃費8km/L):約21,000〜32,000円

消耗品・定期メンテナンス

定期的に費用が発生する消耗品として、以下を目安にしておくとよいです。

消耗品・メンテナンス 交換目安 費用目安
タイヤ交換(4本) 3〜5年ごと 4〜12万円
サブバッテリー交換 3〜5年ごと 3〜8万円
FFヒーターのバーナー清掃・部品交換 3〜5年ごと 1〜4万円
給排水ホース・ポンプ類 5〜8年ごと 1〜3万円
エンジンオイル・フィルター 年1〜2回 5,000〜1万円/回

これらを年換算すると、キャブコンクラスで年間3〜8万円を別途見込んでおくと安心です。軽キャンパーはタイヤ・バッテリーが小型のため、年1〜3万円程度に収まるケースが多いです。

洗車・外装ケア

キャンピングカーは車体が大きく、自動洗車機に入れられないモデルが多いため、手洗い洗車か専門業者への依頼になります。年2〜4回の洗車・ワックスがけを業者に頼む場合、1回5,000〜15,000円が相場です。外装の劣化防止にもなるため、長く乗るなら定期的なケアが大切です。

旅行中にかかるスポット利用費

キャンピングカー旅行では、車中泊スポットの利用料も維持費と合わせて考えておく必要があります。

  • 道の駅での車中泊が可能。ただし長期連泊は禁止している施設もある
  • RVパーク:1泊1,000〜3,000円。電源・給水設備あり。北海道は全国最多水準のRVパーク数
  • キャンプ場(オートキャンプサイト):1泊2,000〜5,000円。設備が充実しているが有料

年間15泊をRVパーク泊にすると、それだけで年間15,000〜45,000円のスポット利用費が加算されます。旅行スタイルによってここのコストが大きく変わります。

購入 vs レンタル、どちらがお得か

年間の走行日数が少ない場合は、維持費を考えるとレンタルのほうがトータルコストを抑えやすいケースが多くあります。

年間利用日数 購入(キャブコン)コスト目安 レンタル(30,000円/日)コスト目安
10日 維持費60万円+減価償却分 30万円
20日 維持費60万円+減価償却分 60万円
30日以上 維持費60万円+減価償却分 90万円〜

年間30日以上使う場合は購入も視野に入りますが、年10〜20日程度であればレンタルで好きな車種を選ぶほうが費用対効果が高い場合がほとんどです。

よくある質問(FAQ)

Q. キャンピングカーの維持費で一番高い項目は何ですか?

任意保険と駐車場費用が大きくなりやすいです。都市部で保管する場合、駐車場だけで年間24〜60万円かかることもあります。地方在住で自宅に保管スペースがある場合は、保険が最大の出費になります。

Q. キャンピングカーは8ナンバーにすると税金が安くなりますか?

8ナンバー(特種用途自動車)登録により自動車税は安くなりますが、車検時の整備基準が細かくなるため、整備費用が増えるケースもあります。8ナンバー登録のメリット・デメリットは購入前にディーラーや専門業者に確認するのが確実です。

Q. 中古のキャンピングカーは維持費が高くなりますか?

製造年が古いほど、架装部品(FFヒーター・サブバッテリー・給排水設備)の交換が発生しやすく、整備コストが上がりやすい傾向があります。購入時に架装設備の状態を必ず確認することをおすすめします。

Q. 維持費を抑えるコツはありますか?

①軽キャンパーを選ぶ(税金・駐車場・保険すべて安い)、②自宅に保管スペースを確保する、③使用頻度が年10〜20日以下ならレンタルに切り替える、の3つが効果的です。

まとめ|年間維持費は軽キャンパー25万円〜、キャブコンで50〜80万円が目安

  • 自動車税:8ナンバー登録で普通車より安いが、車種によって5,000円〜40,500円と幅がある
  • 車検:2年ごと。架装が重いほど整備費用が増えやすく、年換算で2〜15万円
  • 任意保険:年間5〜20万円。専用保険で架装・積載品もカバーできる
  • 駐車場:地方なら月5,000円台〜、都市部では月2〜5万円以上
  • 年間利用日数が少ないうちはレンタルのほうがコストを抑えやすい

維持費を含めたトータルコストを比較してから、購入かレンタルかを判断するのが賢明です。

この記事で使用したデータの出典

  • 自動車税(種別割)税額:総務省「地方税法」第147条・別表第二に基づく特種用途自動車の税率(2019年10月以降の税率)
  • 自動車重量税税額:国土交通省「自動車重量税の税額表」(エコカー減税対象外の一般車両)
  • 自賠責保険料:損害保険料率算出機構が定める基準料率(2024年4月改定)
  • 車検・整備費用:国土交通省指定整備工場の標準作業料金を参考に、キャンピングカー専門業者の実績値を加味した目安。実際の費用は業者・車両状態により異なる
  • 任意保険料:各損害保険会社の公表する標準的な保険料をもとにした目安。等級・年齢・補償内容により大きく変動する
  • RVパーク利用料:日本RV協会(JRVA)公認RVパーク登録施設の公表料金を参考
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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-05-13 / 最終更新日: 2026-05-15

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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