2026.06.02 更新

道央周遊キャンピングカーモデルルート|新千歳・洞爺湖・ニセコ・小樽3〜5泊完全ガイド【2026年版】

新千歳空港から支笏湖・洞爺湖・ニセコ・小樽・札幌を巡る道央エリアは、初めてのキャンピングカー旅に向いています。1日の走行距離が80〜130km程度に収まり、観光地間の距離感がちょうどよく、3泊4日でも十分に楽しめます。

この記事では3泊4日の王道コース、5泊6日の富良野・美瑛追加版、費用目安、宿泊地候補、季節ごとの注意点を順に見ます。

道央が入門ルートとして向いている理由

道央エリアは観光地間の距離が短く、ルートを組みやすいのが特徴です。

  • 新千歳空港から洞爺湖まで約80km、ニセコまで約140km、小樽まで約70km。1日の移動量が少なくて済む
  • 高速道路(道央自動車道)を使えば移動時間をさらに短縮できる
  • 支笏湖・洞爺湖(火山・温泉)、ニセコ(羊蹄山・アクティビティ)、小樽(港町・食)、札幌(都市観光)と、スポットの性格が場所ごとに違う
  • Moving Inn(新千歳空港近くのレンタル会社)を使えば、空港で受け取ってそのまま旅が始められる

道東と比べて走行距離が少ない分、体力のある人なら富良野・美瑛・旭川まで足を延ばすこともできます。それが5泊6日コースです。

費用はどれくらいかかるか

ざっくり見るとこんな感じです。上記はレンタル料金のみで、燃料費・キャンプ場利用料・食費は別です。

車種定員3泊4日4泊5日5泊6日
軽キャンパー1〜2名40,000〜60,000円55,000〜80,000円70,000〜100,000円
バンコン(ハイエースベース)2〜4名60,000〜90,000円80,000〜120,000円100,000〜150,000円
キャブコン(4〜5名)4〜5名80,000〜120,000円110,000〜160,000円140,000〜200,000円

燃料費は3泊4日で3,000〜6,000円程度(車種・走行距離による)。キャンプ場利用料は1泊2,000〜4,000円程度が目安です。繁忙期(7〜8月)はレンタル代が1.2〜1.5倍になります。2名ならバンコン、4名以上ならキャブコンが費用対効果で向いています。

時計回りか反時計回りか

道央周遊にも「時計回り(新千歳→支笏湖→洞爺湖→ニセコ→小樽→札幌)」と「反時計回り(新千歳→札幌→小樽→ニセコ→洞爺湖→支笏湖)」があります。

時計回り反時計回り
初日支笏湖→洞爺湖。自然から入る落ち着いたスタート札幌・小樽。賑わいある都市から入る
終盤札幌・小樽で締めくくり。帰りの買い物がしやすい支笏湖・洞爺湖で静かに終わる
疲れのコントロール旅後半で体力が落ちてきたとき、札幌のRVパークで休みやすい旅前半に都市観光を消化できる

旅の終わりに食べ物の買い物・空港への返却を考えるなら、時計回り(支笏湖から入り、札幌・小樽で締めくくる)がスムーズです。

モデルルート1:新千歳発 3泊4日(王道コンパクト)

定番スポットを無理なく回るコースです。総走行距離は350〜400km。道央道を活用すれば、各スポットに2〜3時間の余裕を確保できます。初めてのキャンピングカー旅でもルートの迷いが少なく、移動のストレスが少ないのがこのコースの特徴です。

1日目:新千歳 → 支笏湖 → 洞爺湖泊(走行約100km)

  • 新千歳空港近くのレンタルショップでキャンピングカー受け取り(10:00〜が標準。Moving Innは空港からシャトルあり)
  • 支笏湖:透明度が高いカルデラ湖。支笏湖ビジターセンターで湖の成り立ちを確認(無料)。支笏湖温泉で昼食・入浴。カヌーやボートも借りられる
  • 支笏湖から洞爺湖へは道道2号・国道230号で約50km。途中の中山峠(道の駅「望羊中山」)に立ち寄ると羊蹄山の全景が見える。名物の「あげいも」も
  • 洞爺湖温泉エリアのRVパークまたはキャンプ場に到着・設営。有珠山の麓にある温泉街で、温泉の質も高い
  • 夏は洞爺湖畔から花火(4月下旬〜10月末毎夜20:45)が見られる。湖畔のキャンプ場からテント越しに見えるシチュエーションは記憶に残る

宿泊候補:洞爺湖畔ハミングバードRVパーク(電源あり・花火が見える)、財田キャンプ場(湖畔徒歩圏・温泉近接・リーズナブル)

2日目:洞爺湖 → 昭和新山 → ニセコ泊(走行約80km)

  • 午前:サイロ展望台から洞爺湖全体を一望(無料)。360度の眺望で、晴れていれば羊蹄山・有珠山・中島が一度に見渡せる
  • 有珠山ロープウェイ(往復1,800円・所要30分):2000年噴火の火口を上から見られる。昭和新山も山麓から間近に見るとかなり迫力がある
  • 昭和新山:農家の田畑が1943〜1945年の噴火活動で隆起した国指定特別天然記念物。現在も蒸気が出ている。山麓の売店でランチ
  • 国道230号でニセコ方面へ。ルスツを通過するあたりから羊蹄山(標高1,898m・蝦夷富士)の円錐形が正面に現れる。キャンピングカーを停めて写真を撮りたくなる
  • ニセコエリアのキャンプ場チェックイン。夜はニセコの温泉(ニセコグランドホテルの日帰り入浴1,000円、または薬師温泉660円)でゆっくりする
  • 夏はカヌー・ラフティング・マウンテンバイクのガイドツアーが充実している。事前予約が安心

宿泊候補ニセコキャンプ場まとめを使ってください。ニセコ野営場(羊蹄山ビュー・リーズナブル)、ニセコアンヌプリ国際スキー場周辺のRVパークも選択肢です

3日目:ニセコ → 余市 → 小樽泊(走行約100km)

  • 朝:ニセコ周辺でアクティビティ(夏:ラフティング・カヌー・サイクリング。冬:スキー・スノーボード。春・秋:山岳トレッキング)。半日で体験できるプランがいくつかある
  • 余市(ニセコから約50km):ニッカウヰスキー余市蒸留所(見学無料、試飲あり。朝9:00〜。NHKドラマ「マッサン」の舞台)。ウニ・甘エビが名産の港町で、余市漁港周辺の食堂も充実している
  • 小樽(余市から約20km)。小樽運河周辺で散策・昼食。ガラス工芸・オルゴール堂・寿司通りが半径1km以内に集まっている
  • 宿泊:朝里川温泉キャンプ場(温泉併設・小樽市街から約15分)または小樽市内のRVパーク

小樽の駐車場について:小樽運河周辺はキャンピングカーが停められる大型駐車場が限られています。色内埠頭公園駐車場や小樽市観光駐車場は高さ制限が比較的ゆるやかですが、事前確認を推奨します。夏の繁忙期は午前中早め到着か、朝里エリアに宿泊して午前中に運河を訪問するのがスムーズです。

4日目:小樽 → 札幌観光 → 新千歳返却(走行約80km)

  • 小樽〜札幌は約40km(道央道で30分程度)。市内観光に時間を使うなら朝早く移動する
  • 大通公園・時計台・北海道庁旧本庁舎(赤レンガ)など市内を軽く観光。テレビ塔展望台(入場780円)からは大通公園の全景が見える
  • さっぽろ羊ヶ丘展望台(入場530円):クラーク博士の銅像で有名。牧草地越しに札幌市街を一望できる
  • 札幌ラーメン(すみれ・さっぽろ純連・信玄など)またはスープカレー・ジンギスカンで昼食。ジンギスカンなら「だるま」「サッポロビール園」が定番
  • 新千歳空港方面へ移動。返却手続き(15:00〜16:00が目安)。返却前に給油しておく
  • 帰りのフライト前に新千歳空港内のスイーツ・海産物売り場(3Fショッピングエリア)で買い物できる。六花亭・ロイズ・北菓楼の直営店がある

モデルルート2:新千歳発 5泊6日(富良野・美瑛追加版)

3泊4日コースをベースに、富良野・美瑛・旭川を加えた拡張版です。総走行距離は600〜700km。1〜3日目は上記3泊4日コースと同じで、4日目以降が変わります。富良野のラベンダーや美瑛の丘を見たい場合はこちらのルートが向いています。

4日目:小樽 → 富良野 → 美瑛 → 旭川泊(走行約160km)

  • 小樽発。道央道(札幌〜旭川方面)経由で富良野へ。砂川・岩見沢で高速を降りて国道を走るルートもある
  • ファーム富田(中富良野町):ラベンダーのピークは7月上旬〜中旬。8月でも「おかむらさき」など品種によっては咲いている。入場無料・駐車場無料。大型車区画あり
  • 富良野チーズ工房(見学無料・チーズ・バター・ジェラート直売)でランチ。隣接するワイン工場の見学(無料)も合わせて30〜40分で回れる
  • 美瑛の丘(富良野から約30km):パッチワークの路・ぜるぶの丘・四季彩の丘。どの丘も隣接しているため、ゆっくり走りながら景色を楽しめる。自転車レンタルも人気
  • 旭川市内(美瑛から約30km)のRVパーク・キャンプ場チェックイン。旭川ラーメンの夕食(梅光軒・山頭火・天金など繁華街に店が集まっている)

5日目:旭川 → 旭山動物園 → 新千歳方面泊(走行約160km)

  • 旭山動物園(旭川市):開園9:00〜。「行動展示」で有名で、ペンギンの散歩(冬季)・シロクマの水中遊泳(夏季)・チンパンジーの綱渡りなど動物の動きを近くで見られる。入場800円。所要2〜3時間
  • 旭川ラーメン(梅光軒・蜂屋・山頭火など)で昼食。ラーメン村(旭川市内の旭川ラーメン集合施設)に立ち寄る手もある
  • 道央道(旭川〜千歳方面)で南下。途中、道の駅「三笠」(石炭記念館が隣接・無料)やマオイの丘公園(広大な農地の眺望・農産物直売)に立ち寄りながら
  • 宿泊:千歳・苫小牧エリアのRVパーク(翌朝の返却に備えて空港近くが便利)

6日目:新千歳返却

  • 千歳水族館(入場900円):千歳川の地下見学窓からサケ・イトウを観察できる。小さいながら満足度が高い施設
  • 支笏湖を再訪して最後の散策、または旅の疲れを取りながらのんびり空港へ
  • 返却前に給油・車内清掃。返却時間の30分前には到着するよう余裕を持つ

宿泊地候補リスト

エリア施設名種別特徴
支笏湖支笏湖畔キャンプ場キャンプ場湖畔直結・夏季のみ営業
洞爺湖財田キャンプ場キャンプ場湖畔徒歩圏・温泉近接
洞爺湖洞爺湖畔ハミングバードRVパークRVパーク電源あり・花火が見える
ニセコニセコ野営場キャンプ場羊蹄山ビュー・リーズナブル
小樽朝里川温泉キャンプ場キャンプ場温泉併設・小樽市街から15分
札幌定山渓自然の村キャンプ場市街から40分・温泉地内
富良野フラヌイキャンプ場キャンプ場温泉入場権付き区画あり
旭川旭川市旭山公園キャンプ場キャンプ場旭山動物園から近い

季節ごとの見どころ

季節見どころ注意点
夏(7〜8月)富良野ラベンダー(7月上旬〜中旬ピーク)・洞爺湖花火・ニセコアウトドア最繁忙期。キャンプ場は1〜2ヶ月前から予約が必要
秋(9〜10月)大雪山・支笏湖の紅葉・小樽の秋の味覚・比較的空いている10月以降は朝晩冷え込む。FFヒーターの確認を
冬(12〜3月)ニセコスキー・洞爺湖の雪景色・支笏湖氷濤まつり(2月)冬用タイヤ・FFヒーター必須。キャンプ場は一部閉鎖
春(4〜6月)桜(ゴールデンウィーク前後)・新緑・混雑が少ない5月上旬は残雪・路面凍結の可能性あり

ラベンダーを目的とするなら7月上旬〜中旬がピークです。ファーム富田では例年7月10日前後に見頃を迎えます。混雑を避けたい場合は6月末(咲き始め)か8月上旬(終わりかけ)もあります。

道央ルートで使いやすいキャンピングカー

道央は走行距離が短めなので、軽キャンパー・バンコンでも十分に回れます。ニセコ周辺のキャンプ場は区画が広いところが多く、大型のキャブコンでも停めやすいです。

  • 2名旅:軽キャンパーかバンコン。取り回しが楽で燃費もいい。小樽運河周辺の駐車場にも入りやすい
  • 4名以上:キャブコン。就寝時の快適さが全然違う。洞爺湖や支笏湖の湖畔キャンプ場でゆっくり過ごせる
  • 冬旅:FFヒーター必須。ニセコのスキー場は道路が凍結するため、レンタル会社の冬タイヤ対応を確認してから予約する

支笏湖周辺キャンピングカー旅のガイドも使ってください。

よくある質問(FAQ)

Q1: 3泊4日で道央を回るのに無理はありませんか?

新千歳を起点に支笏湖・洞爺湖・ニセコ・小樽・札幌を巡る3泊4日は、1日あたりの走行距離が80〜100km程度に収まるため、無理のないスケジュールです。高速道路を使えば移動時間を短縮でき、各スポットで2〜3時間の余裕が取れます。観光に時間をかけたい場合は4泊5日以上にするほうが満足度が上がります。

Q2: 富良野は何月がベストですか?

ラベンダーを目的とするなら7月上旬〜中旬がピークです。ファーム富田では例年7月10日前後に見頃を迎えます。混雑を避けたいなら6月末(咲き始め)か8月上旬(終わりかけ)も選択肢になります。夏以外では、秋のコスモス(9月)や冬のラベンダー温室見学も楽しめます。

Q3: 小樽でキャンピングカーを停められる駐車場はありますか?

小樽運河周辺は大型車スペースのある駐車場が限られています。色内埠頭公園駐車場や小樽市観光駐車場は高さ制限が比較的ゆるやかです(事前確認を推奨)。夏の繁忙期は混雑するため、午前中早め到着か、朝里エリアに宿泊して午前中に運河を訪問するのがスムーズです。

Q4: ニセコ周辺で車中泊できる場所はありますか?

ニセコ野営場(倶知安町)は羊蹄山を望む開放的な場所で、リーズナブルに泊まれます。夏のハイシーズンは混雑するため、2〜3週間前の予約が安心です。RVパークを希望する場合はニセコ周辺の宿泊施設に電話確認するか、洞爺湖周辺のRVパークに前泊してニセコへ日帰りする方法もあります。

Q5: 冬に道央でキャンピングカー旅はできますか?

できます。ただし難易度が上がります。ニセコのスキー旅で使うケースが増えていますが、道路凍結・積雪が前提です。レンタル会社によっては冬季専用の安全講習を設けているところもあります。FFヒーターの確認、冬用タイヤの装着確認、給水タンクの凍結防止対策の3点を借りる前に確認してください。

北海道キャンピングカーレンタル事務局 アイコン

著者情報

コンテンツ作成日: 2026-06-02 / 最終更新日: 2026-06-02

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

北海道キャンピングカーレンタル事務局

北海道キャンピングカーレンタル事務局は、北海道内のキャンピングカーレンタル情報を調査・比較・発信する専門メディアです。新千歳空港・帯広空港をはじめとした主要エリアのレンタル会社、車種、料金、利用条件を実際の調査データをもとに整理し、初めての方でも安心して選べる情報提供を行っています。

運営者情報 / 編集ポリシー

同テーマの関連記事

ブログ一覧に戻る