ペット連れの北海道旅、キャンピングカーなら宿を探さなくていい|犬・猫と行く10拠点比較【2026年版】
ペット連れの北海道旅、キャンピングカーなら宿を探さなくていい
うちの子を連れて北海道に行きたい。そう思って宿を探しはじめると、たいていの飼い主が同じ壁にぶつかります。ペット可の宿はそもそも少なく、空いていても追加料金・ケージ預かり必須で、部屋で一緒に眠れないことがほとんど。「家族なのに、夜だけ別室」というのが、ペット連れ旅の一番しんどい部分です。
キャンピングカーなら、そもそも宿を探す必要がありません。車内で一緒に寝られるし、移動中もケージに押し込めっぱなしにしなくていい。途中で疲れたら車を停めて散歩すればいいし、チェックイン時間に間に合わせて走る必要もないので、ペットのペースに旅程を合わせられます。寝台スペースは乗用車の後席より広いため、大型犬でも窮屈になりにくいのも助かる点です。
ただし、拠点によってペットの受け入れ条件はバラバラ。清掃料・犬種制限・ケージ義務が違うので、予約してから「対応車両が埋まっていた」「ペット同乗は一部グレードの車のみ」と判明するケースもあります。この記事では、北海道でペット可のキャンピングカーを貸し出している10拠点を、実際の清掃料とルールつきで並べて比較していきます。
「ペット可」の定義と拠点ごとの違い
「ペット可」と書いてあっても、その中身は拠点によってかなり違います。予約してから「対応車両が1台しかなく予約不可」「犬のみで猫はダメ」と言われて困らないよう、先に4つのポイントを押さえておきます。
受け入れ動物の種類|犬だけの拠点が大半
北海道のペット可キャンピングカーレンタルで、もっとも多いのは「犬のみOK」のパターンです。猫も受け入れている拠点はごく少数で、その他(うさぎ・鳥・フェレットなど)はさらに限られます。猫を連れて行きたい場合は、予約前に必ず確認しておくと安心です。
清掃料の相場は2,200〜11,000円/回
ほとんどの拠点でペット同乗には「清掃料」がかかります。実際に北海道で運営している10拠点を調べたところ、価格帯はこんな感じでした。
- 固定額タイプ:1匹 4,400円/11,000円/回 など
- 定率タイプ:レンタル基本料の15〜20%を加算
- 2匹以上で追加料金が発生するタイプもある
3泊4日で借りるなら、清掃料だけで5,000〜15,000円ほど上乗せになると考えておくと、見積りのズレが小さくなります。
ケージ(クレート)持込の必須/任意
走行中のケージ利用を必須にしている拠点と、車内フリーOKの拠点の両方があります。法律上、犬猫を車内でフリーに乗せること自体は禁じられていませんが、急ブレーキ時の事故リスクを考えると、キャンピングカーでも走行中はケージ固定が無難です。ケージは基本的にお客様持込で、レンタル貸出は稀です。
犬種・体重・頭数の制限
中型犬・大型犬を受け入れる拠点と、小型犬のみの拠点があります。チワワやトイプードルなら大半でOKですが、ゴールデンレトリバーやラブラドールなど10kg以上の犬種になると、受け入れ可能な拠点が半分以下に減ります。頭数も「2匹まで」と区切っている拠点が多く、多頭飼いの家庭は事前確認が必須です。
北海道のペット可キャンピングカーレンタル10選【比較表】
実際に北海道でペット可の車両を貸し出している10拠点を、エリア・清掃料・ケージ・犬種制限で横並びにしました。
| 拠点名 | エリア | 清掃料(目安) | ケージ | 犬種・制限 |
|---|---|---|---|---|
| Moving Inn とかち帯広空港店 | 帯広空港・十勝 | 要問合せ | 必須 | HIACE LEAD車両のみ対応 |
| Vantrip とかち営業所 | 十勝・帯広 | 要問合せ | 必須 | レガード/セレンゲティのみ対応 |
| ジャパンロードトリップ 新千歳空港店 | 新千歳・苫小牧 | 5,500円/匹・回 | 必須 | 小型〜中型犬 |
| 旅する車 新千歳空港BASE | 新千歳周辺 | 要問合せ | 必須 | ドッグパーク併設・犬種相談可 |
| 新千歳キャンピングカーレンタルセンター | 新千歳・空港内 | 基本料の20%加算 | 必須 | 犬のみ・小〜中型 |
| Ohana 北海道レンタルキャンピングカー | 札幌 | 車両料金の15%加算 | 必須 | ALEN対応車のみ |
| Ureska 札幌BASE | 江別 | 1匹 4,400円/2匹以上 8,800円 | 必須 | 犬のみ |
| 札幌キャンピングカーレンタルセンター | 札幌 | 基本料の20%割増 | 必須 | 犬のみ |
| KEGANI CAMP | 札幌 | 5,500円/匹 | 必須 | 小型犬のみ |
| 函館キャンピングカーレンタル のまどや | 函館 | 11,000円/回 | 必須 | 犬のみ |
Moving Inn とかち帯広空港店(帯広エリア )
帯広空港から車で約5分。HIACE LEADという車両限定でペットを受け入れています。空港からのアクセスがよく、道東エリアの自然を犬と一緒に走り回りたい人に向いています。空港到着日からそのまま十勝平野へ抜けられる動線が魅力です。
新千歳・札幌エリアで選ぶなら
新千歳空港エリアは、ペット連れなら「ジャパンロードトリップ新千歳空港店」か「旅する車 新千歳空港BASE」が有力です。後者はドッグパーク併設で、出発前に愛犬を走らせられるのが他店にはない強みです。札幌市内からの出発なら、Ureska札幌BASE(江別)とKEGANI CAMPは清掃料が明快で見積りがしやすく、リピーターから人気です。
函館・道南エリアで選ぶなら
道南を中心に旅するなら、のまどやが唯一のペット対応拠点です。函館駅付近で受け取れるので、本州からフェリーで入る人にも合います。ペット可×函館エリアの詳細は函館エリアのキャンピングカーレンタルガイドもあわせて確認してください。
ペット可の車種選び|バンコンとキャブコン、どっちが向いているか
ペット連れのキャンピングカー旅では、車種選びが快適さを大きく左右します。バンコン(ハイエースなどバンベース)とキャブコン(トラックベース)の違いを、ペット目線で整理します。
バンコンがペット連れに向く理由
ハイエースベースのバンコンは、車高が低く乗降がしやすいため、老犬や小型犬でも自力で乗り降りできます。運転感覚も乗用車に近く、ペットが車酔いしにくい揺れの少なさも利点です。燃費も軽油で10km/L前後と悪くないので、ロングドライブ派でも負担が小さいです。
キャブコンは広さと引き換えに揺れが大きい
キャブコンは車内が広く、大型犬を連れていてもベッド・ソファ・通路を使い分けられます。ただし車高が3m近くあり、横風や段差で揺れやすいため、ペットによっては乗り物酔いしやすい車種です。乗り降りのステップも1段高くなるので、老犬の場合はスロープや踏み台が必須です。
軽キャンパーは短距離・1〜2泊向け
燃費・取り回しは最高クラスですが、車内空間がかなり狭く、小型犬1匹までが現実ラインです。1泊2日の近場旅行なら軽キャンパーもアリですが、北海道周遊のような長旅ではバンコン以上を選ぶのが無難です。車種比較の全体像は軽キャンパーレンタルガイドを見てください。
ペット同乗の注意点とマナー
ペット可だからといって、車内で自由に過ごさせていいわけではありません。トラブルを避け、次の人が気持ちよく使えるようにするための基本ルールを押さえておきます。
走行中はケージ固定が基本
急ブレーキ時、フリーで乗っているペットは人にぶつかって怪我をさせることがあります。ペット自身もダッシュボードに飛んでしまえば命に関わります。ケージはシートベルトやラッシングベルトで固定し、動かないようにしてください。キャンピングカーのベッドスペースは広いので、大型のケージでも収まりやすいのが利点です。
シート・ベッドの保護
抜け毛や汚れが付くと、清掃料の追加請求につながることがあります。出発前に以下を用意しておくと安心です。
- 防水シートカバー(助手席・ベッド用)
- ペット用ブランケット・タオル2〜3枚
- 消臭スプレー(ペット用の弱酸性タイプ)
車内での食事・飲水
こぼれにくい受け皿や、吸盤で固定できる飲水ボトルを使うと、走行中の水こぼれを防げます。食事は停車中にあげるのが基本です。フードの匂いが車内に残りやすいので、食後はすぐにお皿を片付けて消臭するのがコツです。
返却前の清掃
返却時には、自分でできる範囲で掃除機をかけ、抜け毛を取り除いておくと印象が大きく変わります。完璧にする必要はありませんが、「ひと手間かけて返した」ことが伝わる状態で戻すと、リピート時にも気持ちよく迎えてもらえます。抜け毛がひどい場合は追加清掃料を請求される拠点もあるので、特に換毛期は注意してください。
北海道のペット同伴OKスポット
せっかくペット可のキャンピングカーで旅をするなら、立ち寄りスポットもペットOKで固めたいところです。代表的な目的地を3タイプに整理しました。
ドッグラン付きRVパーク
北海道内にはドッグラン併設のRVパークが点在しています。電源・水道・ゴミ処理付きで、1泊3,000〜5,000円ほど。日中の長距離移動で疲れた犬を夕方に走らせるのにちょうどいい環境です。RVパーク全般の使い方はRVパーク活用ガイドに整理しています。
ペット可の道の駅・公園
北海道の道の駅は、駐車場が広く、敷地内の芝生エリアでペットの散歩ができる場所が多いです。ただし車中泊は正式には認められていないので、夜は近くのRVパークや有料の車中泊サイトに移動するのが無難です。
ペットOK観光施設・飲食店
ニセコ・富良野・美瑛のあたりは、ペット同伴可のカフェ・花畑・体験施設が比較的多いエリアです。逆に小樽の運河エリア周辺や札幌中心部は、ペット可の飲食店がまだ少なめ。観光ルートを組むときは、昼食・休憩地点を先にペットOKで決めてから、移動時間を逆算するとスムーズです。
おすすめモデルコース3日間
新千歳空港から出発するペット連れのモデルコースを、ドッグラン・ペットOK施設中心に組むとこうなります。
- Day1:新千歳着 → 旅する車新千歳BASEで受取 → 支笏湖でドッグラン → 苫小牧のRVパーク泊
- Day2:苫小牧 → 登別地獄谷(犬同伴散策可)→ 洞爺湖畔でランチ → 洞爺湖周辺のRVパーク泊
- Day3:洞爺湖 → ニセコのドッグカフェで昼食 → 札幌または小樽 → 返却
移動距離は1日200〜250kmに抑え、朝夕にペットの散歩時間を確保するのがコツです。
季節別の注意点|夏は熱中症・冬は寒さ対策
北海道は本州と違って夏でも朝晩が冷え込みますが、日中の車内温度は真夏に50℃近くまで上がります。ペットを車内に置いたまま短時間の買い物に出る、というのが一番危険です。キャンピングカーはサブバッテリー駆動の換気扇が付いている車両もありますが、エンジンを切った状態で長時間の冷房維持はできません。
夏(6〜8月)の対策
- 日中の停車時はペットを車内に残さない(短時間の買い物も避ける)
- ルーフベントを開けた状態で走行する(換気重視)
- 保冷剤を入れたバンダナ・クールマットを用意する
- アスファルトの路面温度に注意。朝夕の散歩が基本
冬(12〜3月)の対策
- FFヒーター付き車両を選ぶ(就寝中の暖房確保)
- 足元の冷えを防ぐブランケット・カーペットを持参
- 雪道の散歩では肉球の凍傷・融雪剤に注意
- ワクチン証明書は屋外雪中で濡らさないようジップロック保管
費用シミュレーション|ペット連れ3泊4日の総額
Moving Inn系の車両をペット連れで3泊4日レンタルした場合の、おおよその総額を出しておきます。車種・時期によって変動するので、実際の予約前には各拠点の見積りで確認してください。
| 項目 | 金額(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| レンタル料(3泊4日) | 80,000〜120,000円 | 5人乗りバンコンクラス |
| ペット清掃料 | 5,500〜11,000円 | 固定額または基本料の15〜20% |
| 燃料代(1,000km想定) | 16,000〜20,000円 | 軽油10km/L・160円/L |
| RVパーク・駐車場 | 6,000〜12,000円 | 3泊分・電源付き |
| 保険・補償(任意) | 3,000〜6,000円 | 拠点プランによる |
| 合計 | 110,500〜169,000円 | — |
1週間借りる場合の目安は1週間費用シミュレーションに詳しくまとめています。ペット連れでも1週間レンタルのコスパは悪くないので、旅程に余裕があるなら長めに借りるのも手です。
ペット連れで持っていくべき持ち物リスト
普段の車移動と違い、キャンピングカーでは2〜3泊を車内で過ごすことになります。ペットの快適さを左右する持ち物を、優先度順に整理しました。
必須アイテム
- ケージ(走行中の固定用)
- リード・首輪・ハーネス(予備1本あると安心)
- いつものフード・おやつ(3泊なら余裕をもって4泊分)
- 水・飲水ボトル(吸盤固定タイプ)
- ワクチン証明書・狂犬病予防接種済票のコピー
- マナー袋・ペットシーツ
あると便利なもの
- 防水シートカバー(ベッド用・助手席用)
- ブランケット・使い慣れたタオル
- 消臭スプレー・コロコロ(粘着テープ)
- 防水マット(外でのご飯・水置き用)
- ペット用救急セット
持ち物全般の準備は北海道キャンピングカー持ち物チェックリストもあわせて使ってください。
よくある質問(FAQ)
Q1: 猫も連れて行けますか?
北海道のペット可キャンピングカーレンタルのうち、猫まで受け入れている拠点はごく少数です。予約フォームで「犬のみ」と明記されている拠点が大半なので、猫連れの場合は電話で事前に個別確認するのが確実です。
Q2: 清掃料はいつ支払いますか?
返却時に現金または車両代金とあわせて精算する拠点がほとんどです。一部は予約時に前払いのこともあります。抜け毛や匂いが基準を超えていた場合、追加で請求されるケースもあるので、返却前に自分で掃除機をかけておくと余計な費用を抑えられます。
Q3: 抜け毛がひどかった場合、追加料金はかかりますか?
通常の清掃料を超える汚れと判断されると、別途追加清掃料(5,000〜10,000円)が発生することがあります。とくに換毛期の大型犬はトラブルになりやすいので、毎日のブラッシングとこまめな掃除機で抜け毛を減らしておくのが賢いやり方です。
Q4: 大型犬でも借りられる車両はありますか?
10kg以上の中〜大型犬でも乗れる拠点は限られます。Moving Innとかち帯広空港店やUreska札幌BASEは、車両サイズが大きめで大型犬にも対応しやすい部類です。ただし事前の申告が前提になるので、予約時に犬種・体重・頭数を伝えてください。
Q5: ペット用シートカバーは貸出してもらえますか?
貸出している拠点は少数派です。自分で準備するのが基本と考えておき、100円ショップでもいいので防水マットを2〜3枚持参するのがおすすめです。キャンプ用のブランケットを流用するのも十分使えます。
Q6: 車内でペットが粗相してしまったらどうすればいいですか?
まずペットシーツで吸収し、ペット用消臭スプレーで処理します。そのまま放置するとシートの芯まで染み込むので、気づいた時点でベッドやシートを外して風通しを良くしてください。返却時に正直に伝えれば、追加清掃料の範囲で済むケースが多いです。
Q7: ペット保険は入った方がいいですか?
旅行中の急な体調不良で動物病院にかかることもあります。普段からペット保険に加入している場合は、受診先の病院が保険適用かを事前に確認しておくと安心です。未加入なら、北海道内の24時間対応動物病院を旅程内で1〜2カ所ピックアップしておくだけでも、万一のときの動きがスムーズです。
Q8: 夏場にフェリーでペットを連れてくる場合の注意は?
本州からフェリーで渡るなら、苫小牧港・小樽港着のルートが一般的です。ペット専用室がある便と、車両甲板のケージ留置のみの便があり、夏の車両甲板は高温になるので注意が必要です。ペット同室可の便を優先し、到着後はすぐに水分補給と散歩の時間を確保してください。
Q9: 返却時に何かトラブルがあった場合の連絡先は?
各拠点の予約確認メールに、緊急連絡先が記載されています。事前にスマートフォンにメモしておくと、万一のトラブル時にすぐに連絡できます。夜間や休業日でも対応してくれる拠点が多いので、焦らず連絡してください。
まとめ|ペット連れ北海道CC旅を楽しむコツ
北海道でペット可のキャンピングカーを選ぶときは、ポイントは3つだけです。
- 清掃料・犬種制限・ケージ要件を先に確認して、予算のブレを防ぐ
- 新千歳エリアはペット不可のMoving Inn新千歳空港店を避け、ジャパンロードトリップか旅する車新千歳BASEを候補に
- 帯広・十勝エリアならMoving Innとかち帯広空港店の1位選択で、道東の自然を犬と満喫
ペット連れの旅は宿探しのストレスから解放されるのが最大の魅力です。道の駅やRVパークをうまく組み合わせれば、愛犬・愛猫と一緒に北海道の広さを肌で感じる3〜7日間の旅が作れます。