2026.05.22 更新

北海道キャンピングカー秋旅ガイド|紅葉スポット・9月〜10月の費用・注意点まとめ【2026年版】

北海道の秋(9〜10月)はキャンピングカー旅のベストシーズンのひとつです。夏の混雑が落ち着き、料金も通常水準に戻り、大雪山の紅葉・コスモス畑・農地の実り景色と見どころが豊富です。寒暖差が大きいため防寒対策は必要ですが、旅しやすい季節です。

大雪山系の紅葉は北海道で最も早く、8月下旬にはもう色づき始めます。9月に入ると層雲峡・三国峠・知床峠と見頃がリレーしていき、10月には平地の並木も黄色・橙に変わります。紅葉を追いながら北海道を縦断できるのが秋旅の醍醐味です。

9〜10月の費用目安

車種 9〜10月の1泊あたり料金目安 7〜8月繁忙期との比較
軽キャンパー 約13,000〜22,000円 繁忙期の50〜65%程度
バンコン 約20,000〜38,000円 繁忙期の55〜70%程度
キャブコン 約26,000〜55,000円 繁忙期の55〜65%程度

夏の繁忙期に比べて3〜4割安く借りられます。3泊4日の総費用は北海道キャンピングカー3泊4日費用シミュレーションで確認できます。秋の旅程は混雑が少ない分、当日のルート変更も比較的しやすいです。

ただし大雪山・層雲峡の紅葉ピーク(9月中旬〜下旬)は観光客が集中します。旭岳ロープウェイや層雲峡のホテル・駐車場は週末を中心に混み合うため、平日の移動か早朝到着を意識すると余裕を持って楽しめます。

北海道の紅葉カレンダー(月別)

時期 見頃エリア 代表スポット
8月下旬〜9月上旬 大雪山系(旭岳・黒岳) 旭岳、黒岳山頂付近
9月中旬〜下旬 道東・道北内陸部 層雲峡、三国峠、知床峠
9月下旬〜10月上旬 道央・道南山岳部 支笏湖周辺、定山渓、大沼
10月上旬〜中旬 平地・市街地周辺 北海道各地の並木・公園

見頃は年によって1〜2週間前後します。大雪山山頂部(2,291m)は9月上旬に初冠雪することもあり、その年の最初の冠雪がニュースになることも多いです。旭岳ロープウェイの公式サイトやSNSで現地の状況を事前に確認してから出発すると確実です。

秋の主要スポットと見どころ

大雪山・旭岳(北海道で最も早い紅葉)

旭岳ロープウェイの姿見駅(標高1,600m)周辺は8月下旬〜9月上旬が紅葉のピークです。ナナカマドの真っ赤な実と黄色いダケカンバが広がる景色は、本州の紅葉シーズンより2〜3ヶ月早く体験できます。ロープウェイを降りてすぐ歩ける姿見の池の周遊コースは往復1時間程度で、体力に自信がない方にも向いています。詳細は大雪山・層雲峡キャンピングカードライブガイドを参照してください。

層雲峡・三国峠

層雲峡(上川町)は9月中旬〜10月上旬が見頃で、断崖・柱状節理の岩壁に紅葉が映える景観は北海道でも屈指のスポットです。層雲峡温泉の日帰り入浴を組み合わせると、体を温めながら紅葉を楽しめます。三国峠(国道273号)は北海道で最も高い国道峠(標高1,139m)で、松見大橋と大雪山の紅葉を一望できる絶景ポイントです。駐車スペースが限られるため、午前中の早い時間帯に立ち寄るのがおすすめです。

知床峠(9月中旬〜下旬)

知床峠(国道334号、標高738m)は例年10月下旬〜11月上旬に冬季通行止めになるため、紅葉シーズンは最後のチャンスでもあります。羅臼岳を背景に広がる原生林の紅葉は雄大で、天気が良ければ国後島も見渡せます。峠付近は風が強く気温が低いため、防寒着必携です。詳細は知床キャンピングカーレンタル旅ガイドを参照してください。

能取湖のサンゴ草(9月上旬〜中旬)

網走近郊の能取湖岸では、一面が真っ赤に染まるサンゴ草(アッケシソウ)が見頃を迎えます。日本最大級の群生地で、湖面に映るサンゴ草の赤と青空のコントラストが鮮烈です。見頃のピークは2週間程度と短いため、時期を逃さないよう事前に現地情報を確認してください。詳細は網走・サロマ湖キャンピングカードライブガイドを参照してください。

美瑛・富良野のコスモスと秋景色

美瑛・富良野の農地は9月になるとコスモス・遅咲きのヒマワリ・麦の収穫後の茶色い畑と秋らしい景色に変わります。夏のラベンダー・花畑とはまた違う、静かで落ち着いた色合いが魅力です。四季彩の丘(美瑛町)は9月もコスモスが咲き、観光客も夏ほど多くないため写真を撮りやすい時期です。

阿寒湖・摩周湖の秋

道東の阿寒湖では、水面を囲む森の紅葉が湖に映り込む景色が9月後半から見られます。摩周湖は霧の多い湖として知られますが、秋は晴れた日が比較的多く、コバルトブルーの湖面と周囲の紅葉の組み合わせが見事です。エゾジカも頻繁に出没する時期で、夜明け前後に湖畔を歩くと遭遇できることもあります。

秋の収穫グルメ

北海道の秋は食の宝庫です。キャンピングカー旅なら産地直売所・道の駅で食材を調達して車内調理できるのが強みです。

じゃがいも・とうもろこし

北海道のじゃがいも収穫は8月末〜10月が最盛期です。帯広・士幌・美幌など道東の産地では、農場直売所で収穫したてのじゃがいもを安価に購入できます。とうもろこし(ゆめのコーン・ピュアホワイト等)は8〜9月が旬で、道の駅や農家の直売店でゆでとうもろこしを売っています。

サンマと秋鮭

根室・厚岸は秋サンマの名産地で、9月に旬を迎えます。厚岸では牡蠣も通年とれますが、秋は特においしい時期です。釧路・根室の港近くの市場・直売所で新鮮な魚介を購入して、キャンピングカーの調理設備で焼くのは秋旅ならではの贅沢です。秋鮭(シロサケ)は9〜10月に北海道各地の河川に遡上し、道の駅や漁協直売所でいくら・筋子も格安で手に入ります。

新米・蕎麦

幌加内(ほろかない)は日本最大の蕎麦の産地で、秋に収穫された新蕎麦が9〜10月に食べられます。道北を旅するなら幌加内の蕎麦屋に立ち寄る価値があります。北海道産の新米(ゆめぴりか・ななつぼし等)も10月が出回り始めの時期です。

秋旅の服装・防寒対策

北海道の秋は寒暖差が大きく、日中と夜で10℃以上変わることも珍しくありません。服装は重ね着が基本です。

9月の服装目安

日中は20℃前後で過ごしやすいですが、朝晩は10℃以下になることがあります。薄手のフリースまたはダウンジャケットを必ず持参してください。山岳部(旭岳・知床峠)では日中でも10〜15℃程度と低く、風も強いため防風・防水のアウターが必要です。

10月の服装目安

10月になると最低気温が5℃以下になる日が増えます。内陸部・道北は0℃近くまで下がることもあります。ヒートテック等の防寒インナー、ミドルレイヤーのフリース、アウターのダウンジャケットの3層が基本です。手袋・帽子・ネックウォーマーも使う場面が出てきます。

キャンピングカーの暖房確認

9月後半から10月は、夜間の車内温度確保のためFFヒーター(燃焼式ヒーター)が重要です。予約時に車両にFFヒーターが搭載されているか確認してください。電気ヒーターのみの車両は外気温が低い場合に不十分なことがあります。

秋ならではの宿泊スポット

キャンプ場の営業終了時期に注意

多くのキャンプ場が9月末〜10月初旬にクローズします。閉鎖時期は施設によって異なるため、事前に公式サイトで確認してください。10月以降はRVパーク・道の駅を中心に宿泊計画を組むのが現実的です。

温泉付きRVパーク

秋は気温が下がるため、温泉施設に隣接するRVパークが特に重宝します。層雲峡・阿寒湖・登別・川湯温泉周辺にはRVパークや駐車場のある温泉施設があります。車内で暖まって、外の温泉に浸かるというサイクルが秋旅の快適さを大きく高めます。

道の駅での車中泊

北海道の道の駅は数が多く(約120か所)、秋は夏のような混雑がないため比較的入りやすいです。ただし道の駅は仮眠・休憩用の施設であり、連泊や炊事行為はマナー違反になります。1泊の休憩として利用し、翌朝に移動する使い方が適切です。

おすすめ旅程ルート

旭川発 大雪山・道東紅葉5泊6日(9月)

  • 1日目:旭川でレンタル → 旭岳(紅葉ロープウェイ)→ 旭岳温泉泊
  • 2日目:層雲峡(黒岳紅葉・温泉)→ 三国峠 → 帯広泊
  • 3日目:帯広(農家直売所・じゃがいも)→ 釧路湿原 → 釧路泊
  • 4日目:阿寒湖 → 摩周湖 → 知床峠 → ウトロ泊
  • 5日目:知床 → 能取湖(サンゴ草)→ 網走泊
  • 6日目:網走・女満別 → 旭川返却

新千歳発 富良野・道北紅葉4泊5日(10月上旬)

  • 1日目:新千歳でレンタル → 美瑛(コスモス・丘景色)→ 旭川近郊泊
  • 2日目:旭川 → 旭岳(山麓紅葉)→ 層雲峡泊
  • 3日目:層雲峡 → 三国峠 → 帯広 → 帯広泊
  • 4日目:帯広 → 日高(牧場・馬)→ 支笏湖泊
  • 5日目:支笏湖(紅葉)→ 新千歳返却

秋旅の注意点まとめ

山道・峠の積雪(10月以降)

10月中旬以降、旭岳・大雪山・知床峠などの高地では積雪が始まります。知床峠は例年10月下旬〜11月上旬に冬季通行止めになります。道路情報は北海道開発局の「北海道道路情報」サイト(確認日:2026年5月)で確認できます。

クマ出没

北海道の秋はヒグマが冬眠前の食い溜めで活発に行動する時期です。特に山道・林道・河川沿いでの早朝・夕方の行動には注意が必要です。熊鈴を携帯し、グループで行動するのが基本です。

霧・濃霧

摩周湖周辺・釧路・道東の沿岸部は秋に濃霧が発生しやすいです。朝の霧は10時前後に晴れることが多いですが、濃霧の中での走行は速度を落として慎重に行動してください。

秋の北海道、無理なく回れるルートの組み方

北海道は広大なため、欲張りすぎると1日の走行距離が400〜500kmに膨らみ、走るだけで終わってしまいます。秋旅では1日あたりの走行を150〜200km以内に抑え、紅葉スポットで十分に時間を取るルート組みが重要です。

道東紅葉ルート(大雪山→層雲峡→三国峠→帯広 3泊4日)

旭川空港・旭川駅近くの事業者でキャンピングカーを受け取り、旭岳方面へ向かうルートです。紅葉シーズン(9月上旬〜中旬)の道東を効率よく回れます。

  • 1日目:旭川受け取り → 旭岳ロープウェイ(姿見の池周遊コース・1時間) → 旭岳温泉泊(走行:約60km)
  • 2日目:旭岳温泉 → 層雲峡(黒岳ロープウェイ・温泉) → 三国峠(松見大橋展望) → 糠平温泉泊(走行:約130km)
  • 3日目:糠平温泉 → タウシュベツ川橋梁(早朝) → 帯広(豚丼・農家直売所) → 帯広泊(走行:約100km)
  • 4日目:帯広 → 新千歳(高速利用) → 旭川返却(または新千歳発着の場合は返却)(走行:約200km)

三国峠は駐車スペースが2〜3台分と少ないため、平日の午前8〜10時台に立ち寄るのがベストです。糠平温泉は秋に湖が干上がり始めたタウシュベツ川橋梁のアーチが見やすくなる時期で、早朝6〜7時に現地に到着すると光の条件が良いです。

道北ルート(旭川→美瑛→富良野→層雲峡 2泊3日)

日程が短い場合や、旭川発着でコンパクトに周遊したい場合に適したルートです。観光地間の距離が比較的短く、移動より観光に時間を使えます。

  • 1日目:旭川受け取り → 美瑛(四季彩の丘・パッチワークの路) → 富良野(ファーム富田・コスモス) → 富良野または上富良野泊(走行:約80km)
  • 2日目:富良野 → 旭川 → 旭岳ロープウェイ(姿見の池) → 旭岳温泉泊(走行:約90km)
  • 3日目:旭岳温泉 → 層雲峡(黒岳・温泉・柱状節理の崖) → 旭川返却(走行:約120km)

2泊3日で総走行距離は約290km。1日の走行が少なく、初めてキャンピングカーを運転する方にも無理のない行程です。美瑛・富良野の農地は10月に入ると観光客が急減し、静かに丘景色を楽しめます。

ルート選びの基本的な考え方

  • 紅葉は標高が高いほど早い:大雪山系(標高1,600m前後)は9月上旬、平地の並木は10月中旬と1ヶ月以上差がある
  • 天候次第でルートを柔軟に変更する:晴れなら知床峠、雨天なら温泉やドライブインで過ごすなど代替プランを持っておく
  • 道東は距離が長い:阿寒湖から知床まで直線でも150km以上あるため、道東を回る場合は最低4泊は確保する
  • キャンプ場の閉鎖:10月以降はRVパーク・道の駅中心に宿泊地を組む(前述の通り)

よくある質問(FAQ)

Q1: 9月は北海道で虫は多いですか?

夏(7〜8月)に比べてアブ・ブヨ・蚊は大幅に減ります。山中でも夏のような虫の多さはなく、快適に外で過ごせる時期です。ただし9月前半の山間部ではまだアブが残ることがあるため、長袖・虫除けスプレーは念のため持参してください。

Q2: 10月でもキャンプ場は使えますか?

10月以降は多くのキャンプ場がクローズします。閉鎖前のキャンプ場を使う場合でも夜間は0〜5℃になることがあり、十分な防寒と暖房が必要です。10月の宿泊はRVパーク・道の駅を中心に旅程を組むほうが安心です。

Q3: 秋の紅葉シーズンはどのくらい混みますか?

大雪山・層雲峡の紅葉ピーク(9月中旬〜下旬)は観光バス・自家用車が集中します。旭岳ロープウェイは週末に1〜2時間待ちになることもあります。それ以外のエリアは夏より空いており、ストレスなく旅できます。

Q4: 秋の北海道でキャンピングカー旅に向いている車種は?

9月はバンコンで十分ですが、10月はFFヒーター搭載のキャブコンかバンコンが向いています。夜間の気温が0℃近くになるため、断熱性と暖房性能が旅の快適さを左右します。車両を選ぶ際は暖房設備の有無を必ず確認してください。

Q5: 秋の北海道旅行に最適な期間は何泊ですか?

紅葉を複数エリアで楽しむなら4泊5日〜6泊7日が目安です。大雪山と道東を両方回る場合は5泊以上確保すると余裕があります。費用と日程のバランスから、3泊4日で旭川周辺に絞るパターンも人気です。

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-05-22 / 最終更新日: 2026-05-23

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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