2026.06.19 更新

北海道ドライブおすすめルート完全ガイド|定番コースと絶景スポット【2026年版】

北海道は日本最大の島で、その広さは本州の約22%にあたる約7万8,000平方キロメートル。ドライブの目的地として、これほど自由度の高い場所はほかにありません。新千歳空港を起点に東西南北どの方面へ走っても、標高・海岸線・原野・湿原と、まったく異なる景色が待っています。この記事では、エリア別の定番ルートと絶景スポット、キャンピングカーで走る際のポイントをまとめました。

北海道の道路は総延長が約10万kmにおよび、国道だけで4,400km以上あります。信号の少ない広域農道や道道(北海道道)も快走路が多く、本州では味わえないスケール感のドライブが楽しめます。レンタカーやキャンピングカーで走ると、1日300〜400kmを走りながら複数のスポットを訪れることも十分に現実的です。以下ではエリア別の具体的なルートと立ち寄りスポットをまとめます。

北海道ドライブのベストシーズンと費用の目安

シーズン別の特徴

北海道のドライブシーズンは5月〜10月が中心です。なかでも6月〜8月は気温が20〜25℃前後で走りやすく、ラベンダー(7月・富良野)や高山植物など花の見頃とも重なります。観光地の混雑も高まりますが、景色・天候・道路状況のバランスがもっともよい時期です。

5月は新緑と残雪のコントラストが美しく、観光客が少なめで宿や駐車場を確保しやすい穴場シーズン。道路の凍結もほぼ解消されているため快適に走れます。知床横断道路の開通は例年5月上旬で、開通直後は峠に雪壁が残り、幻想的な景色を走れます。9〜10月は紅葉が見事で、大雪山系では9月上旬から色付きが始まります。知床の草紅葉は10月初旬が見頃です。いずれも夏ほど混まず、キャンピングカーで移動するには走りやすい季節といえます。

費用の目安(7泊8日・新千歳空港発着)

項目目安金額備考
キャンピングカーレンタル14〜28万円車種・シーズンで変動(7泊)
ガソリン代2〜4万円2,000km走行・燃費8〜10km/L想定
RVパーク・道の駅車中泊0〜1.5万円無料〜2,000円/泊
食費・観光3〜6万円自炊多めで節約可能
合計19〜40万円2名利用で1人あたり10〜20万円

ガソリンスタンドが少ないエリア(道北・道東の内陸部)では、給油は見かけたタイミングで行う習慣をつけておくと安心です。特に宗谷岬周辺や知床半島の先端部は長距離にわたってスタンドが途切れることがあります。キャンピングカーは燃費が8〜10km/L程度の車種が多く、タンク容量(60〜80L)から計算すると航続距離は500〜700km程度。道北・道東のルートを走る場合は、余裕をもって給油することを習慣にしてください。

道央・道南の定番ドライブルート(支笏湖・ニセコ・函館)

新千歳空港 → 支笏湖 → ニセコ → 小樽・余市

新千歳空港から支笏湖まで約40km・45分。日本最北の不凍湖として知られる支笏湖は透明度が高く、カヌーや湖畔の散策が人気です。キャンピングカーなら朝早く到着して湖面が静かな時間帯を楽しめます。

支笏湖から道道82号・国道230号を走り、洞爺湖方面へ向かうルートも定番です。洞爺湖は中島が浮かぶカルデラ湖で、湖畔を一周する約43kmの周回道路は走りやすく景色も抜群。その後は豊浦町を抜けてニセコへ向かいます。ニセコは夏でも涼しく、羊蹄山の眺望とアウトドアアクティビティが充実しています。新千歳空港からニセコまでは約130km・2時間。

ニセコから余市まで約50km・1時間。余市はウイスキー蒸留所(ニッカウヰスキー余市蒸留所)と果樹園で知られ、試飲や見学が楽しめます。小樽まではさらに約30km・40分。小樽運河沿いの石造り倉庫群を散策した後、新千歳空港へは約65km・1時間で戻れます。このルートを2〜3泊でゆっくり回るのが標準的なペースです。

新千歳空港 → 洞爺湖 → 函館

新千歳空港から函館まで直行すると約280km・3時間。途中に洞爺湖や長万部を挟むと観光しながら4〜5時間のドライブになります。函館では五稜郭(五稜郭タワーからの眺めが見事)と函館山からの夜景が外せません。函館山の山頂へはマイカー規制時間帯(5〜10月の夜間)があるため、ロープウェイ利用が基本です。キャンピングカーは大型駐車場を利用し、麓から公共交通で上がる方が便利です。

函館周辺では大沼国定公園(函館から約30km)も立ち寄り先として人気です。大沼・小沼を囲む遊歩道は30分〜1時間で歩け、駒ヶ岳を背景にした景色が美しい場所です。函館から新千歳空港へ戻る場合は高速道路を使い約3時間。ゆったり2泊3日で道南エリアを堪能できます。

北海道キャンピングカーレンタルを比較する

新千歳空港を拠点に、料金・車種・拠点を一覧で比較できます。

レンタル会社・料金を比較する →

道東・知床の絶景ドライブルート

新千歳空港 → 釧路湿原 → 摩周湖 → 知床

新千歳空港から釧路まで約220km・2時間30分。釧路湿原は日本最大の湿原で、国道391号沿いの細岡展望台や釧路湿原展望台から広大な景色を一望できます。タンチョウの生息地でもあり、運がよければ国道脇で出会えることもあります。

釧路から摩周湖まで約80km・1時間15分。「霧の摩周湖」として知られるカルデラ湖ですが、朝早い時間や秋は視界がクリアなことも多く、湖面の青さが印象的です。第一展望台・第三展望台の2か所から眺めを楽しめます。摩周湖から阿寒湖へは約30km・45分。アイヌ文化と温泉が融合したエリアで、マリモの生育地としても有名です。夜はアイヌの伝統舞踊(阿寒湖アイヌシアターイコロ)を見られます。

阿寒湖から知床・ウトロまで約130km・1時間45分。知床半島はユネスコ世界遺産に登録された手つかずの自然が残るエリアです。知床五湖(ウトロから約20km)は高架木道(無料)と地上遊歩道(有料・ガイド必須の期間あり)の2種類で散策できます。羅臼側へ抜ける知床横断道路(国道334号)は標高738mの知床峠を越えます。全長約25kmで、知床峠からは羅臼岳と国後島の眺めが広がります。積雪のため通行できるのは5月〜10月。

知床・ウトロから新千歳空港へ戻る場合は約350km・4時間(高速利用)。知床を拠点に3〜4泊し、道東全体を回るルートが道東旅行の王道です。クジラ・イルカ・ヒグマの目撃例が多い知床岬クルーズは1〜3時間のコースが複数あり、早めの予約が安心です。

道東ドライブの注意点

道東は本州と比べて野生動物との遭遇頻度が格段に高いエリアです。エゾシカが夜間に国道へ飛び出すケースが多く、特に日没後の走行は速度を落として走ることが大切です。キャンピングカーは車体が重いため急ブレーキが効きにくく、動物の発見から停車までの距離が長くなります。早めのライト点灯と余裕ある速度管理を心がけてください。また、知床エリアではヒグマが国道付近に出没することがあります。車外に出る際はゴミの管理と食べ物の収納に注意し、クマ出没情報は知床世界遺産センター(ウトロ)や羅臼ビジターセンターで確認できます。

道北・宗谷を走るドライブルート

新千歳空港 → 旭川 → 富良野・美瑛 → 稚内

新千歳空港から旭川まで約130km・1時間30分(高速利用)。旭川は道北の中心都市で、旭山動物園はペンギンの「空飛ぶ姿」や動物の行動展示で全国的に知られます。夏季(4〜11月)は日没まで開園しており、夜間には旭川市内に多くのラーメン店が集まる「旭川ラーメン村」もあります。旭川から車で約1時間の旭岳(標高2,291m)は北海道最高峰で、ロープウェイで標高1,600m地点まで上がると残雪期でも大雪山の絶景を楽しめます。

旭川から美瑛まで約30km・40分。美瑛の丘陵地帯はパッチワーク模様の畑が続き、マイルドセブンの丘・ケンとメリーの木・セブンスターの木など、CMで使われた景観スポットが点在します。美瑛から富良野へ約25km・30分。富良野では7月にラベンダーが見頃を迎え、ファーム富田(入場無料)の紫の畑は北海道を代表する絶景です。

富良野から稚内まで約280km・3時間30分。途中、名寄・音威子府・天塩を抜けていく日本海側のルート(国道232号・オロロンライン)は、海沿いの直線道路とサロベツ原野の景色が続く道北ドライブの白眉です。利尻山(利尻富士)が海上に浮かぶように見える区間は、日本でもまれな絶景ポイントといわれます。

日本最北端・宗谷岬

稚内市街から宗谷岬まで約30km・30分。日本最北端の地を示す三角錐のモニュメントが立ち、晴れた日にはサハリンを肉眼で確認できます。付近に宗谷岬キャンプ場(無料)があり、キャンピングカーでの車中泊にも対応しています(事前確認推奨)。稚内港からは利尻島・礼文島へのフェリー(稚内〜鴛泊港:約1時間40分)が出ており、島を組み合わせた旅程も人気です。

道北・宗谷エリアは新千歳空港から最も遠く、往復だけで700km以上になります。最低でも4泊5日を確保し、旭川・富良野・美瑛を経由して北上→稚内から折り返すルートが現実的です。帰路はオホーツク沿いの国道238号(エサヌカ線経由)を走ると、また違う景色を楽しめます。エサヌカ線は猿払村にある延長約16kmの直線道路で、遮るものが何もない地平線へ続く一本道は、ドライバーに「北海道を走っている」という実感を強く与えます。ガイドブックに載っていない穴場として、道北エリアを訪れるドライバーの間で密かに人気があります。

キャンピングカーで北海道をドライブする利点

宿の予約なしで動ける自由さ

北海道の夏シーズンは観光地周辺のホテルが混雑し、直前予約が難しくなります。キャンピングカーならその日の気分や天候に合わせてルートを変更でき、夕方に「ここが気に入ったからもう1泊」という選択も自由です。道の駅やRVパークを利用すれば宿泊費を抑えながら快適に過ごせます。

道の駅を活用した車中泊

北海道には道の駅が127か所(2025年時点)あり、ドライブの休憩・食事・地元産品購入に欠かせない拠点です。多くの道の駅では夜間の駐車場利用が可能で、キャンピングカーが停車している光景は珍しくありません。ただし道の駅はキャンプ場ではなく「宿泊施設」でないため、テント設営・BBQ・発電機使用・汚水の排水などは禁止です。あくまで駐車場での車内滞在として利用するのがルールです。

電源付きのRVパークも道内各地に整備されており、1泊1,000〜2,500円程度で利用できます。電源確保が必要な場合は事前に位置を把握しておくと行程がスムーズです。「RVパーク北海道」「ちょい旅北海道」などのサービスで全道のRVパークを検索できます。RVパークは道の駅に併設されているケースも多く、施設によってはシャワー室・給水・排水設備が揃っています。連泊を前提に一か所でゆっくり滞在する使い方もできるため、観光と休養を両立させたい旅程に向いています。

食材の現地調達と自炊

キャンピングカーにはキッチンが備わっているため、道の駅や市場で仕入れた地元食材をその日の夜に調理できます。富良野のとうもろこし・余市のぶどう・釧路の海産物・旭川のラーメン食材など、産地直送の食材を旅のなかで味わうのはキャンピングカー旅ならではの楽しみです。外食費の節約にもなり、家族旅行では特にコストパフォーマンスが高まります。網走・紋別のホタテや根室のサンマ・花咲ガニなど、道東の海産物は旬の時期に現地で購入すると、スーパーで買う価格の半分以下になることも珍しくありません。保存できる量はクーラーボックスや車載冷蔵庫の容量に依存するため、計画的に購入するとよいです。

大きな駐車スペースへの対応

キャンピングカーは車長が5〜7m程度あり、一般的なコンパクトカー用駐車枠には入れない場合があります。観光地の駐車場では大型車エリアや末端の2枠分スペースを使うことが多く、混雑時は停める場所を探す時間が発生することも。函館山麓・知床五湖・摩周湖展望台など人気スポットは早朝到着が有効な対策です。路線バスやシャトルバスが運行されているエリアでは、駐車場から乗り換えるのも一つの方法です。

新千歳空港発 2026年6月〜 新登場

キャブコン「クレソンジャーニー」をレンタルする

新千歳空港を拠点に、北海道全域をキャンピングカーで旅できます。

Moving Inn で詳細を見る →

よくある質問(FAQ)

北海道ドライブは何日あれば満足できますか?

エリアを絞るなら5〜7日、全道をひと通り回るなら10〜14日が目安です。新千歳空港を起点に道央・道南だけなら3〜4泊でも回れますが、道東(知床)や道北(宗谷)まで含めると移動距離が大幅に増えます。キャンピングカーは宿の移動がない分だけ観光に時間を使えるため、同じ日数でも普通の旅行より多くのスポットを訪れやすいです。

初めての北海道ドライブにおすすめのルートはどれですか?

初めての方には新千歳空港→支笏湖→ニセコ→小樽→旭川→富良野・美瑛→新千歳空港の「道央周回ルート」をおすすめします。距離の合計が700〜800km程度で6〜7日間に収まり、北海道の景色の多様性を体験できます。混雑の少ない5月か、紅葉が美しい9月後半〜10月に走ると特に印象に残ります。

道の駅でキャンピングカー車中泊はできますか?

駐車場への駐車自体は多くの道の駅で可能ですが、道の駅はキャンプ場ではありません。テント設営・焚き火・BBQ・発電機の使用・排水は禁止です。車内で就寝するだけであれば認められているケースが多いですが、施設によってルールが異なります。利用前に各道の駅の公式サイトや掲示板で確認してください。電源と給排水が必要な場合はRVパークを利用するのが適切です。

北海道でキャンピングカーをレンタルする場合、どこで借りられますか?

新千歳空港周辺を拠点とするレンタル会社が複数あり、空港から車で30〜60分圏内に集中しています。2026年6月からは新千歳空港直近でキャブコン「クレソンジャーニー」を提供するMoving Innが開業し、到着後すぐに出発できる利便性が高まりました。車種・料金・出発拠点の詳細はレンタル比較ページで確認できます。

北海道ドライブで気をつけるべき道路事情はありますか?

北海道の国道・道道はアップダウンが少なく走りやすい反面、見通しの良い直線道路でスピードが出やすくなります。制限速度の遵守と、夜間のエゾシカへの注意が特に大切です。道東・道北の一部では携帯電話の圏外エリアが続くことがあるため、紙の地図やオフラインマップを準備しておくと安心です。また、6月〜8月でも山間部や夜間は気温が10℃を下回ることがあるため、防寒具は車内に常備してください。

北海道キャンピングカーレンタル事務局 アイコン

著者情報

コンテンツ作成日: 2026-06-19 / 最終更新日: 2026-06-19

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

北海道キャンピングカーレンタル事務局

北海道キャンピングカーレンタル事務局は、北海道内のキャンピングカーレンタル情報を調査・比較・発信する専門メディアです。新千歳空港・帯広空港をはじめとした主要エリアのレンタル会社、車種、料金、利用条件を実際の調査データをもとに整理し、初めての方でも安心して選べる情報提供を行っています。

運営者情報 / 編集ポリシー

同テーマの関連記事

ブログ一覧に戻る