2026.05.15 更新

北海道ドライブコースおすすめ7選|距離・時間・見どころを全部まとめました

北海道のドライブは、本州と比べてスケールがまったく違います。信号のない一本道が何十キロも続き、地平線まで広がる農場や牧草地を走り抜ける感覚は、北海道ならではのものです。

ただ、広いぶん「どのルートを走ればいいか」で迷いやすいのも事実です。この記事では、北海道ドライブの定番コース7選を、エリア別に距離・所要時間・立寄りスポットつきで整理しました。初めての北海道旅行でも使える内容にしてあります。

走る前に、距離感だけ先に把握しておいてください

北海道の移動で失敗しやすいのは「地図上では近そうに見える」という感覚を信じてしまうことです。北海道は東西に約550km、南北に約420kmあり、主要都市間の距離は想像より長いです。

区間 距離 一般道での所要時間
函館〜札幌 約280km 4〜5時間
札幌〜旭川 約140km 2〜2.5時間
旭川〜網走 約180km 2.5〜3時間
帯広〜釧路 約120km 1.5〜2時間
釧路〜知床(斜里) 約130km 2時間
旭川〜稚内 約260km 3.5〜4時間

1日の移動距離の上限は200〜250km程度に抑えるのが現実的です。それ以上になると、走ることに時間がとられて観光が追いつかなくなります。

また、北海道の道路はスピードが出やすく設計されているぶん、疲れに気づきにくいです。長距離を走る日は、2時間ごとに道の駅などで休憩を入れることをすすめます。

道央エリアのドライブコース|札幌を起点にするなら

① 積丹半島・海の碧ルート(札幌〜小樽〜積丹)

距離:約170km(片道)|所要:日帰り〜1泊

札幌から国道5号で小樽へ出て(約40分)、そこから積丹半島の海岸線を走るコースです。積丹ブルーと呼ばれる透明度の高い海の色は、本州ではなかなか見られない青さです。

立寄りポイントはこの順番が走りやすいです。

  • 小樽運河(歴史的な倉庫街、朝〜昼に立寄るのがおすすめ)
  • 余市(ニッカウイスキー蒸溜所、見学無料)
  • 積丹岬・神威岬(断崖からの海の眺め。神威岬は遊歩道を20分歩く)
  • 島武意海岸(透明度が高く積丹ブルーが最もわかりやすいスポット)

6〜8月はウニ漁のシーズンで、各港の食堂でウニ丼が食べられます。週末は行列になるため11時前には入るか、平日に狙うかのどちらかです。日帰りで回るなら余市〜積丹岬〜神威岬で十分です。1泊するなら積丹町内のキャンプ場や道の駅「オスコイ!かもえない」(積丹半島北部)に泊まれます。

② 洞爺湖・ニセコルート(札幌〜ニセコ〜洞爺湖)

距離:約200km(周回)|所要:1〜1.5日

札幌を出て中山峠(道央道または国道230号)を越え、ニセコ〜洞爺湖を回って戻るコースです。

  • 中山峠の展望台(羊蹄山と羊蹄山の田園風景が見渡せる。揚げいも発祥地)
  • ニセコ(羊蹄山麓の農場地帯、牧場直売所が点在)
  • 洞爺湖(周囲約43kmの大きなカルデラ湖。噴火湾も見える)
  • 有珠山ロープウェイ(2000年噴火の火口を展望。昭和新山も隣接)

洞爺湖周辺は温泉地で、日帰り入浴できる施設が多いです。湖畔の道の駅「とうや湖」は湖の目前に建っていて、夕方以降の景色がいいです。車中泊で使う場合は17時前後に到着しておくと駐車スペースを確保しやすいです。

道北エリアのドライブコース|絶景の一本道へ

③ 富良野・美瑛フラワーロード(旭川〜美瑛〜富良野)

距離:約130km(周回)|所要:半日〜1日

旭川から南へ下り、パッチワークの丘で知られる美瑛、ラベンダー畑が広がる富良野を回るコースです。距離は短めですが、途中で立ち寄りたい農場・丘・直売所が多く、半日でも1日でも使えます。

  • 美瑛・パッチワークの丘(麦・じゃがいも・大豆の畑が色ごとに広がる。早朝が光の質が一番いい)
  • 青い池(美瑛から車で15分。アルミニウムイオンと粒子が生む青色は天気によって色が変わる)
  • ファーム富田(富良野最大のラベンダー農場。入場無料で花の時期は混雑する)
  • 富良野チーズ工房(見学・試食無料。ワインとのセット購入も可)

7月上旬〜中旬がラベンダーのピークで、この時期の富良野は観光バスと個人客が集中します。ファーム富田の駐車場は午前中に満車になることがあるため、8時台に着いておくのが安全です。9月の刈り取り後も畑の色の変化が楽しめます。

④ 道北・宗谷岬ルート(旭川〜サロベツ〜稚内)

距離:約260km|所要:4時間(休憩なし)+立寄り

旭川から国道40号を北上し、日本最北端の宗谷岬を目指すコースです。途中のサロベツ原野(豊富町〜幌延町)では、地平線まで広がる湿原と風力発電の風車が並ぶ景色が続きます。

  • サロベツ原野展望台(豊富町。湿原と利尻富士の組み合わせが見られる)
  • オトンルイ風力発電所(幌延町。海沿いに28基が一直線に並ぶ。記念撮影スポット)
  • 宗谷岬(日本最北端の碑。宗谷丘陵の草原も見ごたえがある)
  • 稚内公園(市街を見下ろす展望台。サハリンが見える日も)

旭川〜稚内は純粋な移動だけで3.5〜4時間かかるため、立寄りを入れると1泊は必要です。稚内市内の道の駅「わっかない」は24時間トイレと広い駐車場があり、車中泊の起点として使いやすいです。

稚内は利尻島・礼文島へのフェリー(ハートランドフェリー)の乗り場になっているため、離島旅行と組み合わせる旅程にも向いています。

道東エリアのドライブコース|北海道らしさが一番濃い場所

⑤ 道東・大自然ルート(帯広〜釧路〜知床)

距離:約350km|所要:1.5〜2日

帯広の広大な農業地帯を抜け、釧路湿原を経由して知床半島まで走るコースです。景色の変化が大きく、北海道の自然をまとめて体験したい方に向いています。

  • 帯広(豚丼発祥の地。ばんえい競馬場は年中開催で珍しい)
  • 釧路湿原展望台(日本最大の湿原。タンチョウが見られる時期あり)
  • 野付半島(細長い砂嘴。ナラワラ(枯れ立木の群れ)は絶景だが秋が見ごろ)
  • 知床五湖(世界自然遺産。高架木道は予約不要、地上遊歩道は時期によって事前手続きが必要)
  • カムイワッカ湯の滝(温泉が流れる渓流を遡って入れる滝。7〜8月のみ)

知床エリアはエゾシカの出没頻度が北海道内でも特に高い区間です。夕方以降は道路脇から突然飛び出してくることが多いため、日没後は速度を下げて走ることが必要です。知床五湖の高架木道は閉門時間があるため、夕方ギリギリに到着しないよう注意してください。

⑥ オホーツク海岸ルート(網走〜紋別)

距離:約130km|所要:半日

網走から国道238号(オホーツクライン)を走るコースです。海沿いの直線道路が続き、流氷記念館やサンゴ草群生地などに立寄りながら紋別まで走ります。

  • オホーツク流氷館(網走。流氷の実物を体験できる室内展示)
  • 能取湖のサンゴ草(9月中旬〜下旬が真っ赤に染まるピーク。北見市常呂町)
  • サロマ湖展望台(日本最大の湖沼で淡水と海水が混じる汽水湖。夕日が出る)
  • 紋別・ガリンコ号(冬季のみ。流氷を砕いて進む観光砕氷船)

冬の流氷シーズン(1〜3月)に走ると、道路脇まで流氷が迫る光景が見られることがあります。ただし冬の道路は凍結するため、スタッドレスタイヤと4WDが前提です。

道南エリアのドライブコース|歴史と海の幸

⑦ 函館〜大沼〜洞爺湖(道南縦断ルート)

距離:約200km|所要:1〜1.5日

函館を起点に、国道5号と大沼国道を経由して洞爺湖まで走るコースです。フェリーで函館に上陸した方が最初に走るルートとして使いやすいです。

  • 函館朝市(朝5時から開場。イカ・カニ・海鮮丼の値段は場所によって大きく違う)
  • 元町エリア(坂の上の洋風建築群。函館山ロープウェイで夜景を見るなら20時前後)
  • 大沼国定公園(函館から約30km。駒ヶ岳を背景に浮かぶ小島群。カヌーやサイクリングができる)
  • 長万部〜豊浦の噴火湾沿い(海沿いの国道37号。ホタテ・ホッキ貝の直売所が並ぶ)
  • 洞爺湖(カルデラ湖と有珠山の組み合わせ。湖畔温泉から入浴可)

函館は観光地が集中していて、1日あれば主要スポットを一通り回れます。函館山の夜景は混雑するため、ロープウェイに並ぶより徒歩で登山道を使う方法もあります(約1時間)。大沼の道の駅「YOU・遊・もり」は駒ヶ岳の眺めがよく、車中泊の拠点として使いやすいです。

走るときに気をつけること

エゾシカの飛び出しは夕方〜夜間に集中する

北海道全域でエゾシカによる交通事故が毎年多く発生しています。衝突すると車のフロントが大破するほどの衝撃があります。特に日没後〜夜間・早朝は道路への飛び出しが多く、注意標識がある区間では速度を落とすことが基本です。

リスクが高いのは知床・道東・道北エリアです。ドライブ中にシカを見かけたら、必ず速度を落として周囲を確認してから通過してください。

給油は「半分以下になったら入れる」を徹底する

道東・道北エリアは、ガソリンスタンドが数十km途切れる区間があります。「次の町で入れよう」と思っていると、燃料切れになるリスクがあります。残量が半分を下回ったタイミングで補給する習慣をつけておくと安心です。

特に宗谷岬・知床方面に向かう前は、手前の市街地(稚内市内・斜里町市街など)で必ず満タンにしてください。

峠道は平地の天気と別物

日高山脈・大雪山系・知床峠など、内陸の峠区間は平地が晴れていても霧・雨・雪になることがあります。特に知床横断道路(知床峠を越える国道334号)は標高738mで、夏でも霧が濃い日は視界がほぼゼロになります。走る前に北海道開発局の道路情報で通行状況を確認してから入ってください。

圏外エリアは道東・道北に多い

山間部・半島部ではスマートフォンが圏外になる区間があります。Google マップのオフライン地図を事前にダウンロードしておくか、紙の道路地図を1冊積んでおくと保険になります。知床や宗谷岬方面に向かう前には必ず地図のダウンロードを済ませておいてください。

キャンピングカーで走ると、ルートの制約がなくなります

北海道ドライブの悩みのひとつは、宿の場所がルートを決めてしまうことです。「この景色をもう少し見ていたい」と思っても、予約した宿に間に合わせるために次の目的地に急ぐ、というパターンはよく起きます。

キャンピングカーを使うと、その制約がなくなります。道の駅やRVパークに着いたところで1泊できるため、気に入った場所に時間を使えます。荷物もすべて積んだまま走れるので、宿と荷物の行き来が不要です。

北海道一周グランドツアー(総距離2,000〜2,500km・7〜10日以上)はもちろん、富良野・美瑛のような「一か所でゆっくりしたい」旅にも向いています。1週間の費用シミュレーションもあわせて参考にしてください。

よくある質問

北海道ドライブに何日あれば足りますか?

道南〜道央(函館・ニセコ・富良野・旭川)に絞るなら3〜4日で主要スポットを見られます。道東(釧路・知床)まで入れると5〜7日は確保したいです。全エリアを一周するなら10日以上が目安です。

北海道ドライブに必要な免許は?

普通乗用車・レンタカーでの北海道ドライブは、普通免許(AT限定含む)で問題ありません。キャンピングカーもバンコン・軽キャンパーであれば普通免許で運転できます。詳しくは免許ガイドをご覧ください。

北海道ドライブのベストシーズンはいつですか?

初めての方には5〜6月(新緑・観光客少なめ)か9〜10月(紅葉・空いている)がすすめやすいです。夏(7〜8月)は景色のピークですが宿と人が集中します。冬はスタッドレスと雪道への慣れが前提になります。

北海道一周は何日かかりますか?

観光を入れながら回るなら10〜14日が目安です。総距離は2,000〜2,500kmで、純粋な移動だけで30〜40時間以上かかります。10日でもタイトな旅程になるため、余裕があれば2週間とるのがいいです。

キャンピングカーで車中泊しながら走ることはできますか?

できます。北海道は道の駅が120か所以上あり、多くの道の駅でキャンピングカーの駐車・仮眠が可能です。RVパークを使えば電源供給も受けられます。車中泊しながら走ることで、宿の予約に縛られない自由なルート変更ができます。

まとめ

  • 北海道の主要都市間は想像より遠い。1日200〜250km以内に抑えるのが現実的
  • 道央(積丹・ニセコ・洞爺湖)、道北(富良野・美瑛・稚内)、道東(知床・釧路・オホーツク)、道南(函館・大沼)の4エリアから組み合わせる
  • エゾシカ・給油スポット・圏外エリアの3つは走る前に確認しておく
  • 走りやすい時期は5〜6月と9〜10月。夏はピークで混雑する
  • キャンピングカーを使うと、宿の制約なくルートを自由に変えられる

北海道でレンタルできるキャンピングカーの会社・料金・口コミをまとめたページはこちら。

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-05-15 / 最終更新日: 2026-05-15

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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