2026.07.14 更新

Daisetsuzan & Sounkyo Campervan Drive Guide | Complete Guide to Kurodake, Ofuku & Tenninkyo [2026]

大雪山・層雲峡エリアは北海道の屋根と呼ばれる大雪山国立公園の中核で、日本最大の国立公園です。雄大な山岳景観・黒岳ロープウェイ・層雲峡温泉・渓谷美と、キャンピングカーで泊まりながらじっくり探索したいエリアです。

この記事では、キャンピングカーで大雪山・層雲峡エリアを旅する際のアクセス・主要スポット・宿泊地・費用シミュレーション・紅葉情報・おすすめルートをまとめました。2026年版の情報をもとに作成しています。

大雪山・層雲峡をキャンピングカーで旅する費用目安

車種 1泊あたりレンタル料金目安 旅行スタイル
軽キャンパー 約13,000〜38,000円 2人まで・コンパクト移動向き
バンコン 約20,000〜58,000円 2〜4人・ファミリーにも対応
キャブコン 約26,000〜94,000円 4〜6人・設備充実

上記はキャンピングカー本体のレンタル料金です。このほかに燃料代・有料道路代・キャンプ場利用料・食費が加算されます。旭川発着3泊4日の総費用シミュレーションは北海道キャンピングカー3泊4日費用シミュレーションで確認できます。

大雪山・層雲峡へのアクセス

出発地 層雲峡まで 所要時間目安
旭川空港(旭川市近郊) 約80km 約1時間10分(国道39号)
旭川市内 約70km 約1時間
新千歳空港 約230km 約3時間(道央道・旭川経由)
帯広市内 約170km 約2時間20分(国道273号)

旭川が最も利便性の高い玄関口です。旭川のキャンピングカー事業者については旭川キャンピングカーレンタル比較を参照してください。帯広方面からは三国峠(国道273号)経由でアクセスでき、三国峠からの大雪山連峰の眺望も見どころです。

国道39号は旭川と北見を結ぶ幹線道路で、大型キャンピングカーでも走りやすいルートです。ただし冬季(11月下旬〜4月上旬)は積雪・凍結が激しく、スタッドレスタイヤおよびタイヤチェーンの携行が実質必須です。春〜秋シーズン(5月〜10月)がキャンピングカー旅の最適期です。

大雪山・層雲峡エリアの主要観光スポット

黒岳ロープウェイ・黒岳

層雲峡温泉街から乗り込む黒岳ロープウェイ(所要約7分)で5合目まで上がれます。5合目からリフトを利用して7合目へ進み、そこから黒岳山頂(標高1,984m)へ登山できます。山頂からは大雪山連峰の広大なパノラマが広がり、北海道の山岳景観を代表する絶景です。

黒岳ロープウェイの料金は、ロープウェイ往復で大人2,200円・子ども1,100円(2025年実績・2026年要確認)。リフト往復は大人900円・子ども450円です。ロープウェイとリフトのセット券(往復)は大人3,000円程度が目安です。運行時間は季節によって異なり、夏季(6〜8月)は7:00〜18:00が基本です。詳細・変更情報は黒岳ロープウェイ公式サイトで事前に確認してください(確認日:2025年11月)。

紅葉シーズン(9月中旬〜10月上旬)はロープウェイが混雑し、週末は1〜2時間待ちになることもあります。平日の早朝(7〜9時台)に乗車すると待ち時間を大幅に短縮できます。キャンピングカーで現地泊できると、早朝出発のアドバンテージが得やすいのがキャンピングカー旅の強みです。

黒岳5合目にはレストハウスと売店があり、昼食・軽食をとることができます。7合目からの登山道では6月下旬〜8月にかけて高山植物(チングルマ・エゾコザクラなど)が見頃を迎えます。体力に自信がない場合でも5合目や7合目まで行くだけで十分に大雪山の雄大な景観を体感できます。

層雲峡温泉

柱状節理の断崖が続く峡谷沿いに温泉街が広がります。日帰り入浴を受け付けている施設もあり、登山・観光後の疲れを癒せます。硫酸塩泉・塩化物泉など複数の源泉があり、肌への効果が高いと評判です。

日帰り入浴の料金は施設によって異なりますが、800〜1,200円程度が目安です。温泉施設によっては予約不要で利用できますが、繁忙期(7〜10月)は混雑することがあるため、チェックイン時刻より前後の時間帯を避けると快適に入浴できます。毎年夏(7〜9月)には層雲峡温泉で「層雲峡温泉夏まつり」などのイベントが開催されます。詳しくは層雲峡温泉観光協会公式サイトを参照してください(確認日:2025年11月)。

大函・小函(層雲峡渓谷)

層雲峡の絶壁が迫る渓谷で、「大函(おおばこ)」は高さ100m・幅250mに及ぶ断崖が圧巻の景観です。遊歩道から間近に眺めることができ、所要15〜20分ほどの散策コースです(無料・駐車場あり)。

大函の駐車場はキャンピングカーでも駐車できるスペースがありますが、大型バスが来ると混雑します。観光バスが少ない時間帯(8時台や16時以降)に訪れると落ち着いて見学できます。小函は道路工事の関係で立入り制限になることがあるため、現地の案内板や上川町観光情報で事前に確認してください。

銀河の滝・流星の滝

層雲峡温泉街の入口近くに位置する双瀑台展望台から、「銀河の滝(細くまっすぐ落ちる優美な滝)」と「流星の滝(幅広く勢いよく落ちる豪快な滝)」の二つの滝を同時に望めます。駐車場から徒歩数分・無料で鑑賞できます。滝壺近くまで遊歩道が整備されており、マイナスイオンを浴びながら間近で迫力を感じられます。特に雪解け直後の5〜6月は水量が多く、迫力ある滝を楽しめます。

三国峠

層雲峡から帯広方面へ向かう国道273号の最高地点(標高1,139m)で、北海道の国道では最も標高の高い峠です。大雪山連峰を背景に広がる原始の森と紅葉(9月下旬〜10月上旬)が絶景で、峠のカフェ「松見茶屋」(営業期間:例年6月〜10月下旬・要現地確認)で休憩できます。

三国峠から南東に向かうと糠平湖・タウシュベツ橋梁へのアクセスも良好で、帯広方面へ下りながら東大雪エリアの自然を順に楽しめます。大型キャンピングカーでも通行可能ですが、冬季の凍結・積雪には注意が必要です。秋の峠からの眺めは北海道でも屈指の絶景ポイントとして人気が高く、ドライブ途中に15〜30分立ち寄るだけでも価値があります。

天人峡(てんにんきょう)

旭川から美瑛方面(道道291号)へ向かう途中に位置する渓谷で、羽衣の滝(落差270m・日本最大級の直瀑)が有名です。層雲峡に比べて観光客が少なく、静かな雰囲気で自然を楽しめるスポットです。

天人峡温泉も楽しめ、周辺の遊歩道を歩けば敷島の滝など複数の滝を巡れます。駐車場は無料で、大型車も駐車できるスペースがあります。ただし天人峡へ向かう道道291号は道幅が狭い区間があるため、大型キャブコン(全長7m超)での走行は注意が必要です。旭川からの日帰り立ち寄りにも適しています。

紅葉シーズンの大雪山・層雲峡

大雪山・層雲峡エリアは北海道の中でも最も早く紅葉が始まるスポットとして知られています。山頂付近から紅葉が下りてくる「紅葉前線」を追う旅ができるのが、このエリアの魅力です。

エリア・スポット 紅葉の見頃 特徴
黒岳山頂付近(標高1,984m) 9月上旬〜9月中旬 北海道で最も早い紅葉・チングルマの黄葉
黒岳7合目リフト付近 9月中旬〜9月下旬 ロープウェイとリフトで気軽にアクセス可能
層雲峡渓谷(大函・双瀑台周辺) 9月下旬〜10月上旬 柱状節理の断崖と紅葉のコントラストが絶景
三国峠 9月下旬〜10月上旬 原始の森に広がる紅葉・展望が素晴らしい
天人峡周辺 10月上旬〜10月中旬 標高が低いため層雲峡より少し遅め

紅葉ピーク時(9月下旬〜10月上旬の週末)は、ロープウェイの待ち時間・駐車場の混雑が激しくなります。平日の訪問または早朝出発が鍵です。キャンピングカーで層雲峡オートキャンプ場や道の駅上川層雲峡に泊まると、早朝に行動しやすく混雑を避けやすいのが大きなメリットです。紅葉期は天候が急変しやすいため、防寒着の準備も忘れずに。

大雪山・層雲峡でキャンピングカーが泊まれる場所

宿泊地 場所 料金目安 特徴
層雲峡オートキャンプ場 上川町・層雲峡温泉エリア 2,500〜4,000円/泊 電源サイトあり・温泉施設近く・場内に野天風呂
道の駅 上川層雲峡 上川町 無料(車中泊) 層雲峡の玄関口・スーパー・コンビニあり・大型車駐車可
RVパーク 旭川近郊 旭川市・東川町周辺 2,000〜4,000円/泊 電源・給排水あり・大雪山の起点として利便性高い
東川町 道の駅「道草館」 東川町 無料(車中泊) 旭川と天人峡の中間・周辺にスーパー・コンビニあり

層雲峡オートキャンプ場は電源サイトと非電源サイトがあり、キャンピングカーの電源接続には電源サイト(レンタル事業者によっては電源サイト利用が推奨)を選ぶと快適です。場内の野天風呂は温泉街に移動しなくても入浴できる利便性があります。なお、道の駅での長期の車中泊はマナー上推奨されません。あくまでも一泊程度の利用にとどめ、翌日は次の移動先へ向かうのが基本です。

RVパークの最新情報は日本RVパーク公式サイトで上川・旭川エリアを検索すると確認できます(確認日:2025年11月)。

旭川発 大雪山周遊2泊3日モデルルート

1日目:旭川発 → 天人峡 → 層雲峡

  • 旭川でキャンピングカーをレンタル(午前10時頃)
  • 国道39号を東進、東川町で買い出し(スーパー・コンビニ活用)
  • 天人峡へ立ち寄り(羽衣の滝・遊歩道散策・約1〜1.5時間)
  • 国道39号をさらに東進して層雲峡へ移動(旭川から約1時間)
  • 銀河・流星の滝を夕方に見学(光の角度が変わり昼とは異なる雰囲気)
  • 層雲峡オートキャンプ場 or 道の駅上川層雲峡に宿泊

2日目:黒岳ロープウェイ → 大函 → 層雲峡温泉

  • 早朝7〜8時台にロープウェイ乗り場へ(混雑回避・山頂からの眺望が澄んでいる)
  • 黒岳ロープウェイ→リフトで7合目へ。体力次第で山頂(往復3〜4時間)まで登山
  • 昼過ぎに下山、5合目レストハウスで昼食
  • 大函の遊歩道を散策(所要30分程度)
  • 夕方は層雲峡温泉で日帰り入浴(登山の疲れを癒す)
  • 層雲峡オートキャンプ場連泊 or 翌日の移動先に近い宿泊地へ移動

3日目:三国峠 → 帯広 or 旭川返却

  • 朝食後、国道273号を南東方向へ走行(帯広方面へ)
  • 三国峠の展望スポットで景色を楽しむ(所要20〜30分)
  • 帯広方面へ下りながら糠平湖・タウシュベツ橋梁(秋〜冬に水没が減り見えやすい)を観光
  • 帯広市内で昼食・土産を購入後、旭川へ戻る場合は国道38号〜道東道経由で約2時間30分
  • 旭川でキャンピングカー返却(17〜18時頃)

このルートは旭川発着2泊3日で大雪山の主要スポットを効率よく回れるため、初めてキャンピングカーで大雪山を旅する方に特に適しています。3日目を帯広で終了にして帯広からの旅程に組み込む形もおすすめです。

旭川発 大雪山・道東縦断5泊6日ルート

  • 1日目:旭川でレンタル → 天人峡 → 層雲峡泊
  • 2日目:層雲峡観光(黒岳ロープウェイ・大函)→ 三国峠 → 帯広泊
  • 3日目:帯広 → 釧路湿原 → 釧路泊
  • 4日目:阿寒湖 → 摩周湖 → 屈斜路湖泊
  • 5日目:知床方面 → ウトロ泊
  • 6日目:知床五湖 → 網走 → 旭川or帯広返却

釧路・阿寒湖エリアの詳細は釧路・阿寒湖キャンピングカードライブガイドを参照してください。知床の詳細は知床キャンピングカーレンタル旅ガイドを参照してください。

費用シミュレーション(旭川発2泊3日)

費用項目 軽キャンパー バンコン キャブコン
レンタル料(2泊) 約26,000〜76,000円 約40,000〜116,000円 約52,000〜188,000円
燃料代(約300km・ガソリン175円/L目安) 約5,250円(燃費18km/L) 約6,563円(燃費14km/L) 約8,750円(燃費10km/L)
キャンプ場・駐車料(2泊) 約5,000〜8,000円 約5,000〜8,000円 約5,000〜8,000円
黒岳ロープウェイ+リフト(大人2名往復) 約6,000円(大人1名3,000円目安×2)
食費・日帰り温泉・お土産(2泊3日) 約15,000〜25,000円(2名の場合)
合計目安(大人2名) 約57,000〜120,000円 約72,000〜163,000円 約84,000〜235,000円

燃料代は旭川から層雲峡〜三国峠を周回して旭川へ戻るおおよそ300kmを想定した試算です。実際の走行距離・燃費・ガソリン価格によって変動します。繁忙期(7〜10月の週末・お盆)はレンタル料が高くなる傾向があるため、平日利用や早期予約が費用節約のポイントです。

よくある質問(FAQ)

層雲峡にキャンピングカーで行けますか?

国道39号は大型車も走れる幹線道路で、バンコン・キャブコンでも問題なく走行できます。層雲峡温泉街の道路はやや狭い部分もありますが、層雲峡オートキャンプ場や道の駅上川層雲峡を拠点にして徒歩や車で各スポットを回る形が現実的です。冬季(11月下旬〜4月上旬)は積雪・凍結があるため、スタッドレスタイヤが必須です。

黒岳ロープウェイの料金と運行時間はどのくらいですか?

2025年実績ではロープウェイ往復が大人2,200円・子ども1,100円、リフト往復が大人900円・子ども450円です。2026年の料金は黒岳ロープウェイ公式サイトで事前確認をおすすめします。夏季(6〜8月)の運行時間は7:00〜18:00が基本ですが、季節・天候によって変わります(確認日:2025年11月)。紅葉シーズンの週末は混雑するため、平日の早朝乗車が快適です。

層雲峡の紅葉はいつですか?混雑しますか?

黒岳山頂付近は9月上旬〜中旬、層雲峡渓谷・三国峠は9月下旬〜10月上旬が見頃です。北海道で最も早い紅葉スポットの一つで、週末は駐車場・ロープウェイともに混雑します。キャンピングカー旅なら現地泊により平日・早朝に行動しやすく、混雑を避けながら紅葉ピークを楽しめるのが利点です。

層雲峡周辺にキャンピングカー向けの電源付き宿泊地はありますか?

層雲峡オートキャンプ場に電源サイトがあります。2,500〜4,000円/泊程度が目安で、場内に野天風呂も備わっています。旭川近郊のRVパークにも電源付き区画がありますが、距離があるため大雪山観光の拠点としては層雲峡オートキャンプ場が最も便利です。予約・詳細は施設へ直接確認することをおすすめします。

三国峠は大型キャンピングカーでも通れますか?

国道273号の三国峠は舗装された幹線道路で、大型キャブコンでも通行できます。ただし冬季は積雪・凍結が激しく閉鎖になることもあります。春〜秋のシーズン(5月下旬〜11月上旬)であれば通行に大きな問題はありませんが、出発前に北海道道路情報を確認する習慣をつけると安心です。

天人峡は大型キャンピングカーで入れますか?

天人峡へ向かう道道291号は幅が狭い区間があるため、全長7mを超える大型キャブコンは走行に注意が必要です。バンコンや小型キャブコンは比較的問題なく走れますが、大型車の場合は旭川市街や東川町でキャンピングカーを駐車して一般車でアクセスする方法も検討してください。

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Published: 2026-07-07 / Updated: 2026-07-14

Written & supervised by: Hokkaido Campervan Rental Editorial Team

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