2026.05.12 更新

バスコンとは?大型キャンピングカーの特徴・魅力・北海道での使い方を解説

「バスコン」は、キャンピングカーの中でも最大クラスの車種です。路線バスやマイクロバスをベースに居住空間を仕立てた車両で、10名以上が乗れるモデルも存在します。キャブコンやバンコンとはスケールがまるで違う、”動く家”というより”動くホテル”に近い存在です。

この記事では、バスコンの基本的な特徴から、メリット・デメリット、他車種との比較、北海道旅行での活用まで解説します。

バスコンとは?

バスコン(バスコンバージョン)とは、路線バス・マイクロバス・観光バスなどのバス車両をベースに、内部を居住空間として改装したキャンピングカーです。「コンバージョン(conversion)」とは「転換・改装」の意味で、バスを家として使えるように作り直した車両を指します。

ベース車両の種類によって大きく2タイプに分かれます。

  • マイクロバスベース(全長5〜7m):トヨタ コースター・日野 リエッセなどをベースにした比較的コンパクトなモデル。10名前後が対象。
  • 大型バスベース(全長8〜12m):路線バス・観光バスを改装した最大クラス。15名以上の就寝にも対応可能。

バスコンの基本スペック(マイクロバスベース)

項目 一般的なバスコンの数値
全長 5.5〜7.0m(マイクロバスベース)
全高 2.7〜3.2m
車内高 175〜200cm
乗車定員 6〜10名
就寝定員 6〜15名
必要免許 中型免許以上(車両総重量による)
燃費 4〜8km/L
レンタル料金目安 40,000〜80,000円/日

バスコンならではの4つの魅力

① キャンピングカー最大クラスの居住空間

バスコン最大の特徴は、圧倒的な室内空間です。マイクロバスベースでも全長5〜7mの車内をフルに使えるため、キャブコンをさらに上回る広さを確保できます。

大きなダイニングテーブルを囲んで食事ができる、子どもが車内を走り回れる、荷物を気にせず旅できる——バンコンやキャブコンでは難しいこれらが、バスコンなら自然にできます。グループでの北海道旅行では、毎晩道の駅で全員が広々と過ごせる点が特に喜ばれます。

② 就寝定員が圧倒的に多い

マイクロバスベースでも就寝定員6〜10名、大型バスベースになると15名以上の就寝スペースを設けることができます。家族全員・仲間グループ・合宿・撮影チームなど、大人数での旅行で宿泊費を一切かけずに移動できるのは、バスコンだけが持つ強みです。

「ホテルを10部屋予約するより、バスコン1台を貸し切ったほうが安い」という計算が成立することもあります。

③ フル装備の生活設備

多くのバスコンには以下の設備が備わっています。

  • 本格的なキッチン(コンロ2口以上・シンク・大型冷蔵庫)
  • シャワールーム(温水対応)
  • カセット式またはウォーターフラッシュトイレ
  • 大容量サブバッテリー・ソーラーパネル
  • FFヒーター(全席暖房)・エアコン
  • テレビ・Wi-Fiルーター

ホテルと同水準の設備を車内に持ちながら、好きな場所に停めて滞在できる。これがバスコン最大の価値です。

④ 長期旅行ほどコストが下がる

1日のレンタル費用は40,000〜80,000円と高額ですが、10名で利用すれば1人あたり4,000〜8,000円です。同じ人数でホテルを取れば1人1泊8,000〜15,000円かかることを考えると、長期旅行では圧倒的に安くなります。

北海道を10名・7泊8日でバスコンを借りた場合のモデル計算:

  • バスコンレンタル費用:約420,000円(60,000円/日×7日)
  • 1人あたり:42,000円(7泊分の宿代に相当)
  • ホテル比較:10名×7泊×10,000円=700,000円
  • 差額:▲258,000円(バスコンが安い)

バスコンのデメリット・注意点

① 中型免許以上が必要

バスコンの多くは車両総重量が5t以上になるため、中型免許(2007年以降取得の場合)または旧普通免許(2007年以前取得で旧規格適用)が必要です。大型バスベースのモデルは大型免許が必須です。

2007年以降に普通免許を取得した方は原則として運転できないため、レンタル前に必ず免許区分を確認してください。グループ内に中型・大型免許保持者がいるかどうかが、バスコン利用の大前提になります。

② 駐車できる場所が限られる

全長5〜7m以上、全高2.7m以上のバスコンは、駐車できる場所が大幅に絞られます。観光地の小さな駐車場や狭い路地には入れないことが多く、停泊先は事前に広い駐車場や道の駅・RVパークを確認しておく必要があります。

北海道は広大な平面駐車場が多く、バスコンでも停めやすいエリアが多いですが、函館の観光地中心部など一部では注意が必要です。

③ 燃費が悪く、燃料費がかさむ

燃費は4〜8km/L。北海道で1日200km走行した場合、軽油代(170円/L)で約5,000〜8,500円かかります。7日間の旅では燃料費だけで35,000〜60,000円になるため、グループで人数割りして計算に入れておきましょう。

④ 運転に慣れが必要

全長7m近い車体は、普通乗用車の感覚では曲がり角や駐車で苦労します。バックカメラ・サイドミラーの確認が欠かせないため、出発前にレンタル会社のレクチャーをしっかり受けることをおすすめします。

バスコン・キャブコン・バンコン・軽キャンパーを比べると

項目 バスコン キャブコン バンコン 軽キャンパー
全長目安 5.5〜7m以上 5.3〜6.5m 4.7〜5.4m 3.4〜3.6m
就寝定員 6〜15名以上 4〜8名 2〜4名 1〜2名
必要免許 中型〜大型 普通免許 普通免許 普通免許(AT可)
燃費 4〜8km/L 6〜10km/L 10〜13km/L 15〜22km/L
レンタル料金/日 40,000〜80,000円 25,000〜45,000円 18,000〜30,000円 12,000〜18,000円
設備の充実度 ◎(最高クラス)
おすすめ人数 6〜15名 4〜6名 2〜4名 1〜2名

キャンピングカーの種類をすべて比較した記事はこちら。

バスコンに向いている人・シーン

向いている人・シーン 向いていない人・シーン
6名以上のグループ・大家族旅行 1〜4名の少人数旅行(コストが合わない)
中型免許以上の保持者がいるグループ 全員が普通免許のみのグループ
1週間以上の長期北海道旅行 2〜3泊の短期旅行
宿代を大幅に節約したいグループ 細い道・狭い駐車場が多い旅程
合宿・撮影・ロケ・チームイベント 市街地メインの都市観光

北海道でバスコンを使うなら

北海道はバスコン旅行に非常に向いた土地です。広い平面駐車場が多く、道の駅も全国最多水準。広大な直線道路が続く道央・道北・道東エリアは、大きな車体でも走りやすいのが特徴です。

大人数グループでの北海道旅行プランや、バスコン以外のキャンピングカーも含めたレンタル会社の比較はこちらをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. バスコンは普通免許で運転できますか?

多くのモデルで中型免許以上が必要です。2007年以前に普通免許を取得した場合は旧規格の普通免許(車両総重量8t未満まで対応)で運転できるケースもありますが、必ずレンタル会社に確認してください。

Q. バスコンのレンタル費用は1人あたりいくらですか?

10名で借りた場合、1日4,000〜8,000円が目安です。7泊8日なら1人あたり28,000〜56,000円。同じ日数のホテル代と比較すると、6名以上であれば多くのケースでバスコンのほうが安くなります。

Q. バスコンはどんな駐車場に停められますか?

全長・全高のある車体のため、立体駐車場や高さ制限のある場所には入れません。道の駅・RVパーク・大型商業施設の平面駐車場を中心に旅程を組むのが基本です。北海道は平面駐車場が多く、バスコン旅行がしやすいエリアです。

Q. バスコンとキャブコンはどちらが北海道旅行に向いていますか?

人数で分けて考えるとわかりやすいです。4〜6名ならキャブコン、6名以上の大人数グループならバスコンが向いています。また、普通免許しかない場合はキャブコン一択です。

Q. 北海道でバスコンをレンタルできますか?

バスコンを扱うレンタル会社は全国的に少なく、北海道でも取り扱い拠点は限られます。予約は繁忙期(7〜8月)の数ヶ月前から埋まることが多いため、早めの確認をおすすめします。

まとめ|バスコンは大人数グループの北海道旅行に唯一無二の選択肢

バスコンの特徴をまとめます。

  • バス車両をベースにしたキャンピングカー最大クラス。就寝定員6〜15名以上
  • フルキッチン・シャワー・トイレ・暖房など設備は最高クラス
  • 中型免許以上が必要。大型バスベースは大型免許が必須
  • 1日40,000〜80,000円だが、10名で割ると1人4,000〜8,000円とホテルより安くなる
  • 北海道は平面駐車場が多くバスコン向きの地形。道の駅・RVパーク活用がおすすめ

ソロ・カップルなら軽キャンパー、家族・少人数グループならキャブコン、大人数グループならバスコン——人数と免許の条件で選ぶと、最初の一台が決まりやすいです。

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-05-12 / 最終更新日: 2026-05-12

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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