2026.08.30 更新

層雲峡氷瀑まつり×キャンピングカー|ライトアップ・冬季車中泊

真冬の層雲峡温泉では、石狩川沿いの特設会場に氷の建造物が立ち並び、夜になると色とりどりのライトアップに照らされます。「層雲峡温泉氷瀑まつり」は例年1月下旬から3月上旬まで続く北海道の冬の名物行事で、開催期間が1か月半と長いぶん、日程の自由が利くキャンピングカー旅と相性のいいイベントです。一方で、会場のある層雲峡は山あいの峡谷。冬の国道39号を走ってたどり着く場所であり、夜の冷え込みも平地とは桁が違います。この記事では、開催期間と夜のライトアップの時間帯、会場へのアクセスと駐車場、冬の層雲峡で車中泊するときの考え方を、キャンピングカーで行く前提でまとめます。

開催は例年1月下旬〜3月上旬。日程は年ごとに動くので公式発表を起点にする

氷瀑まつりは例年1月下旬に始まり、3月上旬まで開催されます。直近の開催実績と発表済みの予定は次のとおりです(2026-08-29に氷瀑まつり公式サイトで確認)。

期間開催時間
2026年(第51回)1月24日(土)〜3月8日(日)平日17:00〜21:30/土日祝11:00〜21:30(最終入場21:15)
2027年(予定)1月23日(土)〜3月7日(日)発表待ち

2027年分は公式サイトに次回開催として案内されている日付で、詳細は今後変わる可能性があります。旅程を組む前に氷瀑まつり公式サイトで最新の発表を確認してください。土曜に始まって日曜に終わる約6週間、という組み立てはここ数年共通しています。

入場には協力金1,000円が必要です(2026年開催時・2026-08-29確認)。金額や対象年齢の区分は年によって見直されることがあるため、こちらも公式サイトの案内が基準になります。

時間で見落としやすいのは、平日と土日祝で開場時間が違うことです。2026年開催時は平日が17時から、土日祝は11時からでした。昼の氷像も見たいなら土日祝、ライトアップだけが目当てなら平日でも変わらない、という選び方ができます。

ライトアップは日没後が本番。氷の造形が光でまったく別の顔になる

会場は上川町層雲峡温泉の特設会場です。氷瀑まつりの氷像は、厳冬期の層雲峡の気温を使って水を吹き付けながら育てた氷の建造物で、中に入れるものやつららが垂れ下がるトンネルがあります。日が落ちると会場全体が照明で染まり、昼の青白い氷とは違う姿になります。2026年開催時の主な見どころは次のとおりでした(公式サイトの会場案内・2026-08-29確認。内容は年によって変わります)。

見どころ内容
メイン氷像大雪山黒岳をイメージした「ザ・ホワイトコア・ダイセツ」。トンネル内につららが連なり、展望台から会場を見渡せる
氷瀑神社氷の鳥居が目印。氷の御神体にお金を貼り付けて祈願する氷瀑流の参拝が名物
チューブスライダー氷の斜面をチューブで滑る。15分500円(2026年開催時)
氷BAL氷室の中で上川大雪酒造の日本酒を楽しめる
休憩所薪ストーブで暖をとれる。軽食や特産品の販売もある

ステージでは郷土太鼓やアイヌ民族舞踊、花火に合わせたカウントダウンといった催しが組まれる年もあります。実施日や内容は年ごとに変わるので、狙って行くなら公式サイトのスケジュールを確認してから日程を決めるのが確実です。

会場は全面が氷と圧雪です。公式サイトも防寒対策と滑り止め付きの靴を勧めています。キャンピングカーなら車内が更衣室代わりになるので、会場に入る直前に厚着へ切り替え、冷えたら車に戻って暖まる、という動き方ができます。宿の門限や送迎バスの時刻を気にせず、閉場の21時半まで粘れるのもキャンピングカーで行く利点です。

アクセスは国道39号が軸。冬の峡谷路は明るいうちに着く行程を組む

層雲峡温泉への車のルートは、どの方面から来ても最後は国道39号に集約されます(距離・経路は層雲峡観光協会の案内・2026-08-29確認)。

出発地距離主な経路
札幌約205km道央自動車道→比布JCT→旭川紋別自動車道→上川層雲峡IC→国道39号
旭川約66km国道39号
北見約90km国道39号(石北峠越え)
帯広約122km国道273号

旭川紋別自動車道の上川層雲峡ICで下りてからは、国道39号を約25km・30分ほどです。この区間は石狩川沿いの峡谷を走るため、真冬は圧雪と凍結が前提になります。日陰では日中でも路面が磨かれたように滑る箇所があり、吹雪の日には視界が急に落ちることもあります。峠越えになる北見方面(石北峠)や帯広方面(三国峠)からのルートは、天候次第で通行止めになる可能性もあるので、出発前に道路情報の確認が欠かせません。レンタルキャンピングカーは冬タイヤ装着で貸し出される時期ですが、車重があるぶん制動距離は普通車より延びます。夜のライトアップが目当てでも、移動そのものは明るいうちに済ませて、温泉街に着いてから日没を待つ行程が安全側です。

もうひとつ、層雲峡温泉街にはガソリンスタンドとコンビニがありません。給油と食材・飲料の調達は、上川町市街地(国道39号沿い)か旭川市内で済ませてから向かう必要があります。厳寒期は燃料の残量がそのまま暖房の持ち時間に直結するので、タンクは満タンに近い状態で入るのが基本です。

層雲峡周辺の地理や黒岳ロープウェイ・大函といった見どころは、大雪山・層雲峡キャンピングカードライブガイドに別でまとめています。無雪期の内容が中心ですが、温泉街の構造や日帰り入浴できる施設は冬の氷瀑まつりでもそのまま役立ちます。

駐車場は無料。ただし立体駐車場の高さ制限がキャンピングカーの分かれ目になる

氷瀑まつりの公式サイトは、会場アクセスの案内で無料駐車場の利用を案内しています(2026-08-29確認)。イベント駐車場が有料だったり存在しなかったりする冬の催しが多いなかで、これは層雲峡の恵まれた点です。

ただしキャンピングカーには固有の注意点があります。層雲峡温泉街の中心部にある大型駐車場は立体式で、高さ2.1mの制限があります。キャブコンやハイルーフのバンコンは物理的に入れません。屋根が低めの軽キャンパーでも、ルーフキャリアやアンテナの分を含めた実車高で判断しないと入口で立ち往生します。車高2.1mを超える車は、温泉街周辺の平面駐車場を使う前提で動いてください。

もうひとつは雪です。厳冬期の層雲峡では、平面駐車場も除雪の雪山で使える区画が減り、区画線は雪の下です。まつり期間中の土日祝の夜など、人出が集中する時間帯にどの駐車場がどれだけ空いているかは、その日の降雪と時間帯次第で変わるため、この記事で断定はしません。開場と同時に入るつもりで早めに着く、満車なら温泉街の外周部の平面駐車場に切り替えて歩く、という動き方を決めておくほうが実効性があります。会場は温泉街から徒歩圏なので、多少離れた駐車場からでも歩いて向かえます。

冬の層雲峡で車中泊するなら、泊まる場所と寒さ対策を先に固める

ライトアップを閉場まで見てから凍結した国道39号を長距離走って帰る、というのは冬の運転としていちばん避けたい形です。だからこそ車中泊を組み込みたくなるのですが、厳冬期の層雲峡周辺は無雪期と事情が違います。

まず泊まる場所です。無雪期に定番の層雲峡オートキャンプ場をはじめ、このエリアの車中泊受け入れ施設は冬季休業となるところが多く、氷瀑まつりの時期に営業しているかは年によって変わります。行くと決めたら、冬季も車中泊を受け入れている施設・キャンプ場を予約サイトや電話で先に確認し、押さえてから出発してください。受け入れを明示していない観光駐車場や道の駅に無断で泊まり込むのは、除雪作業の妨げにもなるのでこの時期は特に避けたい行動です。営業中の施設が見つからなければ、旭川方面まで戻って泊まる行程に切り替える判断も必要になります。

次に寒さです。層雲峡は氷瀑まつりが成立するほど冷え込む土地で、夜は氷点下二桁まで下がる日もあります。FFヒーターの燃料残量、窓の断熱材、冬用シュラフや毛布の重ね掛けを出発前に整えておけば車内で問題なく眠れますが、装備が半端なまま氷点下の夜を迎えるのは危険です。エンジンを掛けっぱなしにしての就寝は、降雪でマフラーが埋まると排気ガスが車内に回るおそれがあるため、豪雪地では特にやってはいけません。水回りも要注意で、清水タンクや配管は走行中も凍結しうる時期です。水を抜いて運用するか、凍結対策済みの車両を選ぶかを、レンタル予約の段階で確認しておくと現地で慌てません。

寒さ対策さえ整えば、夜の層雲峡は静かです。ライトアップを見て、温泉街で日帰り入浴して温まり、そのまま近くで眠って、翌朝は凍てついた峡谷の景色から一日を始める。宿の予約が取りにくい週末でも、この行程を組めるのがキャンピングカーで氷瀑まつりへ行く価値です。

よくある質問

層雲峡氷瀑まつりの日程は毎年同じですか?

毎年同じではありません。例年1月下旬から3月上旬までの約6週間で、2026年は1月24日〜3月8日に開催され、2027年は1月23日〜3月7日の予定と案内されています(2026-08-29確認・変更の可能性あり)。行く年の日程は氷瀑まつり公式サイトで確認してください。

ライトアップは何時から見られますか?

2026年開催時の開催時間は平日17:00〜21:30、土日祝11:00〜21:30(最終入場21:15)でした。ライトアップは日没後が本番なので、冬の層雲峡なら17時台にはすでに夜の景色になります。時間は年によって変わる可能性があるため、直前に公式発表を確認してください。

キャンピングカーで会場近くに駐車できますか?

公式サイトが無料駐車場の利用を案内しており、会場は温泉街から徒歩圏です。ただし温泉街中心部の立体駐車場は高さ2.1m制限があるため、キャブコンやハイルーフ車は平面駐車場を使うことになります。冬は除雪の雪山で使える区画が減るので、空きを当てにしすぎず早めの到着を勧めます。

氷瀑まつりの時期に層雲峡周辺で車中泊できますか?

無雪期に使える層雲峡オートキャンプ場などは冬季休業となるところが多く、まつり期間中に営業している車中泊受け入れ施設があるかは年によって変わります。出発前に冬季営業の施設を確認・予約し、見つからない場合は旭川方面で泊まる行程に切り替えてください。受け入れを明示していない駐車場での無断車中泊は避けるべきです。

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-08-30 / 最終更新日: 2026-08-30

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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