2026.09.04 更新

キャンピングカーの荷物積載量はどれくらい?車種別の目安と積み方のコツ【2026年版】

キャンピングカーの荷物積載量はどれくらい?車種別の目安と積み方のコツ【2026年版】

キャンピングカーの「積める荷物の重さ」は、カタログの車体サイズだけを見ても分かりません。国土交通省の保安基準では、車両総重量は車両重量・最大積載量・乗車定員1名あたり55kgの合計で定義されており、最大積載量は「車両総重量−車両重量−(乗車定員×55kg)」という関係で成り立っています。この55kgという数値は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第81条2項一号イ(5)で、乗車設備1名分の重量として使われている基準です(国土交通省・道路運送車両の保安基準の細目を定める告示、2026-08-27確認)。この記事では、この考え方をもとに車種別の積載量の目安と、レンタル車両で積みすぎを避けるための確認方法をまとめました。

自転車を積んで走るサイクリング旅の積載スペースの考え方はサイクリング×キャンピングカー北海道旅ガイド、旅の持ち物全体のチェックリストは北海道キャンピングカー旅持ち物チェックリストで扱っています。本記事は「何キロまで積めるか」という重量の考え方に絞って解説します。

積載量の計算式を知っておく

車両の重量には3つの数値があります。「車両重量」は燃料・冷却水・オイル類を満タンにした車両本体だけの重さ(乗員・荷物を含まない)、「車両総重量」は車両重量に乗車定員分の体重(1名あたり55kg換算)と最大積載量を加えた上限の重さ、「最大積載量」がその差分にあたる、実際に積める荷物の重さです。式で表すと次のようになります。

最大積載量 = 車両総重量 − 車両重量 − (乗車定員 × 55kg)

ここで注意したいのは、この「乗車定員×55kg」は法令上の計算に使う標準体重であり、実際に乗る人の体重ではないという点です。大人4人で旅をする場合、実際の体重の合計が220kg(55kg×4人)を超えていても、車検証上の最大積載量の数値そのものは変わりません。つまり、車検証に書かれた最大積載量から、実際に乗る人数分の体重(法定の55kg換算ではなく実重量)を差し引いて考えると、荷物に回せる重さがより正確に把握できます。

軽キャンの積載量目安|ベース車両の実例で見る

軽キャンピングカーは軽自動車の商用ベース車(ハイゼットカーゴ・エブリイ等)に架装するため、ベース車両の段階で積載量の上限が決まっています。ダイハツの公式諸元表によると、ハイゼットカーゴ デッキバンG(2WD)は車両重量920kg、乗車定員4名、最大積載量250kgです(ダイハツ公式サイト・ハイゼットカーゴ主要諸元表、2026-08-27確認)。250kgという数値は、大人4人分の手荷物・食料・寝具などを合わせるとすぐに近づく重さで、軽キャンは「荷物を厳選して積む」ことが前提の車種だと分かります。架装後(キャンピングカーとして仕上げた後)の実際の最大積載量は、艤装の内容によってベース車両の数値から変わるため、正確な数値はレンタル会社に確認するか、借りる車両の車検証で確認してください。

バンコン・キャブコンの積載量目安|架装後は公式に一覧化されていない

車種ごとの基本的な違いはキャンピングカーの種類を全7種で解説していますが、バンコン(ハイエースベース等)・キャブコン(カムロードベース等)は、ベース車両に断熱材・家具・給排水設備・バッテリーなどを架装するため、完成後の車両重量はベース車両単体よりも重くなります。この架装後の車両重量・最大積載量は、キャンピングカービルダー各社の公開資料でも一覧化されていないことが多く、モデル・グレード・オプション装備によって個体差があります。「バンコンなら〇〇kg、キャブコンなら〇〇kg」と車種カテゴリだけで一律の数値を示すのは実態に即さないため、本記事では架装後の具体的な重量は断定しません。正確な最大積載量を知りたい場合は、レンタルする車両の車検証に記載された数値を予約時または引き渡し時に確認するのが確実です。

車検証で確認する方法

レンタルキャンピングカーには車検証が車内に備え付けられていることが一般的です。車検証には「車両重量」「車両総重量」「乗車定員」「最大積載量」の欄があり、この4つの数値から、その車両に積める荷物の上限が分かります。乗車人数分の食料・水・キャンプ用品を多めに積む予定がある旅では、出発前に貸出会社へ「この車両の最大積載量」を具体的に聞いておくと、当日の積みすぎを避けられます。特に長期の旅・大人数の旅・自転車やアウトドア用品を積む旅では、事前確認の価値が高くなります。

積みすぎるとどうなるか

最大積載量を超えて荷物を積む「過積載」は、道路運送車両法上の保安基準に違反する行為です。タイヤの摩耗や燃費の悪化だけでなく、ブレーキの効きが悪くなる、カーブでの安定性が下がるなど、走行の安全性そのものに関わります。特にキャンピングカーは車体上部に居住スペースがあり重心が高いため、荷物の重さと積み方が走行安定性に与える影響は、一般的な乗用車よりも大きくなります。「まだ入るから」と収納スペースの余裕だけで荷物を増やすのではなく、重さの上限を意識してください。

積み方のコツ①重い荷物は低い位置・車両中央に

飲料水のポリタンク・ポータブル電源・工具箱など重量のある荷物は、できるだけ床に近い低い位置、かつ車両の前後・左右の中央寄りに配置すると、重心が安定します。逆に、車体後部やルーフキャリアなど車両の端・高い位置に重い荷物を集中させると、カーブや強風時にふらつきやすくなります。走行前には荷物が動かないよう固定し、急ブレーキ時に荷物が飛んでこないようにしておく確認も欠かせません。

積み方のコツ②人数×日数で持ち物を絞る

荷物の重さは「念のため」で増えていきがちです。着替えや食料は日数分をそのまま積むのではなく、道中のコインランドリー・スーパー・道の駅での買い足しを前提に減らすと、積載量に余裕が生まれます。持ち物の全体像は北海道キャンピングカー旅持ち物チェックリストにまとめているため、出発前にリストと積載量を照らし合わせておくと計画が立てやすくなります。

積み方のコツ③水タンク・ポータブル電源の重さを忘れない

キャンピングカー特有の重量物として見落としやすいのが、車両備え付けの給水タンクを満水にしたときの水の重さと、大容量ポータブル電源の重さです。水は1リットルあたり1kgのため、40リットルタンクを満水にするだけで40kgになります。ポータブル電源も大容量モデルは10kgを超えるものがあります。これらは「荷物」として意識されにくいものの、最大積載量の計算には含まれるため、満タン・フル装備の状態を前提に積載量の余裕を見積もってください。

自転車・アウトドア用品を積む場合の注意

自転車はロードバイクで7〜10kg程度、電動アシスト自転車では20kg超になるものもあり、複数台積むと積載量への影響が大きくなります。自転車を積んで走るサイクリング旅の車種選び・積載スペースの考え方はサイクリング×キャンピングカー北海道旅ガイドで詳しく扱っています。カヤック・釣り具・スキー用品なども同様に、事前に総重量を見積もってから車種を選ぶと安心です。

車種選びと免許区分の関係

車両総重量が3.5トンを超えるキャンピングカーは、取得した免許の種類によって運転できない場合があります。車種別の免許区分の詳細はキャンピングカーは普通免許で運転できる?で確認できます。積載量に余裕を持たせたいからといって車両総重量の大きい車種を選ぶ場合は、運転できる免許区分かどうかも合わせて確認してください。高速道路の車種区分・料金は北海道の高速道路料金ガイドで扱っています。

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荷物の重さをイメージする早見表

積載量の感覚をつかむために、旅先で発生しやすい重量物の目安をまとめました。実際の重さは製品・容量によって変わるため、あくまで計画時のイメージとして使ってください。

荷物重さの目安
給水タンク満水(40リットルの場合)約40kg
大容量ポータブル電源10〜20kg程度
4人家族3泊分の食料・飲料10〜20kg程度
ロードバイク1台7〜10kg程度
電動アシスト自転車1台20kg超
4人分のスーツケース・バッグ類合計30〜50kg程度

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よくある質問(FAQ)

最大積載量はどうやって計算されますか?

車両総重量から車両重量と乗車定員分(1名あたり55kg換算)を差し引いた重さが最大積載量です。55kgという数値は、国土交通省の道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第81条2項一号イ(5)で使われている基準です(国土交通省公式サイト、2026-08-27確認)。

軽キャンの積載量はどれくらいですか?

ベース車両の例として、ダイハツ ハイゼットカーゴ デッキバンG(2WD)は車両重量920kg・乗車定員4名・最大積載量250kgです(ダイハツ公式サイト、2026-08-27確認)。架装後の実際の数値は艤装内容で変わるため、借りる車両の車検証で確認してください。

バンコン・キャブコンの積載量はどれくらいですか?

架装後の車両重量・最大積載量はビルダー・モデル・オプションによって個体差があり、公式資料でも一律の数値としては公開されていないことが多いです。正確な数値は、レンタルする車両の車検証で確認するか、貸出会社に直接問い合わせてください。

積みすぎると何が問題になりますか?

過積載は道路運送車両法上の保安基準違反にあたります。タイヤの摩耗・燃費の悪化に加え、ブレーキの効きや走行安定性が低下します。キャンピングカーは重心が高いため、一般的な乗用車より荷重の影響を受けやすい点に注意してください。

荷物はどう積めば安定しますか?

重い荷物は床に近い低い位置、車両の前後・左右の中央寄りに配置すると重心が安定します。車体後部や高い位置に重量物を集中させると、カーブや強風時にふらつきやすくなるため避けてください。

給水タンクやポータブル電源も積載量に含まれますか?

含まれます。給水タンクを満水にした水の重さ(40リットルで約40kg)や大容量ポータブル電源の重さは見落としやすいため、満タン・フル装備の状態を前提に積載量の余裕を見積もってください。

自転車を積む場合、何に注意すればいいですか?

ロードバイクで7〜10kg程度、電動アシスト自転車では20kgを超えるものもあり、複数台積むと積載量への影響が大きくなります。車種選び・積載スペースの詳細はサイクリング×キャンピングカー北海道旅ガイドを参照してください。

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-09-09 / 最終更新日: 2026-09-04

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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