北海道キャンピングカーモデルコース完全ガイド|日数別プランと費用目安【2026年版】
北海道をキャンピングカーで旅するとき、「何泊必要か」「どのルートを走るか」は旅の満足度を大きく左右します。この記事では、新千歳空港を出発点とした日数別モデルコースを、具体的な地名・走行距離・おすすめP泊地・費用シミュレーションとともにまとめました。初めての北海道キャンピングカー旅のプラン作りに、そしてリピーターがルートを組み直すときのたたき台として使ってください。
旅行プランの立て方(日数・出発地・季節)
北海道は本州の約2.2倍の面積を持ちます。東京〜大阪間に相当する約550kmが、道内の「短距離移動」に当たることもあります。ルートを組む前に、まず「何泊か」「レンタル返却場所はどこか」「季節はいつか」の3点を固めておきましょう。
日数の目安
2〜3泊なら道央エリア(支笏湖・ニセコ・洞爺湖)を集中して回るのが現実的です。毎日200km前後の移動に収まるため、キャンピングカーの快適さを存分に楽しめます。4〜5泊になれば道東(知床・釧路)まで足を伸ばせます。7泊以上あれば北海道一周も視野に入ります。ただし一周コースは1日の平均走行距離が長くなるため、ドライブ好きであることが前提です。
出発地と返却場所
新千歳空港を出発・返却拠点にするケースが最多です。フライトの到着後すぐに乗り込み、旅の最終日に返却してそのまま搭乗できる動線が旅程を組みやすくします。一部のレンタル会社は函館や旭川への乗り捨てに対応していますが、別途乗り捨て料金が発生するため事前確認を忘れずに。
季節の注意点
キャンピングカー旅のベストシーズンは6月中旬〜9月末です。6月はラベンダーの準備期、7〜8月はピーク期でキャンプ場の混雑と予約必須を覚悟してください。9月は混雑が落ち着き、紅葉が始まる穴場時期です。10月以降は道路凍結や積雪リスクがあるため、FF式ヒーターなどの寒冷地仕様車を選ぶか、旅程を慎重に組む必要があります。5月は残雪が残る峠があります。道路情報は出発前に北海道開発局の道路情報サイトで確認しておくと安心です。GW前後に出発するなら、北海道キャンピングカー春旅ガイドで残雪や花見スポットの状況を先に確認しておくとルートが組みやすい。
2〜3泊:道央・支笏湖・ニセコ周遊コース
日程が短い方でも北海道らしい自然と温泉を満喫できるコースです。新千歳空港を起点に一筆書きで戻ってくるため、移動効率がよく体への負担も少なめです。
ルート概要
新千歳空港(出発)→ 支笏湖(約40km・約50分)→ ニセコ・倶知安(約120km・約2時間)→ 洞爺湖(約60km・約1時間)→ 新千歳空港(約110km・約1時間30分)
総走行距離は約330kmで、3泊の場合は1日平均110kmほどです。一般道中心でも無理のないペースで走れます。
1日目:新千歳空港 → 支笏湖
空港でキャンピングカーを受け取り、道央自動車道を使わず国道276号・453号で支笏湖へ向かいます。レンタカー引き取りに30分〜1時間ほどかかることを踏まえると、空港出発は10:00前後、支笏湖到着は11:00頃が目安です。支笏湖は透明度の高いカルデラ湖で、湖畔のキャンプ場「支笏湖畔野営場」は湖を目の前に車を停められる数少ないスポットです。オートサイトは電源なしが中心ですが、キャンピングカーであれば問題ありません。到着後、11:30頃までにチェックインとサイト設営を済ませ、11:30〜14:00は湖畔散策、14:30頃から支笏湖温泉街の温泉で入浴(日帰り入浴800〜1,200円目安)、17:00以降は夕食をとりながら夕日を待つ、という流れが目安です。
2日目:支笏湖 → ニセコ・倶知安
国道276号を西進してニセコエリアへ。支笏湖を9:00頃に出発すると、ニセコエリアには11:00前後で到着できるのが目安です。ニセコは羊蹄山(蝦夷富士)の絶景で知られ、道の駅「ニセコビュープラザ」には11:30頃立ち寄り、羊蹄山を正面に望む撮影と休憩に30分ほど確保するとゆとりが生まれます。車中泊は「ニセコグラン・ヒラフ」周辺のRVパークか、「ひらふ坂」周辺の道の駅を活用し、15:00頃には車中泊地に入るペースが目安です。倶知安温泉(薬師温泉)は16:00〜17:00頃の入浴が空いていることが多く、その後周囲のスーパーで夕食の食材を調達するのがルーティンです。
3日目:倶知安 → 洞爺湖 → 新千歳空港
国道230号で洞爺湖へ。倶知安を8:00頃に出発すると、洞爺湖には9:00前後で到着できるのが目安です。湖畔の「洞爺水辺の里財田キャンプ場」は湖に面した絶景サイトで、温泉施設「財田温泉」も隣接しています(入浴料500円前後)。洞爺湖では湖を一周するサイクリングロードも整備されており、9:00〜11:00頃の午前中の散策に向いています。その後、11:30頃に洞爺湖を出発し、道央自動車道で新千歳空港へ戻ります(約1時間30分)。空港には13:00頃到着できるのが目安なので、午後発以降のフライトであれば余裕を持って返却・搭乗手続きに進めます。
このコースのポイント
- 温泉3箇所(支笏湖・倶知安・洞爺湖)をすべて楽しめる
- 高速道路の利用は最小限でも成立する
- 8月はニセコ・洞爺湖のキャンプ場が混むため、前日までの予約を推奨
- 洞爺湖の花火大会(4〜10月毎晩)はキャンピングカーから鑑賞できる
支笏湖から羊蹄山麓・倶知安を通るルートは、アクティビティの選択肢も豊富です。ニセコエリアでは夏でもラフティングやカヌーを体験できる事業者が複数あります(1人5,000〜8,000円程度)。また、倶知安から洞爺湖へ向かう途中に「中山峠」があり、道の駅「望羊中山」では峠を越えながら羊蹄山を正面に望むことができます。ここのあげいもは名物です(1本200円前後)。3泊にする場合は2日目をニセコでゆっくり過ごし、3日目に洞爺湖へ移動するスケジュールがゆとりを生みます。
2〜3泊コースの費用シミュレーション
総走行距離約330kmのこのコースを2泊3日で走った場合の費用内訳の目安です。レンタル料は事業者と季節で変わるため、幅を持たせて示します。
| 項目 | 目安額(2泊3日) | 補足 |
|---|---|---|
| レンタル料+免責補償料 | 軽キャンパー 26,700〜75,900円 バンコン 39,300〜115,500円 キャブコン 52,800〜187,500円 |
税込。繁忙期(7月下旬〜8月末)は+20〜40%程度 |
| 燃料費 | 4,000〜5,000円程度 | 約330km・バンコン(燃費8〜10km/L)の場合 |
| 有料道路 | 2,000〜4,000円程度 | 高速道路を使う場合。このコースは一般道中心でも走れる |
| 宿泊(RVパーク利用時) | 1泊1,000〜4,500円 | 道内の中心価格帯は2,000〜3,300円 |
※食費・入浴費・観光費用は旅のスタイルによる差が大きいため含めていません。入浴費用の目安は各日程の本文に記載しています。
バンコンに4名で乗れば、車両関連の費用は1人あたり1万円台前半からになります。事業者別の実額と人数別の割り勘は2泊3日の費用シミュレーションに、3泊に延ばした場合の総額は3泊4日の費用シミュレーションにまとめています。RVパークの料金・設備は北海道のRVパーク一覧で施設ごとに確認できます。
4〜5泊:道東・知床・釧路・帯広コース
世界自然遺産の知床、霧に包まれた釧路湿原、スイーツの街・帯広を結ぶ道東コースです。距離は長くなりますが、北海道ならではの雄大な風景を凝縮して体験できます。
ルート概要
新千歳空港 → 帯広(約170km・道東道利用で約2時間)→ 釧路・釧路湿原(約120km・約1時間40分)→ 知床・ウトロ(約160km・約2時間20分)→ 網走(約70km・約1時間)→ 新千歳空港(約340km・高速利用で約3時間30分)
総走行距離は約860kmです。5泊の場合は1日平均170km前後になります。高速道路を上手に使えばドライブ疲れを軽減できます。
1日目:新千歳空港 → 帯広
道東自動車道で帯広へ直行します。空港出発は10:00前後が目安で、道東自動車道を使えば帯広市内には12:00頃到着できます。帯広は十勝平野の中心都市で、豚丼・六花亭・柳月など食の魅力が凝縮されています。13:00〜14:30頃は豚丼ランチと六花亭・柳月での買い物に、15:00頃からは市内散策に充てると初日から十勝らしさを味わえます。17:00頃に「道の駅 おとふけ(なつぞらのふる里)」へ移動してP泊準備を済ませるのが目安です。駐車スペースが広く、施設もきれいで夜間も安心して利用できます。
2日目:帯広 → 釧路・釧路湿原
国道38号で釧路方面へ。帯広を8:00頃に出発すると、「道の駅 しらぬか恋問」には9:30頃到着し、30分ほどの休憩が目安です。釧路湿原展望台(細岡展望台)には11:00前後で到着できます。展望台からの一望は圧巻で、早朝(6:00〜7:00頃)に訪れると霧が立ち込め幻想的な風景が広がるため、翌朝に時間があれば再訪する余裕を持たせるのもおすすめです。日中は12:00〜14:00頃を湿原周辺の散策やカフェ利用に充て、夜は釧路市内の「道の駅 阿寒丹頂の里」または「釧路市コッタロ湿原展望台」周辺でP泊。18:00以降は釧路フィッシャーマンズワーフMOOで新鮮な海鮮を楽しみましょう。
3〜4日目:知床・ウトロ
国道391号を北上し、知床半島の玄関口・ウトロへ(釧路から約160km・約2時間30分)。3日目は10:00頃に釧路を出発すると、ウトロには13:00前後で到着できるのが目安です。到着後、14:00〜16:00は知床五湖の高架木道散策(無料・約1.6km)に充て、17:00頃からウトロ温泉「岩尾別温泉ホテル地の涯」の日帰り入浴(予約制)を楽しむペースがおすすめです。4日目は9:00頃からクルーズ船で断崖絶壁めぐり(乗船時間は便により1時間30分〜3時間程度)、下船後の午後は知床五湖の地上遊歩道(ガイドツアー要予約)を巡ります。キャンピングカーでの宿泊は「知床旅情キャンプ場」(ウトロ温泉近く)か、国道沿いのRVパークを利用。知床は観光地として人気が高く、7〜8月は知床五湖の地上遊歩道が混雑するため、ガイドツアーは1週間前までに予約しておくと安心です。
5日目:網走 → 新千歳空港
知床から網走へ国道334号で約1時間。知床を8:00頃に出発すると、網走には9:00前後で到着できるのが目安です。網走監獄博物館(入場料1,500円)は道東観光の定番スポットで、9:30〜11:00頃の見学に1時間30分ほど確保すると余裕があります。その後、11:30頃に網走を出発し、旭川経由の道央自動車道か、士幌経由の道東自動車道で新千歳空港へ戻ります。高速を使えば約3時間30分〜4時間なので、空港到着は15:00〜16:00頃が目安です。夕方以降のフライトであれば、帰路の途中で旭川の旭山動物園(入場料1,000円、13:00頃到着・滞在1時間30分ほど)に立ち寄る余裕も生まれます。
4〜5泊コースの費用シミュレーション
総走行距離約860kmの道東コースを4泊5日で走った場合の費用内訳の目安です。
| 項目 | 目安額 | 補足 |
|---|---|---|
| レンタル料+免責補償料(4泊5日) | 軽キャンパー 44,500〜126,500円 バンコン 65,500〜192,500円 キャブコン 88,000〜312,500円 |
税込。繁忙期(7月下旬〜8月末)は+20〜40%程度 |
| 同(5泊6日) | 軽キャンパー 53,400〜151,800円 バンコン 78,600〜231,000円 キャブコン 105,600〜375,000円 |
1泊延ばすごとにレンタル料+免責補償料が1日分加算 |
| 燃料費 | 9,000〜13,000円程度 | 約860km・バンコン(燃費8〜10km/L)の場合 |
| 高速道路(定額パス利用時) | 普通車8,000円(2日間)〜13,700円(7日間) | 「HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす」。GW・お盆などの交通混雑期は対象外(2026-08-03確認) |
| 宿泊(RVパーク利用時) | 1泊1,000〜4,500円 | 道内の中心価格帯は2,000〜3,300円 |
※食費・入浴費・観光費用は旅のスタイルによる差が大きいため含めていません。
バンコンに4名で乗った場合、車両関連の費用は1人あたり2万円前後になります。事業者別の実額は4泊5日の費用シミュレーションと5泊6日の費用シミュレーションに、定額パスの日数別料金とキャンピングカーの車種区分は北海道の高速道路料金ガイドにまとめています。
6〜7泊以上:北海道一周コース
時間と体力に余裕があれば、北海道一周コースに挑戦しましょう。新千歳空港を起点に反時計回りで走ると、日本海側の景色→最北端→オホーツク→道東→太平洋岸という順番で北海道の多様な表情を体感できます。総走行距離は約1,700〜2,000kmで、1日平均240〜280kmの計算です。余裕を持たせるなら9〜10泊が理想ですが、7泊でも要所を絞れば十分です。
ここではモデルコースの一部として7泊の概要を紹介していますが、区間ごとの走行距離・所要時間を実測し、9泊10日を軸に時計回り・反時計回りの違いや13〜14泊への延長プランまで踏み込んで解説した北海道一周モデルルート完全ガイドもあわせてご覧ください。
7泊モデルスケジュール(反時計回り)
1日目:新千歳空港 → 小樽(約70km)
道央自動車道で小樽へ。空港出発は10:00前後が目安で、小樽には11:00前後に到着できます。11:30〜13:00は海鮮丼・スシで旅のスタートを祝い、13:30〜16:00は小樽運河沿いの散策とガラス工房・レトロ建築の見学に充てると初日から満足度が高まります。17:00頃に運河公園周辺の駐車場またはRVパーク小樽でP泊準備を済ませるのが目安です。
2日目:小樽 → 留萌 → 稚内(約340km)
国道231号の「オロロンライン」を北上します。日本海を左手に見ながらひたすら北へ走る、北海道らしいドライブの真骨頂です。留萌で休憩、増毛の「国稀酒造」に立ち寄るのもいいでしょう。天塩から国道232号で稚内市街へ。P泊は「道の駅 わっかない」(稚内市街に隣接)が便利です。
3日目:稚内・宗谷岬(滞在〜約50km)
日本最北端・宗谷岬へ。稚内市内を9:00頃に出発すると、宗谷岬には9:40前後で到着できるのが目安です。岬の碑の前で写真を撮り、礼文島・利尻島を遠望する時間を10:00〜10:30頃に確保します。宗谷丘陵の展望台では11:00〜12:00頃にホワイトアウト景色を楽しんだあと、13:00頃から稚内温泉「童夢」(入浴料700円前後)で疲れを取り、15:00以降は稚内市内またはノシャップ岬周辺でゆっくり過ごす、という組み方が目安です。
4日目:稚内 → 紋別 → 網走(約320km)
国道238号「オホーツクライン」を南下。サロマ湖(日本最大の汽水湖)を眺めながら網走へ向かいます。網走市内または「道の駅 流氷街道網走」周辺でP泊。
5日目:網走 → 知床・ウトロ(約80km)
移動距離を短くして知床半島をじっくり観光。知床五湖、オシンコシンの滝、フレペの滝(ウトロ側)などを巡ります。知床旅情キャンプ場泊。
6日目:知床 → 釧路(約200km)
国道244号・272号で釧路へ。厚岸の牡蠣小屋「マルえもん」で昼食(牡蠣のBBQが名物)。釧路湿原を夕方に訪問し、霧の湿原を体感します。釧路市内でP泊。
7日目:釧路 → 帯広 → 新千歳空港(約340km)
道東自動車道で帯広を経由し新千歳空港へ。帯広では六花亭本店(マルセイバターサンド)やインデアンカレーで最後の食事を楽しみます。高速利用で空港まで約2時間30分。
北海道一周コースの注意点
- 2日目の稚内移動(約340km)はロングドライブになるため、2人以上での運転交代を推奨
- オロロンラインは絶景だが、途中のガソリンスタンドが少ない。留萌市内で必ず給油を
- 宗谷岬周辺は風が強く、7〜8月でも気温が15度前後になる日があるため、防寒着を用意
- 知床・釧路エリアのキャンプ場は7〜8月に予約が必須。2〜3週間前には確保しておく
- 9月以降は稚内・宗谷エリアで早朝に霜が降りる場合がある
一周コースは移動距離が長い分、コストも高くなります。キャンピングカーのレンタル料金(7泊)は車種にもよりますが、キャブコンで10〜20万円程度が目安です(燃料・キャンプ場代別)。2人〜4人の人数別の総額は1週間の費用シミュレーションで試算しています。その代わり、ホテル代が宿泊日数分ゼロになるため、家族4人で旅館・ホテルに泊まる場合と比較するとコストが逆転することもあります。一周コースは「北海道を感じ尽くす」旅のスタイルです。走ることを楽しめる人に向いています。
北海道ロングドライブのガソリンスタンド事情
北海道は市街地を一歩出ると、次のガソリンスタンドまでの距離が本州よりも長くなる区間が多くあります。特に道北・道東の郊外ルートでは給油ポイントの間隔が長くなることがあるため、燃料残量に余裕を持って早めに給油する習慣をつけておくと安心です。「残量が半分を切ったら給油する」を旅全体のルールにしてしまうのがおすすめです。
上記のモデルコースの中でも、特に給油ポイントに注意したいエリアは次の通りです。
- 道北・オロロンライン(留萌〜稚内、国道231号):日本海沿いを北上するロングドライブ区間。7泊一周コースの2日目でも触れた通り、途中のガソリンスタンドが少ないため、留萌市内で満タンにしておくと安心です。
- 知床半島(ウトロ〜羅臼周辺):観光の起点となるウトロ市街を離れると給油ポイントが限られます。半島内を周遊する前にウトロで給油しておきましょう。
- 道東・根釧台地(別海・標津周辺):牧場地帯が続き、市街地と市街地の間隔が長くなるエリアです。次の給油ポイントまでの距離が分かりにくいので、走行前に地図やナビで確認しておくと安心です。
こうしたエリアでは、ガソリンスタンドの間隔が50〜100km以上開くこともあります。キャンピングカーは燃費が普通車より低め(6〜10km/L程度)な車種が多く、タンク容量にも限りがあるため、市街地を通過するたびに「次で入れておくか」を判断する意識を持つと、燃料切れの不安を減らせます。また郊外のガソリンスタンドは営業時間が短い場合があり、早朝・夜間は営業していないこともあります。ロングドライブの日は日中の早い時間に給油を済ませておくと、より安心して走れます。
新千歳空港発・クレソンジャーニーで走るモデルプラン
2026年6月から、新千歳空港に隣接する拠点でキャブコン「クレソンジャーニー」のレンタルが始まりました。クレソンジャーニーはトヨタ・カムロードをベースにした本格的なキャブコンバージョン車です。常設ベッド(ダブルサイズ相当)・冷蔵庫・シンク・FF式ヒーターを標準装備しており、車内で立って移動できる居住空間が特徴です。ホテルのように荷ほどきをしたまま移動できるので、毎日チェックアウトの手間がなく、北海道の広大な自然に集中できます。
クレソンジャーニー 4泊5日 道東プラン
以下は、クレソンジャーニーを活かした道東4泊5日の具体的な旅程例です。
1日目(移動距離:約170km)
新千歳空港 → 道東自動車道 → 帯広IC → 道の駅「おとふけ(なつぞらのふる里)」P泊
夕方到着でも車内でゆったり夕食の支度ができます。常設ベッドはセットアップ不要なので、疲れていてもそのまま就寝できます。
2日目(移動距離:約200km)
帯広 → 国道38号 → 阿寒湖 → 道の駅「阿寒丹頂の里」P泊
帯広を9:00頃に出発すると、阿寒湖には11:00前後で到着できるのが目安です。11:30〜12:30はマリモ展示観察センター(入場無料)を見学し、13:00〜14:00は湖畔のアイヌコタン(アイヌ民族の集落)を歩いて訪問。15:00頃から「まりもの湯」で温泉入浴(500円前後)を楽しみ、17:00頃に道の駅「阿寒丹頂の里」でP泊準備を済ませるペースが目安です。
3日目(移動距離:約160km)
阿寒湖 → 弟子屈・摩周湖 → 国道334号 → 知床・ウトロ 「知床旅情キャンプ場」P泊
阿寒湖を9:00頃に出発すると、摩周湖第一展望台には10:30前後で到着できるのが目安です。10:30〜11:30は霧の湖面を眺めながら展望台で過ごし、その後知床・ウトロへ移動(約2時間)すると13:30頃到着できます。14:00〜16:00は知床五湖の高架木道を散策(無料・約1.6km)し、17:00頃「知床旅情キャンプ場」でP泊準備、というペースが目安です。キャブコンの高い車高から望む知床の山並みは格別です。
4日目(移動距離:約130km)
知床 → 羅臼 → 標津 → 別海 → 根釧台地 → 厚岸 「道の駅 厚岸グルメパーク」P泊
羅臼側から見る国後島の眺望は知床の中でも特別です。道の駅厚岸グルメパークでは牡蠣・ホタテをその場で焼いて食べられます。クレソンジャーニーのシンクで下処理をして炭火へ、という使い方ができるのもキャブコンならでは。
5日目(移動距離:約250km)
厚岸 → 釧路 → 道東自動車道 → 新千歳空港 返却
釧路のWASHO市場で朝食(勝手丼が名物)。その後、高速で新千歳空港へ。午後便のフライトなら余裕を持って返却できます。
この5日間の総走行距離は約710km、1日平均約142kmです。高速道路を組み合わせることで観光時間を十分に確保できます。クレソンジャーニーのFF式ヒーターは6月でも早朝の冷え込みをしっかりカバーします。
よくある質問(FAQ)
キャンピングカーでの北海道旅行、何泊が一番おすすめですか?
道東(知床・釧路)まで行きたいなら4泊5日、道央だけなら2泊3日が無理のない目安です。初めての方は1日の走行距離を150〜200kmに抑えて計画すると、観光と移動のバランスが取りやすくなります。
キャンピングカーのP泊(車中泊)は道の駅でできますか?
道の駅での車中泊は「仮眠」として黙認されているケースが多いですが、施設によってルールが異なります。発電機の使用やエンジンをかけたままの駐車を禁止している道の駅もあります。事前に道の駅の公式サイトや「車中泊マップ」で確認し、迷惑駐車にならないよう整列駐車・静粛を心がけてください。RVパークや専用キャンプ場を積極的に組み合わせることを推奨します。
北海道のキャンプ場は予約が必要ですか?
7〜8月のピーク期は、特に知床・ニセコ・洞爺湖エリアのキャンプ場で事前予約が必要なところが増えています。「なっぷ」や「キャンプ場予約サイト」で2〜4週間前に確認・予約しておくと安心です。6月や9月は比較的空いており、当日申し込みできる場所も多いです。
北海道のガソリンスタンドは少ない地域がありますか?
道北・道東の一部(オロロンライン、知床半島内、根釧台地など)はガソリンスタンドの間隔が50〜100km以上開くことがあります。残量が半分を切ったら給油する習慣をつけ、地方の道の駅や市街地を通るたびに給油を確認しておくと安心です。キャンピングカーは燃費が普通車より低め(6〜10km/L程度)なので、タンク容量に余裕がある車を選ぶか、こまめな給油を意識してください。
北海道キャンピングカー旅で避けたほうがいい時期はありますか?
11月〜4月は積雪・路面凍結のリスクが高く、キャンプ場の多くが閉鎖されます。特に初心者の方には6月中旬〜9月末を強く推奨します。ゴールデンウィーク(5月初旬)は道路が混雑しますが、天気が良ければ走りやすい時期でもあります。ただし山間部の峠道は5月でも凍結や積雪が残る場合があるため、道路情報の確認が必須です。
クレソンジャーニーはどこで借りられますか?
クレソンジャーニーは新千歳空港を拠点とするMoving Inn(ムービングイン)でレンタルできます。2026年6月から提供が始まった北海道初のキャブコンレンタルサービスです。予約はMoving Inn公式サイト(moving-inn.com)から行えます。空港からの送迎に対応しているため、フライト後すぐにキャンピングカー旅をスタートできます。