北海道でペットと泊まれるRVパーク51か所・キャンプ場21か所|犬・猫連れキャンピングカー旅の注意点【2026年版】
北海道で犬や猫と一緒に車で泊まれる場所は、RVパークが51か所、キャンプ場が21か所あります。RVパークはくるま旅.comで「ペット可」と掲載されている施設、キャンプ場は各施設の公式ページでペット同伴の条件を確かめた施設です(いずれも2026年9月時点)。冬も営業しているRVパークは、そのうち33か所です。
RVパークは「ペット可」と書かれていれば施設全体で受け入れていることが多い一方、キャンプ場は「ペット専用サイトのみ」「テントサイトのみ」のようにサイトを限っているところがほとんどです。この記事では、この2種類を一覧で並べ、そのあとに車内の暑さ対策・マダニ・持ち物をまとめています。
ペットを乗せられるレンタカーを探している方はペット可のレンタル拠点一覧、借りる前の確認点はペット可のキャンピングカーを借りるにはを見てください。費用やモデルルートなど旅の全体像は北海道キャンピングカーの旅 完全ガイドにまとめています。
地図の点を押すと、ここに名前が出ます。
点が多いので名前は省いています。地図の点を押すと、名前と記事内の説明へのリンクが出ます。位置を確かめられていない2か所は地図に置いていません。点の位置は、施設の住所や公式に示された場所から求めています。町名の位置は国土数値情報、湖と高速道路はOpenStreetMapのデータです。
ペットと泊まれる場所は3種類:RVパーク・キャンプ場・道の駅
キャンピングカーで泊まる場所は、RVパーク・オートキャンプ場・道の駅の3つです。ペット連れで違いが出るのは「どこまで一緒にいられるか」と「電源があるか」です。
| 泊まる場所 | ペット | 電源 | 冬 |
|---|---|---|---|
| RVパーク | ペット可の施設が多い(北海道で51か所) | 51か所中44か所にある | 51か所中33か所が営業 |
| オートキャンプ場 | ペット専用サイトなど、サイトを限って受け入れ(21か所) | 一部のサイトのみ | ほとんどが11月〜4月に休業 |
| 道の駅 | 駐車場と屋外は可。建物の中は基本的に不可 | ない | 駐車場は使えるが、宿泊目的の利用は想定されていない |
夏にペットを車内に残す時間があるなら、電源を使ってエアコンや扇風機を回せるRVパークが一番安心です。道の駅は休憩の場所であって、連泊やペットを置いての外出には向きません。道の駅での車中泊の考え方は北海道の車中泊ガイドで説明しています。
ペット可のRVパーク51か所(エリア別)
くるま旅.com(日本RV協会の予約サイト)で「ペット可」と掲載されている北海道のRVパーク・湯YOUパーク・くるま旅パークです。大きさや頭数の条件は施設ごとに違い、掲載ページに書かれていないことも多いので、予約のときに犬種・体重・頭数を伝えて確かめてください。料金は1台1泊の最安値で、人数や電源の料金が別にかかる施設があります。
ドッグランがあると掲載されているのは、十勝まきばの家(池田町)、ピリカ(今金町)、旅する車 新千歳空港BASE(千歳市)、RVパーク倶知安(倶知安町)、湯の川温泉 ホテル雨宮館(函館市)の5か所です。
道央(札幌・千歳・小樽・ニセコ・苫小牧)21か所
| 施設 | 市町村 | 1泊の目安 | 電源 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| RVパーク outdoor base TRIOUT | 札幌市 | 1,500円〜 | あり(有料) | 冬は休業 |
| 湯元ホロホロ山荘 | 伊達市 | 2,200円〜 | なし | 冬も営業 |
| 美唄RVパーク | 美唄市 | 2,500円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク 手稲山麓 | 札幌市 | 2,500円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| 札幌小金湯さくらRVパーク | 札幌市 | 2,500円〜 | あり(有料) | 冬は休業 |
| RVパーク花ロードえにわ | 恵庭市 | 2,500円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク糸井の森 | 苫小牧市 | 2,500円〜 | あり(有料) | 冬は休業 |
| RVパーク SAKURA | 札幌市 | 2,500円〜 | 施設に確認 | 冬も営業 |
| RVパークにいかっぷ | 新冠町 | 2,728円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク カーリンクス長沼キャンプ場 | 長沼町 | 2,750円〜 | あり(無料) | 冬は休業 |
| RVパーク室蘭 ZEKKEI BASE CAMP | 室蘭市 | 2,750円〜 | あり(有料) | 冬は休業 |
| RVパーク倶知安 ドッグランあり | 倶知安町 | 2,750円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク 石狩FIELD | 石狩市 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク RV FOREST 310 | 厚真町 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬は一部のみ |
| メープルロッジRVパーク | 岩見沢市 | 3,000円〜 | あり(有料) | 冬は休業 |
| えべつRVパーク | 江別市 | 3,300円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク ホテルいのう | 岩内町 | 3,300円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク 旅する車 新千歳空港BASE ドッグパーク併設(利用者は会員料金) | 千歳市 | 3,300円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパークライト AKAIGAWA TOMO PLAYPARK | 赤井川村 | 3,800円〜 | あり(無料) | 冬は休業 |
| ペンション ロコモーション | 倶知安町 | 施設に確認 | あり(有料) | 冬も営業 |
| むかわ温泉四季の館 | むかわ町 | 施設に確認 | なし | 冬も営業 |
道南(函館・北斗・七飯)9か所
| 施設 | 市町村 | 1泊の目安 | 電源 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| RVパークおおぬま | 七飯町 | 1,500円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク ピリカ ドッグランあり | 今金町 | 2,000円〜 | あり(無料) | 冬は休業 |
| RVパークはこだて緑園通 | 函館市 | 2,000円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク 北斗 | 北斗市 | 2,500円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| 木古内みそぎの丘RVパーク | 木古内町 | 2,970円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク HAKODATE SHOWA BASE | 函館市 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬は休業 |
| RVパーク 新函館北斗駅前 | 北斗市 | 4,000円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| 湯の川温泉 ホテル雨宮館 ドッグランあり | 函館市 | 施設に確認 | 要確認 | 冬も営業 |
| RVパーク メイプルキャンプ場 | 七飯町 | 施設に確認 | 施設に確認 | 冬も営業 |
道北(旭川・富良野・美瑛・名寄)9か所
| 施設 | 市町村 | 1泊の目安 | 電源 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| RVパークわっさむふれあいのもり | 和寒町 | 1,000円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク なよろ温泉サンピラー | 名寄市 | 2,500円〜 | あり(無料) | 冬は休業 |
| RVパーク Johnny Base | 旭川市 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| ケイズハウス北海道 | 東川町 | 3,000円〜 | あり(有料) | 冬は一部のみ |
| RVパーク えんがる町ホテルサンシャイン | 遠軽町 | 3,300円〜 | あり(無料) | 冬は休業 |
| RVパーク 藍染結の杜 | 美瑛町 | 4,000円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク生鮮おろしソフトクリーム | 滝川市 | 4,000円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| くるま旅パーク RIJIN HILLS BASE | 上富良野町 | 施設に確認 | あり(有料) | 冬は休業 |
| スパ&ホテルリゾートふらのラテール | 中富良野町 | 施設に確認 | なし | 冬も営業 |
道東(帯広・十勝・釧路・網走・根室)12か所
| 施設 | 市町村 | 1泊の目安 | 電源 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| RVパーク Moving Inn Tokachi 北の森 | 大樹町 | 大人1名45,343円〜(客室つきの宿泊料金) | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク 阿寒丹頂の里 | 釧路市 | 1,500円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク昆布森番屋 | 釧路町 | 1,500円〜 | あり(有料) | 冬は休業 |
| RVパーク ABASHIRI BAY | 網走市 | 1,500円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク峠の湯びほろ | 美幌町 | 2,000円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| RVパーク 十勝まきばの家 ドッグランあり(犬1匹500円・ドッグラン代込み) | 池田町 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬は一部のみ |
| RVパーク・知床清里町ウエネウサルみどり | 清里町 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬は一部のみ |
| RVパーク 十勝ワッカの森 | 清水町 | 3,000円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパーク みどり | 根室市 | 3,500円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| RVパークHERON 十勝浦幌 | 浦幌町 | 4,400円〜 | あり(有料) | 冬も営業 |
| 星おどるRVパークおだいとう | 別海町 | 4,500円〜 | あり(無料) | 冬も営業 |
| 北海道オホーツク公園 てんとらんど | 網走市 | 施設に確認 | 施設に確認 | 冬は休業 |
RVパークは区画が近く、ほかの利用者との距離がキャンプ場より短くなります。夜の吠え声、排泄物の後始末、車の外につないだままにすることの3つは苦情になりやすいので、キャンプ場以上に気をつけてください。電源・温泉・冬の営業などペット以外の条件も含めた全施設の一覧は北海道のRVパーク一覧にあります。
ペットと泊まれるオートキャンプ場21か所
キャンピングカーで乗り入れられるオートキャンプ場のうち、公式ページにペット同伴の条件が書かれている施設です。「ペット可」とだけ書かれている施設はわずかで、多くは専用サイトやキャンピングカーサイトに限っています。予約サイトでサイトを選ぶときに、ペット可のサイトかどうかを必ず確かめてください。
| キャンプ場 | 市町村 | 営業期間 | ペットの条件 |
|---|---|---|---|
| 百人浜オートキャンプ場 | えりも町 | 4月1日〜3月31日(11月以降不定休のため利用時要確認) | 条件あり(内容は施設に確認) |
| 北広島かえるキャンプ場 | 北広島市 | 4月中旬〜12月28日、1月4日〜3月中旬(年末年始に整備期間あり) | ドッグサイトあり |
| モラップキャンプ場 | 千歳市 | 4月26日〜10月中旬(2026年度予定) | リード着用必須。車の横付けは一部サイトのみ |
| 美笛キャンプ場 | 千歳市 | 2026年4月24日〜10月18日 | リード必須・放し飼い禁止 |
| 三石海浜公園オートキャンプ場 | 新ひだか町 | 4月下旬〜9月30日 | テントサイトのみ・事前申告制 |
| 日高沙流川オートキャンプ場 | 日高町 | 4月下旬〜10月中旬(閉鎖期間10月〜3月) | ドッグラン「ワンワン広場」あり |
| 国営滝野すずらん丘陵公園 | 札幌市 | 4月〜11月 | 専用の「わんわんペットサイト」を利用。鑑札のコピーと予防接種証明書が必要 |
| 沼田町ほたるの里オートキャンプ場 | 沼田町 | 6月1日〜9月30日 | 条件あり(内容は施設に確認) |
| 滝里湖オートキャンプ場 | 芦別市 | 2026年4月下旬〜10月中旬 | 条件あり(内容は施設に確認) |
| オートリゾート八雲 | 八雲町 | 4月中旬〜11月初旬(冬季12月第3週まで金土のみ一部営業) | ペット専用サイト・ドッグランあり |
| 白石公園はこだてオートキャンプ場 | 函館市 | 4月下旬〜10月下旬(目安。公式トップページに期間の明記なし) | キャンピングカーサイトと一部キャビンのみ。狂犬病予防注射の証明書が必要 |
| 星に手のとどく丘キャンプ場 | 中富良野町 | 2026年4月29日〜10月11日 | 可(条件は施設に確認) |
| 初山別みさき台公園キャンプ場 | 初山別村 | 2026年6月6日〜9月23日(6・9月土日祝+7・8月毎日営業) | マナーを守ればカーサイトで利用可 |
| かなやま湖オートキャンプ場 | 南富良野町 | 2026年5月1日〜10月11日 | ドッグランあり |
| きのこの里あいべつオートキャンプ場 | 愛別町 | 4月26日〜10月中旬 | 放し飼い禁止・排泄物は持ち帰り |
| 道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場 | 稚内市 | 要確認 | ロッジ2棟・プライベートサイト8・キャンピングカーサイト4のみ |
| 兜沼公園キャンプ場 | 豊富町 | 5月1日〜9月30日 | ペット同伴サイトあり |
| 十勝エコロジーパーク | 帯広市 | 4月29日〜10月30日 | プライベートサイトのみ(フリーテントサイトは不可) |
| スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド | 帯広市 | 通年(Aサイトは冬季12月〜3月閉鎖) | リード必須・宿泊棟「住箱」の中は不可 |
| 清里オートキャンプ場(パパスランド隣) | 清里町 | 2026年6月1日〜(終了日未確認) | 専用の5サイトのみ |
| 道立オホーツク公園てんとらんど | 網走市 | 要確認 | 一部のサイトのみ |
北海道のキャンプ場は、スノーピーク十勝ポロシリなど一部を除いて冬は休業します。夏休み(7〜8月)の週末は早く埋まるので、日程が決まったら早めに予約を入れてください。
冬にペットと泊まるなら:冬も営業のRVパーク33か所
11月から4月にペットと車で泊まれる場所は、ほぼRVパークだけです。上の表で「冬も営業」となっている33か所がその候補です。うち27か所は電源が使えると掲載されています(湯YOUパークなど6か所は電源なし・未掲載)。ただし、水道を冬のあいだ止める施設や、雪の量によって閉める施設もあるので、予約のときに冬の設備を確かめてください。冬の営業状況をまとめた表は北海道のRVパーク一覧にあります。
十勝の大樹町にあるRVパーク Moving Inn Tokachi 北の森は、冬も営業していて、ペットと一緒に泊まれます。冬の北海道で見られるものや遊び方は冬の北海道にしかないことにまとめています。
キャンピングカーでペットを連れる基本ルールと準備

キャンピングカーでのペット旅は、乗用車での日帰り外出とは準備の規模が違います。複数泊にわたる移動・駐車・宿泊をすべて車内でこなすため、ペットにとっても人にとっても、最初から無理のない計画を立てることが出発前の最優先事項です。
走行中のペットの扱い:法律と安全のあいだ
道路交通法上、ペットを無拘束で車内に乗せること自体は禁止されていません。ただし、急ブレーキや衝突時に犬・猫が車内で飛ばされると、大けがをするのはもちろん、運転者の視界を塞いで二次事故につながる危険もあります。走行中はクレートやシートベルト対応のハーネスでペットを固定するのが基本です。
キャブコンタイプのキャンピングカーは居室部分が広いため、「クレートを固定せずに居室に放す」という乗せ方をする人もいますが、急ブレーキをかけると、固定していないクレートはペットごと飛ばされます。クレートは必ずシートベルトやラッシングベルトで固定してください。
レンタル前に確認すべき4項目
北海道のレンタル57拠点のうち、ペットを乗せられると確認できたのは27拠点です(2026年9月時点)。条件は拠点ごとにかなり違うので、予約前に次の4点を確かめてください。
- 対応車種:「この車種のみ」と限っている拠点が多い。希望の車がペット可かを車種単位で確認する
- 追加料金:1回または1匹あたり4,400〜11,000円の定額か、基本料金の10〜20%の上乗せが多い。追加料金なしの拠点もある
- 大きさ・頭数:「小型犬のみ」と明記している拠点がある。大型犬や複数頭なら、犬種と体重を伝えて確認する
- 猫・その他の動物:「犬のみ」と明記している拠点がある。猫は書かれていないことが多いので、問い合わせて確かめる
ワクチン接種証明書や狂犬病予防注射済票の提示を求められる場合もあります。出発前に手帳や証明書をまとめておくと手続きがスムーズです。
フェリーでの移動:本州から北海道へペットと渡る場合
本州から車ごとフェリーで渡る場合、ペットは客室に入れず、船の「ペットルーム」に預けるか、ペットと同じ部屋に泊まれる「ウィズペットルーム」を選びます。新日本海フェリー(日本海側の港〜小樽・苫小牧東)は30kg以下で指定のケージに入る大きさが条件、商船三井さんふらわあ(大洗〜苫小牧)は船にドッグランがあります。どちらも1年以内の狂犬病ワクチン接種の証明が必要で、さんふらわあは提示できないと乗船できません。ウィズペットルームは部屋数が少ないので、車の予約と同時に押さえてください。
車内でのペットの安全対策(ケージ・換気・熱中症)

キャンピングカーはエンジンを切ると、車内の温度を保つ手段がほとんどなくなります。北海道の夏でも、晴れた日の日なたに止めた車内は短い時間で危険な暑さになります。ペットを車内に残して出かけるときは、必ず対策をしてください。
夏の車内温度:数字で把握しておく
JAFのテスト(2012年8月、気温35℃)では、エンジンを止めて4時間たった車内は最高57℃、窓を3cm開けておいても45℃、サンシェードを付けても50℃まで上がりました。エアコンをかけ続けた車だけが27℃に保たれています。窓を少し開ける、日よけを付けるといった対策だけでは足りない、ということです。
エンジンをかけたままエアコンを稼働させるのが最も確実ですが、駐車中のアイドリングは施設によって禁止されている場合があります。駐車場所・施設ルール・外気温を確認してから判断してください。
換気と日陰駐車:基本の対策
- 日陰に駐める:木陰や建物の影を選ぶ。日よけや窓の隙間だけでは車内の温度は下がりきらないので、日陰と組み合わせる。
- ベンチレーター(換気扇)を回す:キャブコンタイプのキャンピングカーはルーフにベンチレーターがついているものが多い。走行風を取り込んで換気できる。
- 反射シェードを窓に貼る:フロントや側面窓からの輻射熱を大幅にカット。100均のものでも効果あり。
- クールマット・保冷剤を置く:ペットが自発的に涼める場所を用意する。
- 外出時間を短くする:ペットだけを車内に残す時間はできるだけ短くする。夏の日中は、電源サイトでエアコンを使うか、一緒に歩ける行き先を選ぶ。
熱中症のサイン:早期発見が命を救う
犬・猫に共通する熱中症のサイン:激しいパンティング(口を開けてハァハァ)、よだれが大量に出る、ぐったりして動かない、粘膜(口の中)が赤くなる、嘔吐。これらが見られたら、涼しい場所に移動させ、濡れタオルで首・脇・股を冷やしながら動物病院へ向かってください。水を無理やり飲ませると誤嚥の危険があります。
北海道は町と町の距離が長く、郊外では最寄りの動物病院が遠いことがあります。旅行前に旅行先エリアの動物病院をいくつかスマホに登録しておくと、いざというときに焦らずに済みます。
マダニ対策:北海道の草むらには要注意
北海道の草地・林縁にはマダニが生息しています。マダニは草の先端で待ち構えていて、通過するペット(や人)の体に付着します。犬の場合、草むらの散歩後は全身をていねいにチェックし、耳の内側・指の間・腹まわりを重点的に確認してください。
マダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症を媒介するリスクがあります。出発前に動物病院でマダニ予防薬(スポットタイプまたは飲み薬)を処方してもらうのが安心です。春から秋にかけては、北海道でもマダニに注意が必要です。
猫の場合は暑さ対策に加えて脱走を防ぐ工夫が欠かせないため、猫と行く北海道キャンピングカー旅ガイドで脱走防止やトイレ環境の整え方を確認しておくと安心。
ペット可の観光スポット・道の駅での過ごし方

北海道の観光施設は、建物の中にペットを入れないところがほとんどです。屋外の庭園や牧場には同伴できるところもありますが、同じ地域の似た施設でも可否が分かれます。出かける前に公式サイトで確かめてください。
ペットと行ける施設・行けない施設(公式サイトで確認・2026年9月)
- 十勝千年の森(清水町):同伴できる。飼い主が犬をきちんと扱えることが条件で、フンは持ち帰り。飲食施設の中には入れず、スタッフによる預かりもない。
- 真鍋庭園(帯広市):同伴できる。リードを付け、フンやゴミは持ち帰る。
- ノーザンホースパーク(苫小牧市):決められたエリアで同伴できる。リードは2m以内、狂犬病と混合ワクチンの接種が条件。新千歳空港から近く、旅の初日や最終日に寄りやすい。
- 函館山ロープウェイ(函館市):体が全部入るケージに入れれば乗れる。頭が出るスリングなどは不可。
- 北海道グリーンランド(岩見沢市):ペット同伴では入園できず、預かりもない(年に数回の同伴イベントの日を除く)。
- 北海道ガーデン街道のほかの庭園:施設ごとに違う。上野ファームは同伴不可とされているなど、行けないところもあるので、それぞれの公式サイトで確かめる。
道の駅でのペットとの過ごし方
道の駅は施設内(物産館・レストラン)へのペット入店は基本的に不可ですが、駐車場や屋外スペースでの散歩・休憩は自由にできます。北海道の道の駅は駐車場が広く、トイレ設備も充実しているため、長距離移動の休憩地点としてペット連れにも向いています。
排泄物は必ず持ち帰るか、ペット用のゴミ箱がある道の駅ではそこに捨ててください。放置が続くと、道の駅側がペットの受け入れを見直すきっかけになります。
一部の道の駅にはドッグランを設けているところもあります。「道の駅 ドッグラン 北海道」で検索すると最新情報が出てきます。
持ち物チェックリスト(薬・フード・ペットシーツ)

キャンピングカー旅は数泊〜1週間以上になることが多く、途中で足りなくなっても北海道のローカルエリアではペット用品を売っている店がなかったということが起きやすいです。出発前にまとめて積んでおきましょう。
医療・健康管理
- 狂犬病予防注射済票・ワクチン接種証明書(施設での提示を求められる場合あり)
- かかりつけ医からの持病の薬(必要日数分+2〜3日の予備)
- マダニ予防薬(フロントラインまたは処方済みの経口薬)
- 動物用虫よけスプレー
- 体温計(ペット用)
- 目薬・耳掃除用品
- ペット用の消毒液・傷パッド
食事・水
- 普段のフード(旅先での急な食事変更は消化不良を起こしやすい。旅行日数分+予備)
- ウェットフード(食欲が落ちたときのサポート用)
- ポータブルウォーターボトル(犬用ノズルつきが使いやすい)
- 折りたたみ食器(プラスチック製が軽くて扱いやすい)
衛生・移動
- ペットシーツ(多めに。車内のトイレ代わりにもなる)
- 排泄袋(ビニール袋を大量に)
- ウェットティッシュ・タオル(複数枚。雨の日の泥汚れ対策)
- クレート(移動中の固定用。使い慣れたものを持参)
- リード(断切れ対策として予備を1本)
- 迷子札(名前・飼い主の連絡先を明記)・マイクロチップ確認
車内快適グッズ
- クールマット・保冷シート(夏場の必需品)
- ペット用ブランケット(北海道は夏でも朝晩に冷え込む日がある)
- 反射シェード(フロント・サイド用)
- 消臭スプレー(車内臭対策)
Moving Inn は、新千歳空港店のクレソンジャーニーとEURO BOX、とかち帯広空港店のHIACE LEADでペットを乗せられます。ケージに入れれば追加料金はかからず、頭数の上限もありません(車内に収まる範囲)。犬・猫以外は相談になります(事業者に確認・2026年9月23日)。
よくある質問(FAQ)
北海道でペットと泊まれるRVパークはいくつありますか?
くるま旅.comで「ペット可」と掲載されている北海道のRVパーク(湯YOUパーク・くるま旅パークを含む)は51か所です(2026年9月時点)。道央21・道東12・道南9・道北9か所で、この記事の表にすべて載せています。
冬でもペットと車中泊できますか?
できます。ペット可のRVパーク51か所のうち33か所が冬も営業しています。キャンプ場はほとんどが冬に休業するので、冬はRVパークを選んでください。水道を冬に止める施設もあるので、予約のときに冬の設備を確かめてください。
猫もキャンピングカーで旅できますか?
旅はできます。ただ、レンタル拠点も宿泊施設も「ペット可」の中身は犬を前提にしていることが多く、猫について何も書いていない施設もあります。予約のときに「猫」と伝えて確かめてください。猫は慣れた場所でトイレをしたがり、車での移動も犬より負担になりやすいので、1〜2泊の短い旅から慣らすと安心です。
大型犬(30kg以上)でもキャンピングカーに乗れますか?
車内には乗れますが、レンタル拠点によって条件が違います。北海道のペット可27拠点のうち、2拠点は「小型犬のみ」と明記しています。大きさの条件を書いていない拠点も多いので、ラブラドールやゴールデンレトリバーのような大型犬なら、予約前に犬種と体重を伝えて確認してください。フェリーで渡る場合、新日本海フェリーは30kg以下が条件です。
北海道のキャンプ場は犬のリードを離してはいけないですか?
場内でのリード着用はほぼすべてのキャンプ場で必須です。ドッグランが設置されている施設は別ですが、フリーサイト・オートサイト内でもノーリードで放すことは禁止しているところが大半です。他のキャンパーへの配慮と動物の安全のためにも、場内では常にリードをつけてください。
車内でエアコンをつけたままペットを置いていけますか?
キャンピングカーの場合、エンジンをかけたままにするか、外部電源(RVパークの電源サイト)からエアコンを稼働させる方法があります。アイドリングが禁止されている施設も多く、また燃料消費の問題もあるため、外部電源の使えるRVパーク・電源サイトを宿泊地に選ぶのが現実的な対策です。エンジン停止中にエアコンだけを回す「サブバッテリー+インバーター」構成の車両もありますが、対応しているかは車両・レンタル会社によって異なります。
マダニに噛まれたらどうすればいいですか?
無理に引っ張ると口器が皮膚に残ります。ピンセットでできるだけ皮膚の際を持ち、ゆっくり引き抜いてください。噛まれた部位は消毒し、数日以内に発熱・倦怠感などがあれば動物病院または人間の場合は内科を受診してください。ペット用のマダニ取り専用ツール(ティックリムーバー)を1本持っておくと安心です。
北海道旅行中にかかりやすいペットの病気はありますか?
夏の熱中症とマダニに気をつけてください。マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、発症した犬や猫から飼い主や獣医療関係者にうつった例も報告されています(国立健康危機管理研究機構)。慣れない環境で、お腹をこわすこともあります。北海道にはエキノコックスもいます。犬は、エキノコックスの幼虫がいる野ネズミを食べることで感染します(北海道庁)。散歩中にネズミや野生動物の死骸を口にしないよう、リードを短く持ってください。