キャンピングカーの種類を全7種【2026年最新版】バンコン・キャブコン・軽キャンパーの違いも解説
「キャンピングカーの種類が多くてどれを選べばいいかわからない」という声をよく聞きます。
キャンピングカーは大きく分けて7種類あり、形・広さ・価格・必要な免許がそれぞれ違います。種類を知らないまま選ぶと、旅のスタイルに合わない車を借りてしまうことも。この記事では各種類の特徴を整理しながら、北海道旅行にはどれが向いているかもあわせてお伝えします。
キャンピングカーの種類は7つ
ベースとなる車の形と作り方によって、以下の7種類に分かれます。まず全体像をつかんでおきましょう。
| 種類 | ベース車 | 就寝人数 | 必要免許 | 価格帯(新車) |
|---|---|---|---|---|
| バンコン | ハイエース等のバン | 2〜5名 | 普通免許 | 300〜800万円 |
| キャブコン | トラックのキャブ上 | 4〜8名 | 普通免許 | 500〜1,500万円 |
| 軽キャンパー | 軽自動車 | 1〜2名 | 普通免許 | 100〜400万円 |
| バスコン | マイクロバス | 6〜10名 | 中型・大型免許 | 1,000〜3,000万円 |
| トラキャン | トラックの荷台 | 2〜6名 | 普通免許 | 200〜800万円 |
| キャンピングトレーラー | 牽引式トレーラー | 2〜8名 | 普通免許(大きさによる) | 200〜1,000万円 |
| フルコン | 大型バス専用設計 | 8〜12名 | 大型免許 | 3,000万円〜 |
順に特徴を見ていきます。
① バンコン(バンコンバージョン)
ハイエースやキャラバンなどのワンボックスバンを改造したタイプです。日本で最も流通しており、北海道のレンタル会社でも一番ラインナップが多い種類です。
バンコンの特徴
- 全長5m前後でコンパクト。一般の立体駐車場や観光地でも困りにくい
- 見た目は普通のバンに近く、目立ちにくい
- シートをフラットにして就寝スペースを確保するタイプが多い
- ポップアップルーフ付きなら就寝人数を増やせる
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 普通免許で運転できる(総重量3.5t未満) | 居住スペースが限られる |
| 燃費が比較的よい(10〜13km/L) | 常設ベッドがないモデルは毎回設営が必要 |
| 街乗り・狭い道でも動かしやすい | 大人数(4名以上)には向かない |
| レンタル料金が他より安め | 身長が高い人は頭が当たる場合も |
ソロ・カップル・3〜4名の家族旅行に向いています。初めてキャンピングカーを使う方にも乗りやすい種類です。運転のコツを事前に読んでおくと安心です。
② キャブコン(キャブコンバージョン)
トラックのキャビン上に居住空間(バンクベッド)を張り出した形のキャンピングカーです。北海道の長期旅行と相性がよく、「動くホテル」として使えます。詳しくはキャブコンとは?特徴・メリット・デメリットで解説しています。
キャブコンの特徴
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 居住性が高く長期旅行に向いている | 車体が大きく立体駐車場には入れない |
| 常設ベッドで設営・撤収が楽 | 燃費がやや悪い(6〜9km/L) |
| 設備充実でホテル代を節約できる | レンタル料金は高め |
| 普通免許で運転できる(多くのモデル) | 強風の影響を受けやすい |
1週間以上の旅行では、宿泊費の節約でトータルコストが安くなるケースが多いです。1週間の費用シミュレーションも参考にしてみてください。
③ 軽キャンパー
軽自動車(ハイゼット・エブリイ等)をベースにした最もコンパクトな種類です。維持費の安さと手軽さから人気が上がっています。北海道での詳細は軽キャンパーレンタル北海道版で確認できます。
軽キャンパーの特徴
- 全長3.4m前後。どんな駐車場でも問題なく入れる
- 1〜2名用の就寝スペース
- 燃費15〜18km/L。北海道の広い移動でも燃料費を抑えられる
- レンタル料金が最も安い(8,000〜15,000円/日)
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 費用が最も安い | 就寝は1〜2名まで |
| 運転しやすく初心者でも安心 | 積載量が少ない |
| 細い道や山道も走れる | 高速は最高100km/hに制限 |
| 道の駅でも駐車しやすい | 北海道の横風に注意 |
ソロ旅行・カップル旅行で費用を抑えたい方にぴったりです。北海道の車中泊スポットと組み合わせると快適に旅できます。
④ バスコン
マイクロバスをベースにした大型のキャンピングカーです。大人数で快適に旅できる「動く別荘」とも呼ばれます。
バスコンの特徴
- 全長7〜9m程度の大型車両
- 6〜10名以上が就寝できる広い居住スペース
- キッチン・トイレ・シャワー・ソファなど設備が充実
- 天井が高く、室内を自由に移動できる
多くのバスコンは中型または大型免許が必要です。レンタルの際は必ず確認してください。大人数グループや、贅沢な北海道旅行を楽しみたい方に向いています。バスコンならではの居住性や北海道での具体的な使い方は、バスコンの魅力と北海道での使い方で詳しく解説している。
⑤ トラキャン(トラックキャンパー)
トラックの荷台にキャンピングユニットを載せたタイプです。4WDトラックがベースになることが多く、雪道・悪路での走破性が高い点が特徴です。
トラキャンの特徴
- 4WDベースが多く、雪道・砂利道・未舗装路に強い
- キャンピングユニットを取り外してトラックとして使える
- アウトドアアクティビティとの相性が抜群
北海道の道東・道北など未舗装路が多いエリアを探検したい方や、釣り・登山など本格的なアウトドアを楽しみたい方に向いています。
⑥ キャンピングトレーラー
居住ユニットを別の車で牽引するタイプです。欧米では最もポピュラーな形式で、日本でも利用者が増えています。
キャンピングトレーラーの特徴
- 牽引部分は自走しないため、居住スペースを広く取れる
- キャンプ場に着いたら車を切り離して観光できる
- 750kg以下のトレーラーなら普通免許で牽引可能
キャンプ場を拠点に北海道を観光したい方に向いています。RVパークと組み合わせて使うのもおすすめです。
⑦ フルコン(フルコンバージョン)
大型バスをフルカスタムした最高級のキャンピングカーです。「動く高級ホテル」とも呼ばれ、新車価格は3,000万円〜1億円以上になります。
フルコンの特徴
- 全長10〜12m程度
- 革張りシート・大型テレビ・本格キッチン・個室トイレ・シャワーなど豪華装備
- 大型免許が必要
一生に一度の特別な旅行をしたい方向け。北海道でも一部のレンタル会社が取り扱っています。
7タイプを1枚で比較(全長・全高・燃費)
ここまでの特徴を、サイズ・燃費・価格帯まで含めて1つの表にまとめました。全体像を横並びで見比べたいときに使ってください。
| 比較項目 | キャブコン | バンコン | 軽キャンパー | バスコン | トラキャン | トレーラー | フルコン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全長 | 約5.0〜5.5m | 約4.8〜5.4m | 約3.4m | 約6.0〜7.0m | トラックにより異なる | 約3.5〜6.0m | 約10〜12m |
| 全高 | 約2.7〜3.0m | 約2.1〜2.3m | 約1.8〜2.0m | 約2.7〜3.2m | トラックにより異なる | 約2.0〜2.6m | 大型バス相当 |
| 室内で立てるか | 立てる | 車種による | 立てない | 立てる | モデルによる | モデルによる | 立てる |
| 装備の充実度 | ◎ | ○ | △ | ◎◎ | ○(車種による) | ○〜◎ | ◎◎◎(最高級) |
| 普段使いのしやすさ | △ | ○ | ◎ | × | ○(ユニット脱着可) | ○(牽引車側) | × |
| 燃費目安 | 5〜7km/L | 7〜10km/L | 12〜16km/L | 4〜6km/L | 車両による | 牽引車に依存 | 車両による |
| 新車価格帯 | 600〜1,000万円 | 400〜800万円 | 200〜400万円 | 1,000万円〜 | 200〜800万円 | 100〜600万円 | 3,000万円〜 |
北海道旅行なら、どの種類が使いやすいか
北海道には本州と違う条件があります。移動距離が長い・気温差が大きい・雪道がある・道の駅が充実している、といった点を踏まえて選ぶと失敗しにくいです。
| 旅のスタイル | 向いている種類 | 理由 |
|---|---|---|
| ソロ・カップルで費用を抑えたい | 軽キャンパー | レンタル料金が最安。燃費も良く広大な移動でも燃料費を抑えられる |
| 家族4〜5名で1週間以上の旅 | キャブコン | 常設ベッド+シンク+冷蔵庫で動くホテルとして使える。長距離も快適 |
| 初めてのキャンピングカー体験 | バンコン | 運転しやすく、観光地の駐車場にも入れる。レンタル会社が最も多い |
| 道東・道北の未舗装路を走りたい | トラキャン(4WD) | 雪道・砂利道での走破性が高い |
| グループ・大人数で贅沢な旅 | バスコン・フルコン | 6名以上でも快適。道の駅や景勝地に泊まれる |
| 冬の北海道を旅したい | キャブコン(FFヒーター付き) | FFヒーター標準装備のモデルが多く、マイナス20度でも車内は快適 |
| ペットと一緒に旅したい | バンコン・キャブコン | ペット可の拠点が多い。車内で一緒に過ごせる |
| 子連れ・ファミリー旅行 | キャブコン | 広い室内・常設ベッドで子供が安心して過ごせる |
北海道でキャンピングカーを選ぶときの3つのポイント
① FFヒーターの有無を確認する
北海道では夏でも夜間10度以下になる場所があります。春・秋・冬にレンタルするなら、FFヒーターが装備されているか確認しておくと安心です。
② 移動距離から燃費を計算する
道東〜道北を旅すると1日200〜300km走ることも珍しくありません。燃費の比較記事も参考に、燃料費を予算に組み込んでおきましょう。
③ 乗り捨て(ワンウェイ)に対応しているか確認する
新千歳空港で借りて函館空港で返すような旅程なら、乗り捨て対応の会社を選ぶと自由度が上がります。対応している車種・会社は限られるので事前に調べておくと安心です。
函館・道南エリアから旅を組むなら、函館のキャンピングカーレンタル比較もあわせて見ておくと便利です。
北海道で借りられる種類と料金の目安
| 種類 | 1日あたりの目安 | 北海道での取り扱い |
|---|---|---|
| 軽キャンパー | 8,000〜15,000円 | ◯ 取り扱い会社が増加中 |
| バンコン | 15,000〜25,000円 | ◎ ほぼ全社が取り扱い |
| キャブコン | 25,000〜45,000円 | ◯ 主要会社で取り扱いあり |
| バスコン・フルコン | 50,000円〜 | △ 一部の会社のみ |
| トラキャン | 20,000〜35,000円 | △ 一部の会社のみ |
各社の料金・装備・評判を比較したい方はこちら。
迷ったら、人数と期間から決めると早いです
- 1〜2名・2〜3泊 → 軽キャンパーかバンコン
- 3〜5名・1週間前後 → バンコンかキャブコン
- 5名以上・長期 → キャブコンかバスコン
北海道では、どの種類を選んでも素晴らしい体験ができます。まずレンタルで試してみるのが、自分に合った車を見つける最短ルートです。
レンタル会社の選び方や費用の詳細はこちらをどうぞ。
キャンピングカーを初めて借りる方は、キャンピングカー初心者向け入門ガイドも参考にしてください。車種選びから予約の流れまで一通りわかります。
用途・人数別おすすめ早見表
旅のスタイルが決まったら、下の表で車種を絞り込んでみてください。
| 旅のスタイル | 人数 | おすすめ車種 | 1日レンタル目安 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| ソロ旅行 | 1名 | 軽キャンパー | 8,000〜15,000円 | 燃費15〜18km/L。どんな駐車場にも入れる全長3.4m |
| カップル旅行 | 2名 | バンコン/軽キャンパー | 10,000〜25,000円 | バンコンは荷物が多くても余裕あり。軽キャンパーは節約向き |
| ファミリー(3〜4名) | 3〜4名 | バンコン | 15,000〜25,000円 | 普通免許OK・観光地駐車場にも入れる。初めての家族旅行に最適 |
| ファミリー(4〜6名) | 4〜6名 | キャブコン | 25,000〜45,000円 | 室内高180cm・常設ベッド・シンク・冷蔵庫完備。1週間以上の旅に |
| グループ・大人数 | 6名以上 | バスコン/フルコン | 50,000円〜 | 6〜10名が同乗可能。ただし中型・大型免許が必要 |
| アウトドア重視 | 1〜4名 | トラキャン(4WD) | 20,000〜35,000円 | 雪道・砂利道・未舗装路に強い。道東・道北の秘境探索に向く |
| 拠点型キャンプ | 2〜6名 | キャンピングトレーラー | 応相談 | キャンプ場に設置後、牽引車で観光できる。750kg以下は普通免許で牽引可 |
1週間以上の北海道旅行でホテル代を節約したいなら、キャブコンが最もコスパよく使えます。宿泊費の節約分を考えると、レンタル料金の差が逆転するケースも多いです。
キャンピングカーに必要な免許区分まとめ
「キャンピングカーって普通免許で運転できるの?」という疑問は多いです。車両総重量によって必要な免許が変わります。レンタル前に自分の免許区分を確認しましょう。
| 免許の種類 | 車両総重量 | 対応する主な車種 | 取得時期による違い |
|---|---|---|---|
| 普通免許 | 3.5t未満 | 軽キャンパー・多くのバンコン・キャブコン(小型)・トラキャン(小型) | 2017年3月12日以降取得 |
| 準中型免許 | 3.5〜7.5t未満 | バンコン(大型)・キャブコン(中型)・トラキャン(中型) | 2017年3月12日以降に新設された区分 |
| 中型免許 | 7.5〜11t未満 | バスコン・大型キャブコン | 2007年6月2日〜2017年3月11日取得の普通免許は自動的に中型8t限定に |
| 大型免許 | 11t以上 | フルコン・大型バスコン | 別途取得が必要 |
注意点:2007年6月1日以前に普通免許を取得した方は、現在の「中型免許(8t限定)」に相当します。この場合、車両総重量8t未満のキャブコンであれば運転できます。レンタル申し込み時に免許証のコピーを確認される場合があるので、取得年月日もチェックしておきましょう。
牽引免許について
キャンピングトレーラーを牽引する場合、車両総重量750kgを超えるトレーラーには牽引免許(けん引免許)が必要です。750kg以下なら普通免許のみで牽引可能です。レンタル会社によってはトレーラー車種を限定していることがあるため、予約前に要確認です。
よくある質問
Q1: キャンピングカーは普通免許で運転できますか?
バンコン・キャブコン・軽キャンパー・トラキャンの多くは普通免許で運転できます。ただし車両総重量が3.5tを超えるモデルは準中型・中型免許が必要です。バスコン・フルコンは中型・大型免許が必要なため、レンタル前に確認してください。詳しくはキャンピングカーに必要な免許の記事をご覧ください。
Q2: 北海道旅行に一番向いている種類はどれですか?
旅のスタイルによって異なります。1週間以上の家族旅行ならキャブコン、費用を抑えたいソロ・カップルなら軽キャンパー、初めての方にはバンコンが向いています。冬や春・秋に旅するならFFヒーター付きのキャブコンが安心です。
Q3: キャブコンとバンコンはどちらが快適ですか?
居住性はキャブコンが上です。常設ベッドがあり立って移動できます。一方バンコンは運転しやすく、観光地の駐車場でも困りにくいです。1週間以上の旅ならキャブコン、2〜3泊の短期旅行ならバンコンが使いやすいです。
Q4: レンタル料金はどのくらいかかりますか?
北海道での目安は、軽キャンパー8,000〜15,000円・バンコン15,000〜25,000円・キャブコン25,000〜45,000円(いずれも1日あたり)です。1週間の費用の目安はこちらの記事で詳しく計算しています。
Q5: 普通免許取得時期によって運転できる車種は変わりますか?
はい、変わります。2017年3月12日以降に取得した普通免許は車両総重量3.5t未満まで運転可能です。2007年6月2日〜2017年3月11日に取得した方は「中型8t限定」扱いとなり、総重量8t未満の車両まで運転できます。レンタル時には免許証の取得年月日を必ず確認し、借りたい車種の総重量と照合してください。
Q6: 子連れ(小学生以下)でキャンピングカーを使う場合、どの種類が安全ですか?
キャブコンまたはバンコンが向いています。キャブコンは室内高が180cm前後あり、走行中でも子どもが安全に過ごせる広さがあります。ただし走行中の車内移動は法律上禁止されているため、子どもはチャイルドシートまたはシートベルトを着用して座った状態で移動します。キャブコンのバンクベッドは就寝専用で、走行中は使用できません。バンコンは後部に設置したチャイルドシートで対応できます。