2026.06.10 更新

北海道キャンピングカーレンタルで乗り捨て(ワンウェイ)できるプランとは【2026年版】

「新千歳で借りて函館で返したい」「旭川から道北を周って札幌に帰ってきたくない」。そういった希望を持って北海道キャンピングカーレンタルを調べている方は多いのですが、乗り捨て(ワンウェイ)に対応している事業者は実際には限られています。

この記事では、北海道でキャンピングカーレンタルの乗り捨てができる事業者・対応ルート・追加料金の目安をまとめました。乗り捨て不可の場合の代替案や、フェリーとの組み合わせ旅程についても解説しています。

乗り捨て(ワンウェイ)とはどんな仕組みか

乗り捨てとは、キャンピングカーを借りた拠点(乗り出し店舗)とは異なる拠点(返却店舗)でクルマを返すプランのことです。「A地点で借りてB地点で返す」という使い方を「ワンウェイ」とも呼びます。

通常のレンタルでは、借りた店舗に戻ってきて返却するのが原則です。たとえば旭川で借りた場合、旭川まで戻ってきてから返さなければなりません。乗り捨てが使えると、旭川で借りて道北を一方向に走り、新千歳(札幌)でそのまま返却できます。往復の移動が不要になるため、旅程に無駄がなくなります。

一般的なレンタカー会社(トヨタレンタカー等)は全国展開しているため乗り捨てを比較的柔軟に受けつけていますが、キャンピングカーレンタルの場合は独立系の事業者が多く、保有車両の回送コストが大きいため、対応できるルートが限られます。「同じ道内だから当然できるだろう」という思い込みは危険で、予約前に必ず確認が必要です。

北海道で乗り捨てに対応している主な事業者・ルート

キャンピングラインズ北海道

道内に旭川BASEと札幌BASEの2拠点を持ち、拠点間の乗り捨てに対応しています。2026年時点で確認されているルートと料金は以下のとおりです(確認日:2026年5月)。

ルート 乗り捨て料金(税込)
旭川BASE → 札幌BASE 16,500円
札幌BASE → 旭川BASE 16,500円

旭川空港または旭川駅でキャンピングカーを受け取り、美瑛・富良野・道北を一方向に周遊して最終日に札幌(新千歳空港)で返却するといったルートが組めます。旭川IN・新千歳OUTの旅程に使いやすく、旭川〜新千歳間の無駄な折り返し移動を省けます。詳しくは旭川キャンピングカーレンタル比較もあわせて確認してください。

フジカーズジャパン

北海道内に複数店舗を持ち、店舗間の乗り捨てに対応しているケースがあります。ただし対応ルートと料金は時期・在庫状況によって変動するため、予約時に直接問い合わせて確認するのが確実です。公式サイトには乗り捨てオプションの記載があることがありますが、実際に希望の区間が通るかどうかは問い合わせないと分かりません。

その他の事業者

ほとんどの道内事業者は、同一拠点への返却のみを基本としています。独立系の小規模事業者は車両の回送コストを負担できないため、乗り捨てを設定していないことが多いです。乗り捨てを旅程の前提にする場合は、予約前に「乗り捨て可能か」「対応ルートはどこか」「追加料金はいくらか」を電話またはメールで確認してから予約を進めてください。

乗り捨てを使って組めるおすすめルート

旭川IN → 道北周遊 → 新千歳OUT(5泊6日)

北海道キャンピングカー旅の定番ルートのひとつで、乗り捨てが最も活きるパターンです。旭川空港でキャンピングカーを受け取り、道北の大自然を一方向に走り抜けて、帰りの飛行機は新千歳から乗る旅程です。

日程 行程(目安)
1日目 旭川空港でレンタル → 旭岳ロープウェイ・旭山動物園
2日目 美瑛の丘めぐり → ファーム富田(富良野)
3日目 富良野 → 留萌経由で日本海オロロンラインを北上
4日目 稚内・宗谷岬(日本最北端)
5日目 稚内 → 名寄・士別方面を南下
6日目 札幌BASEに返却 → 新千歳空港から帰路

このルートを乗り捨てなしで組もうとすると、稚内から旭川まで戻る(約230km)か、往復同じルートを走ることになります。乗り捨てを使うことで、移動の流れが自然になり、旅程全体のドライブ時間を削減できます。

新千歳IN → 道央・道南周遊 → 函館OUT(4泊5日)

新千歳空港でキャンピングカーを受け取り、洞爺湖・ニセコ・小樽・函館と南下するルートです。函館から青森行きのフェリーに乗る旅程とも相性がよいです。

日程 行程(目安)
1日目 新千歳空港でレンタル → 支笏湖・洞爺湖方面
2日目 洞爺湖 → ニセコ・倶知安(羊蹄山を眺める)
3日目 ニセコ → 小樽(運河・寿司)
4日目 小樽 → 長万部 → 大沼公園
5日目 函館(朝市・五稜郭)→ 返却 → 函館空港または青函フェリー

ただし、現時点では新千歳〜函館間の乗り捨てに対応している事業者は確認が取れていません(フジカーズジャパンに要確認)。函館発着のレンタルについては函館キャンピングカーレンタル比較を、新千歳発着の事業者については新千歳空港近くのキャンピングカーレンタルを参照してください。

旭川IN → 道東周遊 → 釧路OUT(6泊7日)

道内最長クラスの周遊ルートで、乗り捨てができると理想的なパターンです。旭川から層雲峡・北見・網走・知床半島と走り、釧路湿原を経て釧路でキャンピングカーを返却します。現時点では釧路返却に対応する乗り捨てプランの情報が取れていないため、事業者への直接問い合わせが必須です。

乗り捨てを使う際の手続きの流れ

乗り捨てプランの手続きは、通常のレンタルと比べていくつか追加のステップがあります。流れを把握しておくと、当日スムーズに動けます。

STEP1:事業者への事前確認(予約前)

まず電話またはメールで「〇〇(IN拠点)から〇〇(OUT拠点)への乗り捨ては可能ですか?」と確認します。希望の日程・車種で空きがあるかも同時に確認してください。Webの予約フォームには乗り捨てオプションが設定されていない場合があり、電話確認が確実です。

STEP2:予約確定・乗り捨て料金の支払い

乗り捨て対応が確認できたら予約を確定します。乗り捨て料金は基本料金に加算されます。支払いのタイミングは事業者によって異なりますが、受け取り時に現金またはカードで支払うケースが多いです。

STEP3:OUT拠点の場所・時間を事前に確認

返却先(OUT拠点)の住所・営業時間・駐車スペースを事前に確認しておきます。旅程の最終日に初めて訪れる場所になるため、Googleマップで経路を確認しておくと安心です。閉店後の返却に対応しているかどうか(キー返却ボックスの有無)も確認しておきましょう。

STEP4:返却時の手続き

OUT拠点に到着後、スタッフに車両を引き渡します。引き渡し時に確認されるのは主に以下の点です。

  • 車体の傷・へこみの確認(受け取り時との比較)
  • 燃料の残量(満タン返しが基本)
  • 車内の清潔さ
  • オプション品(チャイルドシート等)の返却

乗り捨ての場合、車両を受け取った拠点のスタッフが確認していた状態と、返却拠点のスタッフとで情報連携が必要です。受け取り時の傷チェックシートは必ず写真に撮っておき、返却時に持参するとトラブルを防げます。

北海道のキャンピングカーレンタル料金と乗り捨て料金の比較

乗り捨て料金を「高い」と感じるかどうかは、基本レンタル料金との比率で判断するのがわかりやすいです。

レンタル期間 基本料金の目安 乗り捨て料金(旭川↔札幌) 総コストに占める乗り捨て料金の割合
3泊4日 70,000〜90,000円 16,500円 約18〜24%
5泊6日 110,000〜140,000円 16,500円 約12〜15%
7泊8日 140,000〜180,000円 16,500円 約9〜12%

滞在期間が長くなるほど乗り捨て料金の比率は下がります。また、乗り捨て料金に相当する「旭川〜新千歳間の往復移動コスト(JR特急2枚分で約8,000〜10,000円+時間ロス)」と比べると、乗り捨てのほうが効率的なケースも多いです。

基本的なレンタル料金の相場については北海道キャンピングカーレンタルおすすめ15選の料金比較を参照してください。

フェリーとの組み合わせ旅程

本州側でレンタルしてフェリーで持ち込む方法は現実的ではない

本州(関東・関西)のレンタル事業者で借りたキャンピングカーを、フェリーで北海道に持ち込んでそのまま旅し、北海道の事業者に乗り捨てるというプランはほぼ対応していません。キャンピングカーレンタルは事業者ごとに保険・整備・回送の仕組みが独立しており、他社への「引き渡し」が制度として存在しないためです。

本州から北海道に渡る旅程を組む場合は、北海道内の事業者でレンタルするのが基本です。

フェリー利用旅程と乗り捨ての組み合わせ方

フェリーを絡めた旅程で乗り捨てを使うとすれば、以下のようなパターンが考えられます。

  • 苫小牧FIN → 新千歳でレンタル → 函館OUT → 青函フェリー:新千歳〜函館の乗り捨てが実現すれば、北海道を縦断して青函フェリーで本州に戻る旅程が組める。ただし現時点では対応事業者が限定的。
  • 新千歳でレンタル → 周遊 → 苫小牧でキャンピングカーを返却 → フェリーで本州へ(自分だけ乗船):乗り捨てではなく、フェリー乗船前に返却するパターン。キャンピングカーをフェリーに乗せるより費用が安い。
  • 自家用キャンピングカー or 購入車でフェリー利用:所有車両であれば完全自由。レンタルに限らない旅程を検討するのも一つの手。

フェリーとキャンピングカーを組み合わせるとき、最も現実的なのは「北海道内の拠点でレンタルして北海道内の別拠点で返却する」パターンです。フェリーはあくまで自分の移動手段として使い、キャンピングカーは道内で完結させるほうがシンプルです。

乗り捨てに関わる追加費用の目安

費目 目安 備考
乗り捨て料金 5,500〜33,000円 ルート・事業者によって異なる
ガソリン代 走行距離に応じて 満タン返しが基本
免責補償料 1,100〜2,200円/日 乗り捨て有無にかかわらず発生
ETC・有料道路 ルートによる 旭川〜稚内間は大半が無料道路

乗り捨て料金は、ルートの距離と事業者のポリシーで大きく変わります。たとえばキャンピングラインズ北海道の旭川↔札幌間(約140km)は16,500円ですが、もっと遠い区間や対応が限定的な事業者では30,000円以上になるケースもあります。

また、乗り捨て料金とは別に、基本的な追加費用(免責補償料・任意保険・チャイルドシート等)は通常レンタルと同様にかかります。詳しくは追加費用・オプション完全一覧を確認してください。

乗り捨てが使えない場合の代替手段

希望の区間に対応する乗り捨てプランがない場合は、以下の方法で旅程を組みなおすことができます。

出発地・到着地を同じにする「周遊ルート」に変える

最も手堅い方法です。旭川で借りて旭川に戻る場合、道北を大きくぐるりと回ってから戻ってくるルートを組みます。6泊7日以上の余裕があれば、北海道の広さを活かした周遊は十分可能です。遠回りに見えますが、自分のペースで走れるのがキャンピングカー旅の強みです。

返却拠点に合わせて飛行機を選ぶ

「新千歳でしか返せない」なら、帰りの飛行機も新千歳発に変える方法もあります。航空券を乗り捨て料金の代わりと考えると、むしろ安くなるケースがあります。旭川や函館、帯広など、地方空港発の便は格安航空会社(LCC)を使えば費用を抑えやすいです。

末端だけ公共交通機関を使う

たとえば旭川でキャンピングカーを返却したあと、JR特急「カムイ」や「ライラック」で新千歳に出るという方法です。旭川〜新千歳は特急で約1時間半〜2時間、自由席利用で4,000〜5,000円程度です。最終日だけ電車移動にすれば、乗り捨て料金(16,500円)より安く済む場合があります。

到着拠点の近くの事業者でレンタルする

たとえば函館着の旅程であれば、函館発着の事業者でキャンピングカーを借りて函館中心に旅程を組む方法もあります。北海道は広いので函館だけでも2〜3泊は余裕で楽しめます。函館エリアの事業者については函館キャンピングカーレンタル比較を参照してください。

乗り捨てを使う前に確認すること

  • 対応ルートの確認:希望のIN拠点・OUT拠点の組み合わせで乗り捨てができるか
  • 乗り捨て料金:追加でいくらかかるか
  • 返却時間・場所:OUT拠点の営業時間と受け渡し場所
  • 返却方法:スタッフへの引き渡しか、キー返却ボックスか
  • 在庫状況:乗り捨て対応でも、希望の車種・日程で空きがあるか

乗り捨てを旅程の前提に組む場合は、予約確定前に必ず事業者に電話かメールで詳細確認を取ってください。Webサイトに「乗り捨て可」と書いてあっても、希望の区間・日程・車種で対応できないケースがあります。旅程が固まってから「やっぱり乗り捨てできませんでした」となると大きく計画を変える必要があります。

北海道内の事業者一覧はこちら。

よくある質問(FAQ)

Q. 北海道でキャンピングカーを乗り捨てできる事業者はありますか?

キャンピングラインズ北海道が旭川BASE↔札幌BASE間の乗り捨てに対応しています(16,500円、税込。確認日2026年5月)。フジカーズジャパンも複数店舗間で対応している場合があります。それ以外の事業者は基本的に同拠点返却のみです。

Q. 新千歳で借りて函館で返すことはできますか?

現時点では対応を確認できている事業者がありません。フジカーズジャパンが対応しているかどうかは予約前に直接確認が必要です。対応していない場合は、函館〜新千歳間を往復する旅程に変えるか、函館発着の事業者を利用する方法があります。詳しくは函館キャンピングカーレンタル比較をご覧ください。

Q. 乗り捨て料金はいくらくらいですか?

キャンピングラインズ北海道の旭川↔札幌間は16,500円(税込)です。他のルートや事業者では5,500〜33,000円程度が目安ですが、ルートの距離・事業者によって異なります。

Q. 旭川で借りて帯広・釧路で返すことはできますか?

現在確認されている対応ルートには含まれていません。帯広・道東方面への乗り捨てを希望する場合は、各事業者に直接問い合わせて確認してください。対応できない場合は、旭川返却で旅程を組みなおすか、帯広・釧路発着の事業者を探す方法があります。

Q. 本州でキャンピングカーを借りて北海道にフェリーで持ち込めますか?

技術的には可能ですが、本州のレンタル事業者のほとんどは「フェリーを使った他地域への持ち出し」を禁止しています。契約書や利用規約で禁止されている場合は保険が適用されないリスクもあります。北海道を旅するなら、道内の事業者でレンタルするのが基本です。

Q. 乗り捨てと通常レンタルで保険の内容は変わりますか?

基本的には同じ補償が適用されます。ただし、乗り捨て先の拠点でのトラブル対応(ロードサービス等)についての対応が通常と異なる場合がありますので、予約時に確認しておくと安心です。

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-06-10 / 最終更新日: 2026-06-10

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

北海道キャンピングカーレンタル事務局

北海道キャンピングカーレンタル事務局は、北海道内のキャンピングカーレンタル情報を調査・比較・発信する専門メディアです。新千歳空港・帯広空港をはじめとした主要エリアのレンタル会社、車種、料金、利用条件を実際の調査データをもとに整理し、初めての方でも安心して選べる情報提供を行っています。

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