2026.10.09 更新

冬に通れなくなる北海道の道路|知床峠など冬季通行止めの期間と、春の開通日・迂回ルート【2026-27】

知床峠の駐車場から見た羅臼岳

北海道には、冬になるとゲートで封鎖されて春まで通れなくなる国道・道道がいくつもあります。代表格は知床峠を越える国道334号・知床横断道路で、2025-26シーズンは2025年11月4日17時から終日全面通行止めになり、開通は2026年4月28日9時30分からの段階開放でした(釧路開発建設部・網走開発建設部 発表、同 開通発表)。出典はすべて2026-09-29確認のものです。

この記事は、北海道開発局・北海道の各総合振興局建設管理部・地元自治体が発表した一次情報だけを使って、①毎年冬に閉まる国道・道道の実例と期間、②知床峠の閉鎖・開通の実績、③閉鎖中の迂回ルート、④予定どおり閉まる「冬季通行止め」と、大雪・吹雪で急に閉まる「臨時の通行止め」の違い、⑤出発前に自分のルートを確認する方法、をまとめました。2026-27シーズンの日程はまだ発表されていない区間が多いため、確認できたものは「実績(何年に何日〜何日)」として書き、未発表のものは未発表と書きます。

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北海道で冬に閉まる国道・道道はどこ?毎年ゲートが下りる区間がある

北海道の国道・道道には、積雪期は除雪をせず、ゲートで封鎖したまま冬を越す区間が各地にあります。管理者は区間ごとに違い、国道は国土交通省北海道開発局の各開発建設部、道道は北海道の各総合振興局建設管理部です。たとえば釧路建設管理部の管内だけでも、屈斜路摩周湖畔線(弟子屈町跡佐登〜摩周湖第1展望台、10月31日〜4月17日)、屈斜路津別線(弟子屈町ウランコシ〜津別町、10月31日〜5月15日)など10路線が冬期通行止めの対象です(釧路総合振興局釧路建設管理部「冬期通行止め」、2026年8月10日更新分)。宗谷総合振興局稚内建設管理部の管内でも、上音標音標線(枝幸町風烈布〜上音標地先、令和7年10月31日〜令和8年5月29日)など7路線が対象です(宗谷総合振興局稚内建設管理部「冬期通行止区間(道道)」)。どちらも道東・道北の観光ルートと重なる区間があるため、その方面を走るなら要確認です。

ここに挙げたのは釧路・宗谷の2つの建設管理部の例だけで、道内には空知・胆振・上川・渡島など他の建設管理部の管内にも同様の一覧があります。自分が走るルートの区間名が分かっているなら、その管内の建設管理部のページで「冬期通行止め」を検索するのが最も確実です。

知床峠(国道334号・知床横断道路)は何月から何月まで通れない?

知床峠を越える国道334号・知床横断道路(羅臼町湯ノ沢〜斜里町字岩尾別道道交差点、延長約23.8km)は、道内でもとくに閉鎖期間が長い区間です。2025-26シーズンの実績は、2025年10月24日(金)17時から11月3日(月)まで夜間通行止め(17時〜翌朝9時、路面凍結のおそれによる)、続いて2025年11月4日(火)17時から終日全面通行止めでした(釧路開発建設部・網走開発建設部「10月24日から冬期の通行規制を開始します」令和7年10月17日発表)。

開通は2026年4月28日(火)午前9時30分からで、当面は路面凍結のおそれがあるため段階的な夜間規制つきでした。第1段階は9時30分〜16時00分、第2段階は8時00分〜17時00分、その後夜間規制を解除して終日通行可能になる流れです(開通日以降の段階移行日は発表時点で未定、釧路開発建設部・網走開発建設部「知床横断道路の冬期通行止めを解除します」令和8年4月24日発表)。2026-27シーズン(今年の冬)の閉鎖開始日は、2026年9月29日時点でまだ発表されていません。例年は10月下旬に夜間規制、11月上旬に終日通行止めへ移行する流れなので、その時期の目安として見てください。発表は例年10月中旬に釧路開発建設部・網走開発建設部から出ています。知床峠を含む知床エリアの走り方は知床・ウトロキャンピングカードライブガイドにまとめています。

ニセコパノラマライン(道道66号)の冬季通行止めはいつからいつまで?

ニセコ連峰を抜ける道道66号岩内洞爺線(通称ニセコパノラマライン)も、毎年10月下旬から4月下旬まで閉鎖される区間です。2025-26シーズンは2025年10月24日午前10時に冬期通行止めとなり、解除は2026年4月27日(月)午前10時でした(倶知安町「道道66号 岩内洞爺線 冬期通行止め解除のご案内」2026年4月27日更新)。ニセコから洞爺方面へ抜けるルートを冬に計画している場合、この期間は迂回が必須です。

2026-27シーズンの閉鎖日はいつ発表される?

ここまでの日付はすべて2025-26シーズン(2025年秋〜2026年春)の実績です。2026-27シーズン(2026年秋〜2027年春)の具体的な閉鎖開始日・開通日は、2026年9月29日時点でまだどの区間も公式発表を確認できませんでした。知床峠は例年10月中旬に釧路開発建設部・網走開発建設部から発表されるため、10月に入ったら各開発建設部・建設管理部のページを確認してください。開通日(春)はさらに遅く、例年4月に入ってから発表されます。「例年の目安」であって当日の予報ではないので、確定日は必ずその年の発表で確認してください。

知床峠が閉まっている間の迂回ルートは?

知床峠が冬季通行止めの間、羅臼側とウトロ側を車で行き来する迂回路として公式に案内されているのは、国道334号〜国道335号(羅臼町)〜国道244号(根北峠)〜国道334号(斜里町)のルートです(釧路開発建設部・網走開発建設部発表)。距離・所要時間は峠を直接越えるより長くなるため、冬に知床の両側を行き来する行程を組むなら、この迂回分の時間を旅程に見込んでおく必要があります。道東を周遊するルートの組み方は道東縦断キャンピングカーモデルルート、知床全体の観光動線は知床キャンピングカー旅ガイドで確認できます。

「冬季通行止め」と、大雪・吹雪で急に閉まる通行止めはどう違う?

ここまで紹介した知床峠やニセコパノラマラインの閉鎖は、あらかじめ日程が決まっている「計画的な冬季通行止め」です。これとは別に、大雪・吹雪・視界不良のときに国道・高速道路が予告なく通行止めになる「臨時の通行止め」があります。臨時の通行止めは平地の国道や高速道路でも起こり、区間や時間はその日の気象状況次第で、事前に日付を知ることはできません。荒天時の運転判断や、通行止めが出た場合の待機の考え方は北海道キャンピングカー旅の悪天候対策にまとめています。

冬季通行止めは「その区間に絶対に入らない」という前提で行程を組めばよいのに対し、臨時の通行止めは「出発前と当日朝に確認する」対応が必要です。両方とも次に紹介する道路情報のページで確認できます。

出発前に自分のルートの通行止めを確認する方法

国道・高規格道路の異常気象・災害による通行止め情報は、国土交通省の「道路情報提供システム」で確認できます。冬季の峠の通行止め情報をまとめて見るページとしては、北海道開発建設部と北海道が共同で運営する「北の道ナビ」もあります。道道(国道以外)の冬期通行止めは、区間を管理する総合振興局の建設管理部のページ(この記事で紹介した釧路建設管理部・稚内建設管理部のページなど)で、路線名ごとの期間が公開されています。走る予定のルートに峠道・道道の細い区間が含まれる場合は、出発の前日と当日朝の2回、これらのページを見てから出発してください。

路線名区間2025-26シーズンの通行止め期間
国道334号 知床横断道路(知床峠)羅臼町湯ノ沢〜斜里町字岩尾別道道交差点(約23.8km)2025/11/4 17:00〜2026/4/28 9:30(開通後も段階的な夜間規制)
道道66号 岩内洞爺線(ニセコパノラマライン)共和町〜蘭越町(区間は倶知安町公表分)2025/10/24 10:00〜2026/4/27 10:00
道道052号 屈斜路摩周湖畔線弟子屈町跡佐登113〜摩周湖第1展望台10/31〜4/17
道道上音標音標線枝幸町風烈布〜上音標地先(13.0km)令和7年10/31〜令和8年5/29
出典: 釧路開発建設部・網走開発建設部発表(https://www.hkd.mlit.go.jp/ks/release/d1uled0000000c60-att/pranac00000004vc.pdf、https://www.hkd.mlit.go.jp/ks/release/pranac00000010t0-att/pranac00000015v5.pdf)、倶知安町(https://www.town.kutchan.hokkaido.jp/news/tourism/5674/)、釧路総合振興局釧路建設管理部(https://www.kushiro.pref.hokkaido.lg.jp/kk/kkk/kanrika/toukikou.html)、宗谷総合振興局稚内建設管理部(https://www.souya.pref.hokkaido.lg.jp/kk/wkk/douro/R1toukituukodome.html)、2026-09-29確認

冬に北海道を走るなら出発前に確認すること

  • 走行予定ルートに峠道・道道の細い区間が含まれるか、地図で事前に確認する
  • 該当区間があれば、管理する開発建設部・建設管理部のページで今シーズンの通行止め期間を確認する
  • 2026-27シーズンの発表がまだの場合は、前シーズンの実績を目安にしつつ、10月以降は改めて公式発表を確認する
  • 出発前日と当日朝に「道路情報提供システム」「北の道ナビ」で臨時の通行止めが出ていないか確認する
  • 迂回が必要な場合の距離・所要時間を旅程に組み込んでおく

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よくある質問(FAQ)

知床峠は何月から何月まで通行止めですか?

2025-26シーズンの実績では、2025年11月4日17時から終日全面通行止めとなり、開通は2026年4月28日9時30分からの段階開放でした。2026-27シーズンの日程はまだ発表されていません。例年10月下旬から11月上旬に閉鎖され、翌年4月下旬に開通する流れが目安です。

ニセコパノラマライン(道道66号)はいつ通れなくなりますか?

2025-26シーズンは2025年10月24日午前10時から冬期通行止めとなり、解除は2026年4月27日午前10時でした(倶知安町の公式案内)。ニセコから洞爺方面へこの道道で抜ける行程は、この期間は組めません。

2026-27シーズンの通行止め開始日はいつ分かりますか?

2026年9月29日時点で、知床峠を含めどの区間も今シーズンの発表は確認できていません。知床峠は例年10月中旬に釧路開発建設部・網走開発建設部から発表されるので、10月に入ったら公式サイトを確認してください。

知床峠が通行止めのとき、羅臼とウトロはどう行き来しますか?

国道334号〜国道335号(羅臼町)〜国道244号(根北峠)〜国道334号(斜里町)が公式の迂回ルートです。峠を直接越えるより時間がかかるため、旅程に迂回分の時間を見込んでおいてください。

冬季通行止めと、大雪で急に閉まる通行止めは何が違いますか?

冬季通行止めは日程があらかじめ決まっている計画的な閉鎖です。大雪・吹雪による臨時の通行止めは、平地の国道でも起こり得て、区間・時間はその日の気象状況次第で事前には分かりません。臨時の通行止めへの対応は北海道キャンピングカー旅の悪天候対策で扱っています。

自分が走る道道が冬季通行止めかどうか、どこで調べられますか?

道道はその区間を管理する総合振興局の建設管理部のページで「冬期通行止め」を確認するのが確実です。国道・高規格道路は道路情報提供システム、峠道の全般的な状況は北の道ナビでも確認できます。

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アイキャッチ写真: 690 Noda「知床峠から羅臼岳」(CC BY 3.0、Wikimedia Commons)

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著者情報

コンテンツ作成日: 2026-10-04 / 最終更新日: 2026-10-09

執筆・監修: 北海道キャンピングカーレンタル事務局

確認方針: 公式情報優先 / 不明値は断定しない / 変更は順次更新

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