襟裳岬のゼニガタアザラシはいつ・どこで見える?風の館の公式案内と、見える時期・風の強い日の注意【2026-27】
襟裳岬のゼニガタアザラシは、風の館が開く3〜11月なら館内の望遠鏡で見られ、赤ちゃんは6月中旬頃まで。12〜2月は休館です。
襟裳岬のゼニガタアザラシは、風の館が開いている3月〜11月なら、館内のテレビ型望遠鏡から見られます。春は出産の季節で、赤ちゃんと子育ての様子は6月中旬ごろまで観察できると、風の館の公式ページに書かれています。12月・1月・2月は風の館が休館なので、館内の望遠鏡では見られません(風の館・開館時間と入館料、2026-10-14確認)。
この記事は、行く月を決めたい人向けです。「いつ」「どこで」「風の館は何時まで・いくらか」「風の強い日はどうなるか」を、風の館・気象庁・環境省の公式情報だけで書きます。
襟裳岬のアザラシはいつ見える?館内の望遠鏡は3〜11月、赤ちゃんは6月中旬ごろまで
風の館の公式サイトは、襟裳岬を「日本最大のゼニガタアザラシの生息地」と紹介し、「テレビ型望遠鏡などを利用して、館内からゼニガタアザラシを簡単に観察できます」と書いています(風の館・公式トップ、2026-10-14確認)。館内で見られるのは、風の館が開いている期間です。
アザラシウォッチング情報のページでは、春はゼニガタアザラシの出産の季節で、毎年70頭くらいの赤ちゃんが産まれ、6月中旬頃まで赤ちゃんと子育ての様子が観察できるとされています(風の館・ゼニガタアザラシウォッチング情報、最終更新2017年3月16日、2026-10-14確認)。このページの更新は2017年です。今シーズンの様子は出発前に風の館(電話 01466-3-1133)へ確認してください。
| 月 | 館内で見られるか(風の館の公式) | 公式に書かれていること |
|---|---|---|
| 3・4月 | 開館(9:00〜17:00、入館16:30まで) | 春は出産の季節。赤ちゃんの観察期間は6月中旬頃まで |
| 5〜6月 | 開館(9:00〜18:00、入館17:30まで) | 6月中旬頃まで赤ちゃんと子育ての様子。標識付け調査は毎年6月中旬 |
| 7・8月 | 開館(9:00〜18:00、入館17:30まで) | 館内のテレビ型望遠鏡と展示のモニターで見られる |
| 9〜11月 | 開館(9・10・11月は9:00〜17:00、入館16:30まで) | 館内のテレビ型望遠鏡と展示のモニターで見られる |
| 12〜2月 | 休館(1月1日のみ5:00〜8:00開館) | 館内の望遠鏡は使えない |
風の館は3月〜11月について「期間中は毎日開館しておりますが、荒天時には臨時休館する場合もありますのでご了承ください」としています。天気が荒れた日は、開いていないことがあります。
アザラシはどこで見える?風の館のテレビ型望遠鏡と、岬の先の岩礁です
襟裳岬の周辺について、環境省の資料は、岬の先端から南東へ約1.5kmにわたって数十の岩礁が連なり、その中ほどから先にあるローソク岩やトッカリ岩など十数箇所の岩礁にアザラシが上陸する、と説明しています。同じ資料は、襟裳岬周辺を「日本最大のゼニガタアザラシの上陸場」としています。なお、この資料は「えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画(第3期)[案]」と題された、案の段階のものです(環境省北海道地方環境事務所・管理計画(第3期)案の資料(PDF)、2026-10-14確認)。
見る場所として公式に書かれているのは風の館です。展示Bゾーンの「アザラシウオッチング」では、襟裳岬の岩礁地帯の様子がリアルタイムで映し出され、手前のパネルを操作してアザラシを探します。霧で岬が見えなかったり、アザラシが岩場に上がっていなかったりした時は、隣のモニターで映像を見られます(風の館・展示ゾーン、最終更新2017年5月18日、2026-10-14確認)。
つまり、岩礁にアザラシがいない日でも、館内で映像は見られる仕組みになっています。
風の館は何時まで?入館料はいくら?
開館時間は月によって2通りです。5〜8月は9:00〜18:00(入館は17:30まで)、3・4・9・10・11月は9:00〜17:00(入館は16:30まで)です。入館料は、個人で大人・大学生が300円、小・中・高校生が200円、幼児は無料です(風の館・開館時間と入館料、最終更新2024年7月22日、2026-10-14確認)。
| 区分 | 大人・大学生 | 小・中・高校生 | 幼児 |
|---|---|---|---|
| 個人 | 300円 | 200円 | 無料 |
| 団体(15名以上) | 240円 | 160円 | 無料 |
| 年間パスポート(購入日から1年間有効) | 600円 | 400円 | なし |
夕方に着く場合は、入館の締め切りが閉館の30分前である点に注意してください。9〜11月は16:30を過ぎると入れません。
12〜2月の冬はアザラシを見られない?風の館は休館です
風の館は、12月・1月・2月を休館としています。例外は1月1日で、初日の出のため5:00〜8:00だけ開館します(風の館・開館時間と入館料、2026-10-14確認)。冬は、館内の望遠鏡でアザラシを見る方法が使えない期間です。
冬に行く場合は、風の館に電話で確かめるまでは、アザラシが見える前提で計画を組まないでください。
冬の道路事情は別の記事にまとめています。襟裳岬までの国道や周辺の通行止めの考え方は、冬に通れなくなる北海道の道路|冬季通行止めの期間と迂回ルートを見てください。
春の赤ちゃんアザラシと、6月中旬の標識付け調査とは?
風の館の公式ページによると、毎年6月中旬に、ゼニガタアザラシの標識付け調査が環境省の許可を得て行われます。保護管理のための基礎データを集めるもので、えりもシールクラブ、帯広畜産大学ゼニガタアザラシ研究グループ、ひれあし研究グループなどが共同で行います。頭には目印のワッペンが付けられ、毛がわりの季節になると外れる、とあります(風の館・ゼニガタアザラシウォッチング情報、2026-10-14確認)。
赤ちゃんの観察期間は「6月中旬頃まで」と書かれているので、赤ちゃん目当てなら、6月中旬を過ぎる前に行く計画にして、風の館に直接確認してください。
霧や荒天の日はどうなる?展示モニターとライブカメラの扱い
風の館の展示ゾーンのページは、霧で岬が見えない日や、アザラシが岩場に上がっていない日に備えて、隣のモニターで映像を流すと書いています(風の館・展示ゾーン、2026-10-14確認)。霧の日に行っても、館内でアザラシの映像は見られます。
ライブカメラについては、2014年12月24日に「アザラシ観察用カメラの映像がライブ配信できるようになりました」と告知された(風の館・アザラシ観測用カメラ)一方、2018年12月21日付で「【お知らせ】襟裳岬ライブカメラの配信停止について」が公式トップページに掲載されています。トップページの要約には「映像機器が故障したため当分の間配信を…」とあります(風の館・公式トップ、2026-10-14確認)。
襟裳岬の風はどのくらい強い?月別の平均風速と「年間260日以上」
風の館の公式トップは、襟裳岬を「風速10メートル以上の風の吹く日が、年間260日以上もある、日本屈指の強風地帯」と紹介しています。館内の「えりも風体験」では、風速25メートル毎秒の強風を体験できると書かれています(風の館・公式トップ、2026-10-14確認)。
気象庁のアメダス「えりも岬」の月別平年値(1991〜2020年)では、年間の平均風速は8.1m/sです。風が強いのは冬で、12月が10.8m/s、1月が9.9m/s、11月が9.8m/sと続きます。アザラシを見に行く5〜8月は6.4〜7.2m/sで、1年のなかでは弱い時期にあたります(気象庁・過去の気象データ検索 えりも岬 平年値、2026-10-14確認)。表の数字は例年の目安で、当日の予報ではありません。
| 月 | 平均風速(m/s) | 平均気温(℃) |
|---|---|---|
| 1月 | 9.9 | -1.8 |
| 2月 | 9.2 | -2.2 |
| 3月 | 8.7 | 0.1 |
| 4月 | 7.5 | 3.4 |
| 5月 | 7.2 | 7.2 |
| 6月 | 6.7 | 11.1 |
| 7月 | 6.4 | 15.2 |
| 8月 | 6.5 | 17.7 |
| 9月 | 7.1 | 16.9 |
| 10月 | 8.1 | 12.5 |
| 11月 | 9.8 | 6.8 |
| 12月 | 10.8 | 1.0 |
| 年 | 8.1 | 7.4 |
出発前に、気象庁の予報と道路情報で風を確かめてください。
新千歳空港や帯広から車でどのくらい?泊まる場所は?
風の館の交通アクセスのページには、マイカーでの目安が載っています。千歳空港から約200キロ・約3時間30分、札幌から約235キロ(高速道路を使って約4時間、一般道だと約4時間30分)、帯広から約130キロ・約2時間です(風の館・交通アクセス、最終更新2021年4月27日、2026-10-14確認)。これは公式の案内にある概数です。
新千歳空港から日高の海沿いを走って襟裳岬へ向かう道のりと、1日200kmで区切る場合の泊まる場所は、新千歳空港から襟裳岬へ、日高の海沿いを1日200kmで行くにまとめています。
襟裳岬周辺で泊まる場所、百人浜オートキャンプ場、車中泊についての公式の記載は、襟裳岬で車中泊はできる?風の館の公式記載と百人浜オートキャンプ場、泊まる場所にまとめています。
出発前に確認する点を並べます。
- 行く月が3月〜11月か(12〜2月は風の館が休館)
- 風の館の開館時間と入館締め切り(5〜8月は17:30、3・4・9〜11月は16:30)
- 当日の天気と風、荒天による臨時休館の有無(風の館 電話 01466-3-1133)
- 霧の予報(霧の日は館内モニターの映像になる)
- 帰りの運転。日没後に走る予定なら、エゾシカとの事故が増える時間帯を先に確認
最後の点について、エゾシカとの事故が増える秋の時間帯は北海道でエゾシカとの事故が増えるのはいつ?秋の多い時間帯・場所と連絡先で確認できます。
襟裳岬のアザラシは日本にどのくらいいる?環境省の資料に書かれていること
環境省北海道地方環境事務所の「えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画(第3期)[案]」の資料には、次の内容が書かれています。1970年代には確認個体数が全道で400頭未満まで減りましたが、その後増えて、北海道沿岸での最大上陸個体数は2008年に1,089頭まで回復したとあります(環境省・管理計画(第3期)案の資料(PDF)、2026-10-14確認)。
同じ資料では、2012年8月に絶滅危惧IB類から絶滅危惧II類へ評価が変わり、2015年9月には環境省のレッドリスト検討会が、準絶滅危惧が妥当との評価をした、と経過が説明されています。第3期計画の期間は2025年4月1日から2030年3月31日までで、管理の目的は、漁業被害を軽減しつつ、絶滅危惧種に戻らないようにすることです。観光資源として利用されている点も同資料に書かれています。
資料は案の段階のもので、確定版の数字や文言は環境省の公表で確認してください。頭数は「最大上陸個体数」であり、その時点の岬にいる数ではありません。
よくある質問(FAQ)
襟裳岬のアザラシはいつ見えますか?
風の館が開いている3月〜11月は、館内のテレビ型望遠鏡や展示のモニターで見られます。赤ちゃんと子育ての様子は6月中旬頃までと公式に書かれています(風の館・ゼニガタアザラシウォッチング情報、2026-10-14確認)。
どこで見えますか?
公式に案内されているのは風の館の中です。展示Bゾーンのアザラシウオッチングで、岬の岩礁の様子をリアルタイムで見られ、霧や岩場にいない時は隣のモニターで映像を見られます(風の館・展示ゾーン、2026-10-14確認)。
冬(12〜2月)は見られますか?
風の館は12〜2月が休館で、館内の望遠鏡は使えません(風の館・開館時間と入館料、2026-10-14確認)。
風の館の開館時間と入館料は?
5〜8月は9:00〜18:00(入館17:30まで)、3・4・9〜11月は9:00〜17:00(入館16:30まで)です。個人は大人・大学生300円、小・中・高校生200円、幼児は無料です(風の館・開館時間と入館料、2026-10-14確認)。
風が強い日は何に気をつければよいですか?
公式トップによると、襟裳岬は風速10メートル以上の風の吹く日が年間260日以上あります。アメダスの平年値では、5〜8月の平均風速が6.4〜7.2m/sと1年で弱く、12月の10.8m/sが最も強い月です(気象庁 えりも岬 平年値、2026-10-14確認)。当日の風と荒天による臨時休館の有無は、出発前に確認してください。