北海道の11月の気温と服装|上旬と下旬で別の季節。雪道になる地域とキャンピングカー旅の備え【2026】
北海道の11月は、上旬と下旬で季節がひとつ変わります。札幌の日最高気温の平年値は上旬11.8℃、下旬6.0℃。日最低気温は上旬4.0℃から下旬−0.4℃まで下がります。上旬は11地点すべてで日最低気温の平年値がプラスですが、下旬に入ると室蘭を除く10地点が氷点下。旭川の下旬には降雪の深さ合計42cm、最深積雪24cmの平年値が付いていて、内陸はもう雪道の月です。
目的別に読む
- ざっくり寒さを知りたい
- 行き先の朝晩の気温を調べたい
- 雪が降るか・積もるかを知りたい
- 雪道になる地域を知りたい
- 何を着ればいいか知りたい
- キャンピングカーの装備を確認したい
- 旅程の組み方を知りたい
- よくある質問を見たい
この記事は、気象庁の旬別平年値(1991〜2020年)を11地点で並べ、「上旬・中旬・下旬のどこで氷点下に入るか」「11月のうちに雪が積もる地域はどこか」を先に押さえたうえで、日中・朝晩・車中泊の服装と、キャンピングカーで11月に走るための備え(冬タイヤ・暖房・寝具・電源)をまとめます。
ひとつ前の月は北海道の10月の気温と服装の記事に、12月以降の本格的な冬は北海道の冬の気温と車中泊の装備の記事にあります。季節全体を先に見たい人はベストシーズンはいつかをまとめた記事が入口です。
11月に見られる紅葉やイルミネーション、閉まる道路と施設は、11月の北海道旅行で何ができるかをまとめた記事に、13か所の地図つきで並べています。
本文の気温は、断りがない限り気象庁ホームページの平年値(1991〜2020年)で、2026-09-24に確認した数字です。平年値は「例年の目安」であり、旅行当日の予報ではありません。出発前の1週間は、気象庁や各地の予報で最新の気温と雪の見込みを見てください。
11月の北海道はどのくらい寒い?上旬は晩秋、下旬は冬の入口です

札幌を基準にすると、11月上旬の気温は4月中旬とほぼ同じです。4月中旬の平年値が最高11.6℃・最低3.3℃、11月上旬が最高11.8℃・最低4.0℃。コートを着て歩く晩秋、と考えて差はありません。10月下旬(最高14.3℃・最低6.1℃)から見ても、まだ地続きの季節です。
下旬になると最高6.0℃・最低−0.4℃。3週間で最高気温が5.8℃、最低気温が4.4℃落ちて、3月下旬(最高6.5℃・最低−0.8℃)と同じ水準に入ります。冬の終わりと同じ気温が、冬の始まりに来る。12月上旬(最高3.5℃・最低−2.4℃)との差はもう2℃前後しかありません。
境目は中旬です。日最低気温の平年値が中旬に氷点下へ入るのは、富良野−2.3℃、千歳−1.7℃、旭川−1.6℃、帯広−1.1℃、釧路−0.5℃の5地点。下旬には函館−0.2℃、札幌−0.4℃、伊達−0.9℃、稚内−1.1℃、網走−1.8℃も加わり、プラスに残るのは室蘭の1.3℃だけになります。「11月の北海道」をひとつの数字で考えず、自分が走る旬の行を見てください。
行き先で朝の気温は6℃ちがう。11地点×旬別の表で確認
同じ下旬でも、太平洋側の室蘭は最低気温1.3℃、内陸の富良野は−4.6℃、新千歳空港に近い千歳は−4.5℃。朝の気温で5.9℃の差があります。新千歳空港で借りてそのまま富良野や旭川へ向かう人と、函館や洞爺湖を回る人では、朝晩の備えが1段階変わります。
下の表は、気象庁の旬別平年値から11月の上旬・中旬・下旬の日最高気温と日最低気温を11地点で並べたものです。数字は「最高/最低」の順、単位は℃です。
| 地点 | 11月上旬 最高/最低 | 11月中旬 最高/最低 | 11月下旬 最高/最低 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 11.8/4.0 | 8.4/1.3 | 6.0/−0.4 |
| 千歳(新千歳空港周辺)※1 | 11.9/1.1 | 8.8/−1.7 | 5.8/−4.5 |
| 函館 | 12.8/4.0 | 9.8/1.6 | 7.2/−0.2 |
| 室蘭 | 12.1/5.9 | 9.1/3.3 | 6.8/1.3 |
| 伊達(洞爺湖エリア)※2 | 12.2/3.6 | 9.3/1.2 | 6.2/−0.9 |
| 旭川 | 9.6/0.8 | 5.7/−1.6 | 3.3/−3.6 |
| 富良野 | 9.8/0.5 | 5.9/−2.3 | 3.4/−4.6 |
| 帯広 | 11.4/1.2 | 8.1/−1.1 | 5.7/−3.4 |
| 釧路 | 11.4/2.2 | 8.8/−0.5 | 6.6/−2.6 |
| 網走(知床方面の目安) | 10.6/2.8 | 7.3/0.3 | 5.0/−1.8 |
| 稚内 | 9.2/3.8 | 5.9/1.1 | 3.7/−1.1 |
表の読み方を3つだけ。ひとつ、最高気温は11地点とも上旬で9〜13℃台、下旬で3〜7℃台。日中でも一桁の気温が当たり前になり、10月のように昼だけ上着を脱ぐ場面はほぼなくなります。ふたつ、最低気温は上旬から下旬にかけて全地点で4.2〜5.6℃下がり、下旬は室蘭以外が氷点下。みっつ、千歳は下旬の最低気温が−4.5℃と、富良野に次いで低い数字です。空港の周りだから暖かい、という順番にはなっていません。
月単位の数字も添えます。11月の月平均気温は室蘭6.4℃、函館6.0℃、伊達5.4℃、札幌5.2℃に対して、旭川2.3℃、富良野2.1℃。日照時間の月合計は帯広168.2時間、釧路167.6時間と道東の太平洋側が長く、稚内は55.9時間、旭川は67.3時間です(気象庁ホームページ 月ごとの平年値)。
十勝や釧路は晴れる日が多いぶん朝は冷え込み、日中は日差しがある。道北と上川は雲が多く、日中も気温が上がりにくい。同じ寒さでも質が違います。
11月に雪は降る?積もる?初雪・初積雪・根雪の平年日で答えます

降ります。そして下旬には積もる地域が出てきます。札幌管区気象台が公表している平年値(1990年8月〜2020年7月)では、初雪(雪の初日)は稚内・旭川が10月19日、札幌10月28日、網走10月30日、帯広・函館11月1日、室蘭11月2日、釧路11月7日。11月に入る時点で、主要8地点の初雪の平年日は過ぎているか、1週間以内に来ます(札幌管区気象台「初雪などの平年値」)。
降る日数で見ると、11月に雪が観測される日数(雪日数)の平年値は稚内20.5日、旭川20.3日、札幌15.6日、網走14.5日、室蘭12.6日、函館11.8日、帯広9.8日、釧路5.7日(気象庁ホームページ 月ごとの平年値)。札幌でも月の半分は雪の降る日がある、と読めます。
旅の計画で効くのは、初雪より「積雪の初日」と「長期積雪(根雪)の初日」です。積雪の初日は日最深積雪が1cm以上になった最初の日で、平年値は旭川11月4日、札幌・稚内11月12日、網走11月17日、函館11月18日、帯広・室蘭11月24日、釧路12月1日。根雪の初日は旭川が11月24日、稚内12月3日、札幌12月6日、帯広12月7日、網走12月8日、函館12月19日、釧路12月30日、室蘭1月1日です(同出典)。
| 地点 | 初雪(雪の初日) | 積雪の初日 (日最深積雪1cm以上) | 長期積雪(根雪)の初日 |
|---|---|---|---|
| 稚内 | 10月19日 | 11月12日 | 12月3日 |
| 旭川 | 10月19日 | 11月4日 | 11月24日 |
| 札幌 | 10月28日 | 11月12日 | 12月6日 |
| 網走 | 10月30日 | 11月17日 | 12月8日 |
| 帯広 | 11月1日 | 11月24日 | 12月7日 |
| 函館 | 11月1日 | 11月18日 | 12月19日 |
| 室蘭 | 11月2日 | 11月24日 | 1月1日 |
| 釧路 | 11月7日 | 12月1日 | 12月30日 |
つまり11月は、旭川では上旬のうちに雪が積もり、下旬には根雪になる月です。札幌・稚内・網走・函館は中旬から下旬に初めて積もるものの、根雪になるのは12月に入ってからで、降っては融けるを繰り返します。帯広・室蘭・釧路は積もり始めが月末前後で、雪の量も少ない。
ただし積もらないことと凍らないことは別で、釧路の下旬の最低気温は−2.6℃、帯広は−3.4℃です。出発直前に初雪のニュースを見たときの旅程の動かし方は北海道の初雪はいつか、旅程にどう影響するかをまとめた記事にあります。
11月下旬に雪道になるのはどこ?旭川・富良野・道北は雪、札幌・函館は「降っては融ける」

旬ごとの降雪の深さ合計と最深積雪の平年値を並べると、地域差がはっきり出ます。下の表は「降雪の深さ合計(cm)/最深積雪(cm)」の順です。
| 地点 | 11月上旬 降雪合計/最深積雪 | 11月中旬 降雪合計/最深積雪 | 11月下旬 降雪合計/最深積雪 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 3/2 | 11/7 | 17/11 |
| 千歳(新千歳空港周辺)※1 | 2/1 | 1/1 | 8/5 |
| 函館 | 2/1 | 6/4 | 11/7 |
| 室蘭 | 0/0 | 1/1 | 4/2 |
| 伊達(洞爺湖エリア)※2 | —/— | —/— | —/— |
| 旭川 | 13/8 | 27/15 | 42/24 |
| 富良野 | 10/5 | 23/13 | 39/19 |
| 帯広 | 1/0 | 2/2 | 7/7 |
| 釧路 | 0/0 | 1/1 | 3/3 |
| 網走(知床方面の目安) | 1/1 | 5/3 | 7/5 |
| 稚内 | 4/2 | 17/10 | 21/12 |
下旬の降雪の深さ合計は旭川42cm、富良野39cm、稚内21cm、札幌17cm。最深積雪は旭川24cm、富良野19cm、稚内12cm、札幌11cm。旭川・富良野と道北は、11月下旬には雪道と凍結路面を前提にした旅になります。
札幌・函館・千歳は下旬に5〜11cmの最深積雪が付きますが、根雪の平年日は12月なので、朝は圧雪や凍結、日中は融けてぬれた路面、という日が交ざります。帯広・網走・釧路・室蘭は雪の量こそ少ないものの、最低気温は氷点下です。
雪道になるかどうかは、行き先と旬でここまで違います。11月中旬以降に内陸や道北を回るなら、借りる車が冬タイヤになっているかを予約前に確かめてください。レンタル各社の交換時期の考え方はスタッドレスタイヤの交換時期とレンタル各社の冬タイヤ対応に、駆動方式の選び方はキャンピングカーは4WDでないとダメかを扱った記事にまとめています。
何を着ればいい?日中・朝晩・車中泊の3つの場面で分けると迷いません
気温を服に置き換えるとき、11月で失敗しやすいのは「秋物で行って、下旬の朝に凍える」パターンです。千歳の下旬は最高5.8℃・最低−4.5℃と、1日の中に10.3℃の開きがあります。1日をひとつの服装で通そうとせず、場面で分けます。
日中の運転・観光(最高気温3〜13℃)
上旬の最高気温は函館12.8℃、室蘭12.1℃、札幌11.8℃、旭川9.6℃、稚内9.2℃。厚手のニットかフリースの上に、風を通さないコートかダウンを重ねる冬の服装で行ってください。車内は暖房が効くので運転中は1枚脱ぎ、車を降りるときに着る、という動きになります。
下旬は最高気温が3〜7℃台(旭川3.3℃、富良野3.4℃、稚内3.7℃、札幌6.0℃、函館7.2℃)。日中でも真冬のコートかダウンジャケットが要り、手袋とニット帽は「朝晩用」ではなく「日中も使うもの」に変わります。釧路・室蘭・稚内は下旬の平均風速の平年値が5〜6m/sあり(同じ旬別平年値のページ)、海沿いでは体感が数字より下がります。首元を覆うものを1つ。
朝晩の外出・道の駅での支度(最低気温−4.6〜5.9℃)
買い出し、温泉からの帰り、朝のトイレと支度。外に出る時間は朝晩に集まり、そこで効くのが最低気温です。上旬は富良野0.5℃、旭川0.8℃、千歳1.1℃、帯広1.2℃と内陸で0〜1℃台、道南と太平洋側は札幌4.0℃、函館4.0℃、室蘭5.9℃。霜が降りる朝がある、と考えた服装で足ります。
下旬は富良野−4.6℃、千歳−4.5℃、旭川−3.6℃、帯広−3.4℃、釧路−2.6℃。ダウンジャケットに手袋、ニット帽、そして靴です。積雪の初日の平年値が旭川で11月4日、札幌で11月12日なので、中旬以降は駐車場の足元が凍っている朝を前提に、滑りにくい靴底のものを履いてください。底が平らなスニーカーは、凍った路面で滑ります。
車中泊の夜(就寝から起床まで)
寝ている時間は、その日の最低気温の時間帯をまるごと車内で過ごします。服の面で言えることは、寝間着は薄手の長袖長ズボンにして、厚手の靴下を1組足すこと。厚着で寝ると寝具の中で汗をかき、明け方に冷えます。暖房と寝具で調整し、服は薄めに。装備の話は次で扱います。
旬ごとに持ち物を言い切ると、こうなります。
- 上旬:厚手ニットかフリース+防風のコートかライトダウン。手袋・ニット帽は荷物に入れておく
- 中旬:内陸・道東はダウンジャケットに切り替え。手袋・ニット帽は車内のすぐ届く場所へ
- 下旬:全地点で真冬のコートかダウン。手袋・ニット帽・首元の防寒を常時、靴は滑りにくい底のもの
- 車中泊:寝間着は薄手、厚手の靴下を1組追加。厚着で寝ない
氷点下の夜が来る。11月のキャンピングカーに要るのは冬タイヤ・暖房・寝具・電源の4つ
11月下旬の千歳・富良野・旭川・帯広の最低気温は、平年値で−3.4〜−4.6℃。この夜を車の中で過ごす前提で、装備を4つに絞ります。車内が何度まで下がるかは車種と停める場所で変わり、実測データがないので書きません。「外気が氷点下の夜に何があれば眠れて、翌朝走り出せるか」で整理します。
1. 冬タイヤ:11月中旬以降は「利用日に装着済みか」を予約前に確認
11月は夏タイヤから冬タイヤへの切り替えが進む月で、レンタル会社によって交換のタイミングが違います。積雪の初日の平年値が旭川11月4日、札幌11月12日であることを考えると、中旬以降の予約は「利用日に冬タイヤが付いているか」を予約前に確かめるのが先です。各社の対応は上で挙げたスタッドレスタイヤの記事に、冬タイヤの上でも効く駆動方式の話は4WDの記事に譲ります。
2. 暖房:FFヒーターの有無で、中旬以降の内陸に行けるかどうかが決まる
エンジンを止めたまま使える暖房がFFヒーターです。エンジンをかけたまま寝るのは騒音と排気の面で避けたい方法なので、FFヒーターのない車で下旬の旭川や富良野に泊まるのは、選択肢から外してください。上旬の道南・太平洋側なら寝具だけで乗り切る人もいますが、それでも朝は0〜6℃台。仕組みと使い方、燃料の考え方はFFヒーターの仕組みと使い方をまとめた記事で確認できます。
3. 寝具:人数分の組数と厚さを数字で聞く
寝具は会社によって「毛布1枚」から「冬用シュラフ」まで幅があります。下旬の内陸でFFヒーターを弱く回しながら寝るなら、毛布1枚では足りない人が出ます。標準で何組付くか、追加貸出があるか、持ち込みの寝袋を積む場所があるか、の3点を予約前に。何を確認すれば暖かく眠れるかは冬の北海道キャンピングカー車中泊で暖かく眠るために確認することをまとめた記事が1つずつ扱っています。
4. 電源:連泊なら、外部電源が取れる泊地を1泊はさむ
FFヒーターの送風、照明、スマートフォンの充電はサブバッテリーから電気を使います。寒い夜が2〜3泊続くと使う量が増えるので、3泊以上なら途中で電源付きのRVパークやキャンプ場を1泊はさんでください。
冬季休業する施設があるので、泊まる予定の場所の営業期間は公式サイトで出発前に確認を。冬も開いている車中泊の場所は北海道で冬に車中泊できるRVパーク・道の駅13施設を公式サイトで確認した記事と、冬も開いているキャンプ場5件を確認した記事にまとめました。
もうひとつ、水です。下旬の氷点下の夜は、給水タンクと配管が凍る前提で使い方を決めます。外気温から水・電気・ガス・結露に何が起きるかの読み方は、冒頭で挙げた冬の気温の記事で扱っているので、下旬に内陸へ行く人はそちらも読んでおいてください。
レンタル会社を比較するときに見る5つの項目
上の4点を、比較のときの確認事項に言い換えるとこうなります。
- 冬タイヤ:利用日に装着済みか。11月中旬以降に内陸・道北を回るなら、装着済みの車に絞る
- 暖房装備:FFヒーターが標準か、オプションか、非搭載か
- 寝具:標準で何組・どの厚さが付くか。追加貸出の有無と、持ち込み寝袋の収納スペース
- 電源:外部電源入力の有無、家電が使えるコンセント、サブバッテリーの目安容量
- 貸出期間と冬季の条件:11月に貸し出しているか、雪道走行に条件があるか(予約画面と公式サイトで確認)
この5つは車種ページや料金表に書かれていないことが多く、問い合わせで確認する項目になりがちです。当サイトの比較ページで暖房や装備の条件を見比べ、候補を2〜3社に絞ってから各社の公式サイトで最終確認する流れが早いです。
11月に走るなら旅程で守ることは3つ。明るいうちに着く、峠は昼に越える、朝の予報を見る
明るいうちに着く。札幌の日の入りは11月1日が16時27分、30日は16時01分です(国立天文台暦計算室「日の出入り」札幌 2026年11月)。泊地には15時台に着く計画にすると、暗くなる前に給水と買い出しを終えられます。日没後の郊外路は動物の飛び出しも見えにくいので、走るのは明るい時間に寄せてください。
峠は昼に越える。標高の高い峠は平地より早く雪になり、冬季通行止めに入る区間もあります。早朝と夜の峠越えを避け、出発前に国土交通省「道路情報提供システム」の北海道のページで規制を確認してください。1日の走行距離を短くし、日程を詰めすぎないことが、雪の月の一番の安全策です。雪道の運転そのものへの不安は冬の北海道キャンピングカー旅の不安をまとめた記事で一つずつ答えています。
朝の予報を見る。平年値は30年の平均で、11月は年による差が大きい月です。毎朝、気象庁の予報で最低気温と降雪の見込みを見て、その日の峠越えと泊地を決めてください。
それでも11月に走る理由はあります。下旬の札幌の最低気温は−0.4℃で、1月の−6.4℃より6℃高い。本格的な冬より一段軽い寒さで、雪景色の入口だけを見られる月です。上旬なら冬装備が初めての人でも道南・太平洋側を回れますし、下旬に内陸へ入れば根雪になる直前の街と山を見られます。冬に入ってからの楽しみは冬の北海道にしかないこと43件をまとめた記事にあります。
よくある質問(FAQ)
北海道の11月は寒いですか?
上旬と下旬で答えが変わります。札幌の平年値(1991〜2020年)は上旬が最高11.8℃・最低4.0℃、下旬が最高6.0℃・最低−0.4℃。上旬は冬物のコートで歩ける晩秋、下旬は内陸で最低気温が−3〜−5℃台になる冬の入口です(気象庁ホームページ)。
11月上旬と下旬では、どのくらい違いますか?
札幌で最高気温が5.8℃、最低気温が4.4℃下がります。上旬は11地点すべてで日最低気温の平年値がプラス、下旬は室蘭以外の10地点が氷点下です。中旬に氷点下へ入るのは富良野・千歳・旭川・帯広・釧路の5地点で、内陸と道東が先に冬になります。
11月の北海道で雪は積もりますか?
地域によります。積雪の初日(日最深積雪1cm以上)の平年値は旭川11月4日、札幌・稚内11月12日、網走11月17日、函館11月18日、帯広・室蘭11月24日、釧路12月1日。根雪の初日は旭川の11月24日を除いて12月以降です(札幌管区気象台「初雪などの平年値」)。旭川・富良野と道北は下旬に雪道、札幌・函館は降っては融ける、と考えてください。
11月の服装にダウンジャケットは必要ですか?
下旬に行くなら必要です。上旬の道南・太平洋側(函館の上旬最低4.0℃、室蘭5.9℃)は厚手のコートで足りる日が多いですが、下旬は全地点で日中も一桁、朝は氷点下前後になります。行き先を問わず、ダウンと手袋・ニット帽を積んでください。
11月にキャンピングカーで車中泊できますか?
装備しだいです。FFヒーターが付き、寝具が人数分そろい、冬タイヤが装着済みなら、下旬の内陸でも眠れて走れます。逆にFFヒーターのない車や夏タイヤの車で、11月中旬以降の旭川・富良野へ向かうのは避けてください。予約前に冬タイヤ・暖房・寝具・電源・貸出条件の5点を確認する、が答えです。
新千歳空港で借りる場合、11月はどこへ行くのが無理がないですか?
千歳自体の下旬の最低気温が−4.5℃なので、出発地点から冬の備えが要ります。そのうえで、朝の寒さが軽いのは道南・太平洋側(室蘭1.3℃、函館−0.2℃、伊達−0.9℃)、厳しいのは富良野−4.6℃、旭川−3.6℃、帯広−3.4℃です。冬装備が初めてなら道南側、雪景色が目的なら内陸、と行き先で装備の水準を決めてください。